東京農業大学第一高等学校中等部 2025学校説明会レポート

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東京農業大学第一高等学校中等部の学校説明会に行ってまいりました!
大学合格実績がほぼ右肩上がりとなっている中、昨年度から完全中高一貫化。受験生からの人気がかなり高まっている学校です。
最新の入試情報や学校の現況をぜひご覧ください!

目次

校長からの学校紹介

シンボルツリー:
中高ともに校章は桜。文化祭は桜花祭・体育祭を桜スポーツフェスティバルと呼称するように、
いろいろなところに「」が使われます。
学校の住所も「世田谷区“桜”3丁目」となっています!

教育理念:知耕実学
「本物に近いものに触れることによって、そこから知を輝かせる」という意味合いだそうです。
体感した現象に対して仮説を立てて、再び実験をする…というプロセスを繰り返し、思考力を伸ばしていきます。
たとえば中1では、稲作の実習や北海道東部での自然体験研修に学年全員が参加します!
ここで得た「見て、触れる」体験は、中1から高1にかけての課題研究に活かされます。

教育目標:夢の創造と実現
知識の蓄積力において、人はAIには勝てません。
万物が情報化する時代を生きていくには、知識力の先にある創造スキルを磨く必要があります。
校長曰く、「生徒には、『知耕実学』を通して得た思考力・判断力を通して、
与えられた知識を活かしながら行動・表現する能力を得てもらいたい」とのことでした。

スローガン:共創し、新たなステージへ
PISA調査を行っているOECDが、Education 2030で「共同エージェンシー」といった言葉を使っています。
これは「教えと学びの過程の中で、教師と生徒が協働して創っていくこと」という意味です。
農大一中はこの共同エージェンシーという概念を「共創」と呼んで大切にしています。
先生をはじめ、先人たちや史料の中の偉人たちとも「共に」学ぶ姿勢が、
生徒や学校にとっての「新たなステージ」を作っていくとのことでした。

2025年度入試結果

農大一中は2025年から2/1午前の入試を始めました。初年度から4.2倍と高倍率でのスタートを切っています。
2/4(第3回)は記述問題が多めで思考力の問われる入試となり、7.2倍という狭き門になりました!
また、特徴的だったのは算数の難化です。
2/1午後(第2回)の算数は問題のレベルが上がり、2/2(第3回)の算数は前年よりも大問を1つ増やしました。
この影響か、合格者・入学者ともに男女比が逆転。例年女子の方がやや多かったのですが、今回は男子の人数が女子の人数を上回ったそうです!

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2026年度入試概要・出題傾向

第2回・第3回の午後入試は集合時間を2つの時刻から選択可能。事前登録不要です。

第1回 2/1AM 定員約40名
試験科目:4科(国語・算数各100点満点、理科・社会各80点満点)
志望度が高く、総合的な力を持ち、学校の中心となって活躍する生徒が求められます。

国語:[1]漢字 [2][3]説明文または随筆・物語文 各文章の文字数は4000字程度、記述あり
基礎力と長文への慣れが必要です。
算数:大問5~6つ
考え方を書く等の記述問題は無し。基本的問題を正確に素早く処理できるかが試されます。
理科:大問4つ(物理・化学・生物・地学から1題ずつ)
選択問題中心で、記述もあり。グラフの読み取りも出ます。
社会:例年通り
地理・歴史・公民から均等に出題。地理・歴史分野で1行程度の記述があります。

第2回 2/1日PM 定員約85名
試験科目:算数・国語 または 算数・理科(各100点満点、算数は共通問題)
※受験科目は出願時に選択

国語:[1]漢字 [2][3]説明文または随筆文 各文章の文字数は4000字程度、記述なし
算数:大問5~6つ 記述問題無し。2024年以前と比べて問題数は変わらず、難易度が上昇
理科:大問4つ(物理・化学・生物・地学から1題ずつ) 例年通り

第3回 2/2日PM 定員約60名
試験科目:算数・国語 または 算数・理科(算数150点満点、国語・理科各100点満点、算数は共通問題)
※受験科目は出願時に選択

