芝国際中学校の学校説明会に参加してきました!東京女子学園が共学化して2023年4月に開校した学校で、アントレプレナーシップ教育など先進的な教育を展開しています。
芝国際中学校の受験をお考えの方は、ぜひご覧ください!
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理念
学校の願いは、一人ひとりの子どもに幸せになってほしいということです。芝国際はそのために作られた学校であり、教育活動もこの願いを実現するために行っているとのことでした。
また、子どもたちは一人ひとり「特別な才能」を持っており、中高6年間で自分の才能を育ててほしいという考えを大切にしています。
真の国際人を目指して
語学力だけではなく、「相手を大事にすること」を忘れずに日本・社会・地球全体を大切にできる人になってほしいという考えから、「コスモ」という授業が行われています。
この授業では宗教といったテーマも扱いますが、これも「互いを理解する、地球全体を愛する力を持った生徒」に育ってほしいという考えが根底にあるためです。
学校として「国際を新たに定義していく、社会と未来に貢献していく」という意欲をもって、これらの授業に取り組んでいます。
行動理念「挑戦・行動・突破そして貢献」
芝国際では行動理念「挑戦・行動・突破そして貢献」を掲げています。
この行動理念には、単に挑戦するだけではなく、自分で行動し突破していくこと、さらに未来と社会に貢献することを大事にしてほしいという想いが込められています。
また、行動にうつすには自ら考える力=「STEAM」が必要です。
挑戦し行動するなかで、「自分で考えられるようになりたいから勉強する!」という気持ちで勉強に臨めるようになることも重要視しているとのことでした。
自ら考える力を育て、挑戦行動突破そして貢献の心を忘れないでほしいという学校の想いが込められています。
アントレプレナーシップ教育と確かな学力
AIで職業がなくなると言われる時代にあって、芝国際中学校では「自分で職業を作れる人」になるべく、アントレプレナーシップ教育を実践しています。
芝国際中学校のアントレプレナーシップ教育では、中学校3年間で「課題発見・デザイン思考、課題分析、課題への行動」に取り組み、
高校1・2年ではマーケティングと起業に挑戦し、そして高校3年で大学総合選抜や実社会に臨みます。
また、アントレプレナーシップ教育といった世界標準の教育に加えて確かな学力も身につけるために、授業の一環としてチェック&フォローが行われ、学校の授業中心で大学進学を目指すような学習プログラムも組まれています。
さらに、国際Advancedコースでは英語の授業以外に数学・理科・社会も専門性を持ったネイティブスピーカーによる英語での授業も展開しています。
学校生活
「生徒と作る学校を大事にしたい」という考えのもと、様々な取り組みが行われています。
例えば、オリエンテーション合宿では、「あたたかいクラスを作るにはどうすればいいか」についてアイデアを出し合い、プレゼンし、ディスカッションしていきます。
また、中学校1年生で実施する「だれかを笑顔にするプロジェクト」では、誰かが笑顔になるアイデアを出し合い、行動にうつすところまで、生徒に考えてもらっています。
こういった取り組みは、社会で通じる力を培って社会でコミュニティを作れる人になってほしい、社会課題に目を向ける姿勢を身につけてほしいという学校の考えがかたちになっているものです。
中学入試
定員は120名(国際Advancedが1クラス35名、本科は3クラス85名)となっています。
本科の午前中入試は4教科、午後入試は2教科で実施され、国際Advancedは国算+英語の3教科で合否を判定します。
全体として全教科とも変化球は求めず、一般的な中学受験の問題が解けるかを見ます。
出題に関しては、大手進学塾のテストレベルの知識問題が7割程度で、それより難度が高い知識をもとに考察する問題が3割ほど出題されます。
国語は記号中心で、長文は小説・物語と論説・説明文から2題、どちらも30字程度の記述があります。
配点は、長文2題が40点ずつ、残り20点が漢字の書き取りを含めた国語知識です。
また、算数はオーソドックスな内容が中心です。
社会は理科と合わせて60分となっており、時間配分は自由です。地歴公民からまんべんなく出題され、8点分は時事問題が出題されます。
歴史は近代中心で「いつ誰が何をしてどうなったか、何のために行ったか」を整理できていることが求められます。
また、公民は三権分立の仕組みを理解しておくことが必要で、時事問題は8月くらいまでの内容、かつ、身近なトピックが中心となります。
理科は、生物・化学・地学・物理が1題ずつで、地学は環境問題が多くを占め、生物では計算問題の出題もあります。
まとめ
生徒の幸せを願う気持ちが強く感じられる説明会でした。
登壇されていた先生の言葉の端々にも、「芝国際で学んで良かったと思う学校を、生徒と作っていきたい」という想いが込められており、そのための様々な取り組みも行われています。
「生徒が幸せになる」という大きな目標の実現を第一に考えている学校だと感じました。
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