A. 最初から最後まで家庭教師一本で中学受験に取り組む場合
の具体的なご利用方法について説明いたします。
これから受験をお考えの方、現在の塾通いに疑問や不安をお感じの方はご参考にされてください。
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スタートが遅れてしまっても、家庭教師なら効率的な学習で取り返すことができます
すでに5年生になっているお子さんのご家庭から「今から中学入試の勉強を始めても間に合いますか?」という質問をいただくことがあります。もちろん安請け合いはできません。20年も前なら、5年生から塾通いを始めて難関校に合格されるお子さんは決して珍しくありませんでしたが、今はそれが非常に難しくなっているのです。
昨今の中学入試は、以前より扱われる知識量が増え、出題方法にも工夫が凝らされるようになってきました。そのためでしょうか、大手塾のカリキュラムには、5年生までに入試に必要な内容のほとんどを終え、6年生の早い時期から応用、演習中心の授業に変更するという傾向が顕著に表れています。そうした「前倒し」のカリキュラムの中に突然放り込まれたお子さんの苦労は「推して知るべし」です。それどころか、意中の塾の入会テストに合格できず、何度もチャレンジしているうちに貴重な時間を失ってしまったという場合すらあるのです。
このように、他の方より遅い時期(具体的に言えば5年生の夏以降)から塾での勉強をスタートすることには不利がともなうのが普通です。とはいえ、せっかくお子さんがやる気になったのですから、ぜひ夢を実現させてあげたいというのが親心だと思います。そこでプロの家庭教師を利用して、お子さんに合わせたラインから学習をスタートさせ、できるだけ早く受験の流れに乗ることを考えてはいかがでしょうか。
プロの家庭教師であれば、数回の授業でお子さんの状況を把握し、いつまでに、何を、どういうふうに進めて行けばいいのか計画を立てることができます。授業の復習の時間、お子さんが自力で進めていくべき学習の時間などを按配し、週単位での学習スケジュールを確定します。先生はただ勉強を教えに来るのではなく、お子さんの学習全てをマネジメントいたします。もちろん家庭学習課題は多くなりますが、それは全員一律である塾の宿題とは違い、そのときのお子さんに一番必要な内容を厳選した無駄のないものです。プロ家庭教師による効率学習は、お子さんの不利を回避するのに最適な方法なのです。
その家庭教師をフォローしているのが代々木進学会のスタッフです。本部には受験情報に精通したスタッフが常駐し、学校情報のご提示や模擬のご案内はもちろん、個別相談、面接練習などもご希望があれば承ります。安心してお任せください。
早めのスタートから「無理のない受験」をめざすこともできます
低学年から塾に通い始めるお子さんが増えています。その背景にはあるのは、少子化による塾の生存競争です。お客様に少しでも長く在籍していただこうというのは経営戦略としては当たり前のことですね。そこで「早い時期にお入りになったお子さんのほうがゆとりのある受験ができる。先に行って成績が伸びやすいし、難関校の合格率も高い」というような売り文句も出てくるのですが、果たして現実はどうなのでしょうか。
もちろん、早くから入塾してそのまま順調に学習を進め、めでたく志望校に合格される方もいらっしゃると思います。しかし、私たちが日々お受けしているご相談の中には、「3(4)年生までは上位のクラスだったのに、4(5)年生になってからはクラスが落ちる一方で・・・」といういわゆる「伸び悩み」に関するご相談が非常に多くなっているのも事実です。そしてそのほとんどの方は、「子供は変わらず真面目にやっているのですが・・・」と仰られます。
低学年クラスの人数を確保したいためか、お子さんの先の伸びも見込んでいるためか、(おそらくその両方の理由で)低学年の入会テストは易しく、合格の基準も低く設定されています。また、低学年の学習内容はきちんと勉強したかどうかで差がつくため、真面目にこつこつ努力するお子さんが上位に行きやすいという傾向があります。つまり、低学年のうちは、「努力に対する評価」を「実力の評価」と勘違いしてしまうおそれがあります。そこへ4(5)年生にもなると、はるかに厳しくなった入会基準をクリアしたお子さん(他塾のトップクラスだった方もたくさんいます)がレベルを押し上げてしまいます。実力的には伸び悩んでいるわけではないのにお子さんの相対的位置は下がる、という現象はこうして生まれてくるわけです。
結論から言えば、集団塾に早めに入会したからといって、必ずしも上位クラスが約束されているわけではなく、ましてや、ゆとりを持った精神状態でじっくり受験勉強に取り組めるとは限らないわけです。もし「1年生から入会したお子さんの難関校合格率が高い」のが事実だとしても、それは「希望の学校には届かないと判断されたお子さんが途中で退会して分母が小さくなっていくからだ」ということが言えるかもしれません。
