巣鴨中学校の学校説明会に参加してきました!入試のポイントだけでなく、学校として力を入れている国際教育についても詳しくお話を聞いてきました。巣鴨中学校をお考えの方は、ぜひご覧ください!
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大切にしている考え
大学進学が最終目標ではなく、その先にある社会で何が出来るかが本当の目標であるため、「現在から大学受験」ではなく「将来・社会から現在」を見てほしいというメッセージを出しており、
また、生徒たちには社会に出て活躍するリーダーになってほしいという想いから、社会で活躍する土台を作る大事な期間として中等教育の6年間を考えています。
そのためには、確固たる意志、説明力、肉体的な力、精神力、共感力が大切だと考えており、巣鴨中学校で仲間と切磋琢磨しながら学業・部活・行事を通して高めていってほしい、
目の前の大海を前にしても、対岸へ漕ぎ出す勇気や力を持たせたいという願いや期待を込めて、生徒たちの指導にあたっています。
学校生活
クラス編成について、中1・中2は均等に分けられた5クラス編成ですが、中3では数学クラスが1クラス設けられます。巣鴨中学校は伝統的に理系志望が多く、数学が好きで得意な生徒も多いため、数学クラスが設けられています。これは、「自分の好きを、とことん突き詰めてほしい」という考えによるもので、地理オリンピックや数学オリンピックの講座も用意されています。毎月のように行っている様々な学校行事も、十人十色の生徒が活躍できる場を作りたいという学校の想いが反映されています。
また、文化祭では毎年新しい取り組みを行っています。昨年は仮想の校舎で鬼ごっこができるゲームをマインクラフトで作成、今年はVRを使ったeスポーツを実施予定です。
国際教育
巣鴨中学校は、将来は世界で活躍したい!という生徒にお勧めの学校として紹介されることが多く、イギリスの名門「イートン校」で3週間過ごすプログラムもあります。
海外はハードルが高い…という生徒やご家庭向けの国内プログラムも用意されており、オクスフォード大学やケンブリッジ大学などの出身で、世界的に活躍している講師を招き、6日間で多様な体験をしてもらいます。
例えば「ダブルヒーリックス:トランスレーショナルメディスン」というプログラムでは、医師を志す生徒が学校の垣根を超えて多数招かれ、オクスフォードの大学病院の先生や国境なき医師団の経験がある先生など共に活動することが出来ます。
入試について
Ⅰ期~Ⅲ期、算数選抜いずれも合格には60点程度の得点が必要になります。全部の回とも4科目合計点で合否が決まり、科目ごとの足切り点はありません。
算数は式の記入欄が大きく、途中式も採点対象となります。式の記入欄には、答えにたどり着くまでの自分の考えがわかれば、図や数直線など何を書いても良く、部分点も含めて細かく採点がされます。例え答えが合っていても、答えしか書いていない場合は点数は低くなるため、日頃から自分の考えを式で書く練習をするなど、対策が重要となってきます。
国語は、「あなたの考えを書きなさい」といった記述形式は出題されず、基本的な問題が出題されます。そのため、本文の中にある答えの手がかりを見つけ出せるかが重要です。「ただ読むだけでなく、文章の意味を読み取れているか」を日頃の勉強でも確認していく必要があります。
理科は物理・化学・生物・地学で、それぞれ独立して出題されます。分野融合の問題や、特殊な問題は出題されません。社会も理科同様に分野融合や特殊な問題は出題されず、地理・歴史・公民でそれぞれ独立して出題がされます。理科と社会ともに、中学受験に必要な「地力」が身についているかが問われます。
まとめ
説明会では「努力主義」という言葉も出てきました。これは、「大人になってからも努力を積み重ねられる力が、夢を見る力となる」という、学校の根幹を成す信念とのことです。中等教育6年間は社会で活躍するための土台であり、将来・社会から現在を見てほしいという考えにも、この信念は強くあらわれていると感じました。
また、数学クラスや地理オリンピック講座、多様な学校行事、ジャンルの広い国際教育などから、自分の好きなことや興味のあることをとことん突き詰めてほしい、という学校の願いを汲み取ることができました。様々な機会や経験に接して、自分の好きなこと、得意なこと、興味あることを見つけられる環境が整っていると感じました。