中央大学附属中学校 2024学校説明会レポート

中央大学附属中学校の学校説明会に出席してきました。
自由な雰囲気の中で、個性豊かな生徒たちがのびのびと学校生活を送っています。
主に2024年度入試と教育内容について詳しくご紹介いたします。ぜひご覧ください!

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目次

校長先生より

石田校長先生からお話がありました。

中学・高校は10代という多感な時期を過ごす場所であり、その校風は生徒の考えや生き方に影響を与え、進路を決定づけるものとなります。
中附生の4人に1人は中央大学法学部に進学しますが、中には高校在学中に起業する生徒もいます。それは中附の自由な校風と関わりがあります。
中附生は受験勉強に追われることなく個性を伸ばし、自分自身で考えることを重視した授業を受けています。
将来の見通しが困難なこの時代において、中附生は新しいビジネスを生み出し、新時代を切り開いていくことでしょう。

2024年度中学入試結果

◇合格者得点◇
共学校として男女の割合が同程度になるように調整してきた結果、男女の得点差は拡大傾向にある。(女子のほうが高い)
合格者最低点を見ると、2020年度の男女差は第1回で3点、第2回で8点だった。その差は年々開き続け、2024年度では第1回・第2回ともに19点差となっている。
そこで、第1回において男子の合格者を5名減らし、女子の合格者を3名増やしたが、入学手続者は男子1名減少・女子4名増加と、女子が多い結果となった。
これを受けて第2回の合格者を男女ともに減らしたことで、第2回は厳しい入試となった。
→第2回実質倍率:女子8.21倍 男子3.58倍

おそらく2025年度も同様の動きになると予想される。志望度が高いなら第1回を受験しておく必要あり。
ただし、2024年度は繰上合格者が多かったため、2025年度は第2回の合格者を増やす予定とのこと。

 
◇応募者◇
2023年度に比べ、男女ともに応募者数合計が減少
 男子:第1回・第2回とも減少
 女子:第1回は増加、第2回は減少

 
◇志望度◇
入学者のうち、中附が第一志望だった生徒は例年より少なくなっており、今までの入学辞退者の進学先はGMARCH附属が多かったのに対し、2024年度は慶應義塾中等部浦和明の星中学校吉祥女子中学校などが挙がっている。
また、入学者の学力調査(国数英)の結果も上昇しているとのこと。
これらのことから、入試においてチャレンジ層が減り、中上位層が増えていると考えられる。

各模試の偏差値も上がっており、2025年度も学力の高い生徒が受験すると予想される。
ただし、試験問題を難しくする予定はないとのこと。

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SSHに関する教育内容

2024年度でSSH指定校Ⅱ期目(6年目)となります。
中附はSSH指定校としては珍しく、理工系学部進学率が約1割の学校です。高3で文理選択をし、文系8クラス・理系2クラスに分かれます。
そうした中で理工系・科学技術系の人材を育成するために、以下のような取り組みを行っています。

 
◇自然科学×英語◇
自分→自分の街→自分の学校→日本→世界というように、自分を中心として範囲を広げていき、表現活動をしています。Project in English for Scienceという活動です。
英語での自己表現力を磨き、アウトプット力をつけることを目標としています。

 
◇探究×英語◇
「教養総合」という科目では、自身の研究した内容を日本語だけでなく英語でも発表します。それによって、生徒の英語力向上と新たな気付きを得ることが期待できます。

例えば、高3理系の卒業研究では研究内容を英語でポスターにまとめて発表し、質疑応答を行います。
他校で行われる「英語による科学研究発表会」にも参加し、他校生ともポスターセッションなどを通じて交流します。中附が主催して、他校に来てもらうこともあるそうです。

また、自然科学研究が盛んなハワイでの研修も用意されています。
現地の高校生と研究発表会をしたり、天文学研究所やハワイ大学に訪れたりして見識を深めます。

 
◇数学で読み解く現代社会◇
これからの時代において、文系生徒であっても科学技術系人材としての資質が必要であるという考えをもとに、高3文系を対象に2024年度に新設されました。
ここでは高校の数学・情報の学習内容を土台として、実社会で活かせる内容を横断的に学習します。具体的には確率統計・線形代数・微分など、AI・データサイエンスに関する内容を扱っているそうです。
座学と並行し、実習として、生徒自身が関心を持っている事柄について数学的な観点から分析をします。今後は校外コンペにも出場できるような生徒を育てていきます。

また、2027年度には中央大学に「健康スポーツ科学部」「農業情報学部」(いずれも仮称)が新設されます。これらは文理融合・分野横断型の学部であるため、文理の枠を越えて活躍できる科学系人材の育成を目指して高大連携を進めます。

まとめ

中附では、理系進学者が少ない中でも、SSH指定校としてさまざまな授業を展開しています。文系・理系どちらを目指していても、その後の人生において必要な土台を作り、資質を身につけることができる学校です。
近年はSSHや帰国生、総合型選抜などの影響で外部進学者も増えているそうです。
規則に縛られずに自分の人生を作り上げたいという方は、ぜひ説明会に足を運んでみてください!

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