集団塾の競争主義、次から次へカリキュラムを進めていく一方通行的な指導方法には、それが合うお子さんと合わないお子さんがいらっしゃいます。本当の意味での「伸び伸び受験」を目指すのなら、集団塾ではなく、個別指導による受験を選択されるのが最良の手です。といって、巷にあふれる個別指導塾では、低学年のうちはアルバイトの学生講師あたりでお茶を濁されてしまったりもします。学年に関わらず、受験を知り抜いたプロ家庭教師に任せるのが一番です。「伸び伸び受験」を具体的に言い換えると、「お子さんの理解度、成長度に合わせた無理のない指導」ということになります。経験の乏しい者、指導技術の身についていない者にそれはできません。
具体的には、短い期間、例えば2か月程度をひとつの単位として考え、お子さんの理解度、定着度を見ながら次はどこに進むか、あるいはどこまで戻って復習するかを決めていきます。「ここはもっと演習が必要だ」と判断した分野は定着するまで繰り返すことができますし、「今説明しても不完全燃焼になる」と判断した分野は先送りにしてしまうことも可能です。そのつど科目間のバランスも調節します。例えば「割合」のような算数の最重要範囲を扱うときには他の科目をやや抑え目にすることができますし、それが不安であれば、「割合」は夏休みなどを利用して定着させるという方法もあります。
家庭教師完全指導コースでは、こうした柔軟な学習マネジメントに加えて、時間や曜日が自由に設定できるのですから、塾を優先するために犠牲にしなければならないことを可能な限り減らすことができます。受験はしたいが小学校生活は楽しく過ごしてほしいとお考えの方は、ぜひ家庭教師完全指導コースでの受験をご検討ください。
公立中高一貫校の入試対策は家庭教師にお任せください
近年人気を集めているのが公立中高一貫校です。
東京都の場合、2015年度の受験倍率は全体で6.2倍(実質倍率)にも昇りました。しかし、その入試問題(適性検査)は非常にユニークな形式で、一般的な私立中学の入試問題とはまったく違っているため、ご家庭での対策に困っているというご相談もよくいただくようになりました。
公立中高一貫校の専門コースを設ける塾も増えてきましたが、偏差値が10も違うお子さんが同じ教室で同じ授業を受けていたり、塾の教務や講師に十分なノウハウが蓄積されていなかったりするケースがまだ多いようです。といって個別塾などに通っても、一貫校側が求めている能力を本当に育てられるレベルの講師が果たしてどれだけいるものでしょうか・・・。
公立中高一貫校が求めているのは、「ややこしい諸条件を整理して正しく理解できる情報受容能力」「柔軟な発想力や粘り強い作業力」、そして「作文力、文章構成力を含め、考えたことを的確な表現で伝えられるプレゼンテーション能力」です。適性検査の問題もその線に沿って作成されており、実際に解かせてみると、お子さんによる向き不向きの差は非常に大きいようです。
そのせいでしょうか、「一貫校の受験では、もともと頭のいい子は塾になど行かなくて受かる」という声をよく聞きます。ある意味では正しい指摘ですが、誤解を招きやすい表現でもあります。素質に恵まれたお子さんがぽっと出かけていって合格できるという意味ではなく、ご家庭できちんとした対策が打てるのであれば、塾にむだな時間やお金をかける必要はないということです。
そこでプロ家庭教師という選択肢が浮かび上がってきます。6年生の1年間、週1回2時間以上のお時間をいただければ、志望校の過去問に加え、類似問題を出してくる学校の過去問を5~6校分、対策問題集を2~3冊をこなしていくことは可能でしょう。また、毎週1回として年間で約50回の作文練習も可能です。お子さんと1対1で向き合って解説、添削するのですから、通信添削などよりはるかに効果の上がる方法です。公立中高一貫校をメインに受験をお考えの方はぜひご検討ください。
家庭教師のみの指導でどこまで受かるのか
家庭教師のみの指導で、果たしてどこまで合格できるのかというご質問を受けることがあります。最近の例では「麻布中学」があります。それがすべて当会の力だと誇るつもりはありませんが、お子さんの力と家庭教師の指導がかみ合えばそこまでの可能性はあるのだということはぜひお知りいただきたいと思います。
「家庭教師完全指導コース」は、実力派の家庭教師が揃っている当会だからこそお勧めできるコースです。
これから受験をお考えの方、不安や違和感を覚えつつ不本意な塾通いを続けられている方、そして塾にプラスアルファは、お子さんの学年、現在お通いの塾やそのクラスに関わらずご相談ください。