国語:第2回と出題傾向は同じで記述あり
算数:大問5~6つ 2024年以前と比べて難易度は変わらず、問題数が増加
理科:第2回と出題傾向は同じ

第4回 2/4日AM 定員約15名
試験科目:4科(各100点満点)

国語:[1]漢字 [2]説明文または随筆 [3]物語文 各文章の文字数は4000字程度、記述あり
算数:大問5~6つ 記述問題あり。理解してきたことを運用して表現する力が試されます。
理科:大問4つ(物理・化学・生物・地学から1題ずつ) 記述だけでなくグラフ作図問題も出る可能性があります。
社会:例年通り 地理・歴史・公民から均等に出題。公民は記述多め。2/1AMの問題とコンセプトは一緒で、問い方が違います。

農大一中の取り組み

「農」に触れる実習           
農業系大学の附属校ならではの、農業に関する様々な実習に参加できます。
中1で参加する北海道自然体験研修では、3泊4日の滞在を通して自然と農業に深く触れます。
新巻鮭を作ったり、じゃがいも等農作物の収穫を行ったり、さらには熊の生息地を訪れたりもします!
中3になると、農大の食品加工技術センターで、数ヶ月かけての味噌作りを体験します。
さらに高1の希望者は醬油作りも行うことができ、発酵についてより深く学べます!

 

一中一高ゼミ              
放課後に中高合同で開くゼミ形式の講座があります。
「映画予告編をひたすら見る」「マインクラフトで人生ゲームを作る」など、
指導教員の「好き」「得意」がそのまま講義になったようなゼミはとてもユニーク!
一見勉強と関係のなさそうなところに潜む学びを発掘できます。
成果がまとまれば外部コンテストで発表することもあるそうです!

 

課題研究                
中1~高1の期間、興味のあるテーマを各自で研究します。
生徒同士で発表の相互評価を行うことにより、今後の学びや進路を考えるきっかけが生まれます。
最終的には論文・ポスター・プレゼンなど、ほぼ大学の卒論発表のような形式で発表します。

 

思いを形にする力            
現在、生徒が段ボールで作った恐竜のモニュメントが、ラウンジに堂々と置かれています!
このように、農大一中には「思いを形にしたい」と思わせるリベラルな校風があります。
学年の95%が何らかの部活動に参加しており、どのクラブも活発。
そして、広々とした自習スペースや間仕切りつきの自習室が、部活と勉強の両立を助けてくれます。

 

稲花生を迎えて             
現在の中1生のうち、およそ5人に1人が稲花小からの内部進学者です。
中学受験を経験していない子どもたちを生徒に迎えるのは、農大一中にとって新しい試み。
内部生と中学入学生は互いに助け合い、力を磨き合っています。
「いい化学反応が起きている。今後もそれが加速していくだろう」とのことでした。

 

新3号館完成までもう少し        
2026年秋に完成予定です!
大講義室・図書館・生物実験室・化学実験室・教科研究室・プレイコート等が入る予定です。
大講義室は1学年全員が座れる座席数が確保されます。
地下1階にはホワイエがあり、フリースペースとして使えます。小さな発表も可能です。
図書館は1階に作られ、廊下のように通り抜けのできる空間になります。
3階にはサイエンスストリートという理科の展示場所ができるそうです。研究結果を発表する場所も作られます!

まとめ

自由な雰囲気でありながらしっかりと大学合格実績が躍進している背景には、
生徒が学びを好きになる多くのプログラムがあることが分かりました!
たくさんの体験の場がありながら息苦しさを全く感じさせない、
そのバランス感が絶妙な学校と言えるでしょう。

説明会後は少し校内を見学させていただきました!
通常教室は天井がやや高めでかなり落ち着きます。
図書室は2026年に新校舎に移転予定だそうですが、
「今も十分すごい!」と思える蔵書数、そして開放感がありました。
ピアノ付きの音楽室が2つあることも驚き。副教科にも余念がありません。

授業見学会や学校説明会は4月から12月までほぼ毎月開催されています。
ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか?

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