家庭教師 完全指導コースによる中学受験対策 お子様の学習スタイルによっては、学習塾より家庭教師一本で十分に効果を上げることができます。

私たち代々木進学会の会員様の約3割の方は、家庭教師による指導のみで中学合格を目指されています。ひとくちに家庭教師のみの指導とはいっても、そこにはさまざまなケースがあり、大別すると次の3つのタイプに分けることができます。

A.最初から最後まで家庭教師一本で受験に取り組む場合
B.受験勉強途中のある時期に塾をやめ、その後の学習を家庭教師中心に切り替える場合
C.入試に向けた最後の総仕上げを、家庭教師に一任する場合

それぞれのタイプ別の家庭教師利用法については後ほど詳しくご説明いたしますが、100人の受験生がいれば100通りの学習法があるのです。お子さんの性格や置かれている状況によっては、家庭教師のみの中学受験が有効な場合も少なくないことをぜひお知りおきください。

家庭教師による指導のメリット

本題に入る前にまず家庭教師による指導のメリットについて、ご説明させていただきます。

1.お子さんに合った教師や指導法を選択することができます

集団塾では塾を選ぶことはできても先生を選ぶことはできませんから、担当の先生との相性が悪いためにその科目まで嫌いになってしまうということがよく起こります。その点代々木進学会の家庭教師であれば、ご希望のタイプの先生を厳選した上でのご紹介に加え、指導がはじまってからのチェンジも可能です。お子さんにとっての最高の先生を見つけることができるはずです。

お子さんの性格や理解度に合わせた指導は家庭教師のもっとも得意とするものです。世間には「叱って伸びる⇔励まして伸びる」「暗記力がない⇔思考力がない」など単純な二分法でお子さんのタイプを決めつけ、「~場合には~するとよい」的な情報があふれていますが、日々の指導はそんな単純なものではありません。時期やお子さんの状況、志望校の変更などにともなって、臨機応変な指導方法が繰り出せなければいけません。そうしたきめ細やかな指導はプロ家庭教師ならではのものなのです。

2.時間を自由に、効率的に使うことができます

最近の進学塾では、平日に2~4日、夜8時~9時までお子さんを拘束することはもう当たり前になっています。そこに加えて土日も、テストや特訓でつぶれてしまう塾が多いようです。そのような傾向の中で、小学生にそこまで負担をかけたくない、というお考えで家庭教師を利用されるご家庭が、実は年々増えているのです。家庭教師なら、たとえば勉強は平日夕御飯まで、土日はどちらかの半日だけというようなゆとりあるスケジュールを組むことができます。

また、全員が同じテキストで同じ問題に取り組む集団塾では、お子さんがもう完全に理解できている問題を繰り返し説明されたり、反対にまだ理解できていないにもかかわらず次の問題に進まれたりすることは日常茶飯事です。それに対し、1対1で学習する家庭教師の場合、教師はお子さんの理解度を見ながら進めますから、そのような無駄は絶対に起こり得ません。限られた時間を効率的に使うことができます。

3.志望校に特化した学習ができます

中学受験の難しいところは、学校によって出題傾向が大きく変わることです。それに対し塾の通常授業の教材やクラス編成は受験校別にはなっていません。

当然志望校とまったく違ったタイプの問題ばかり解かされるという場合も出てきます。大手塾には2学期になると「学校別特訓」のような特別講座が設けられていますが、これらの講座も、希望通りのクラスには入れなかったり、たとえば「海城・早稲田・攻玉社クラス」というような混成クラスに回されたりすることがよくあるのです。同じ料金を払っているのに「その他大勢」、「十把ひとからげ」的な扱いをされてしまうのは納得がいかないものです。

その点家庭教師であれば、最初からお子さんの志望校を得意とする教師を選ぶことができますし、志望校の過去問やその類題、予想問題にしぼった学習を進めることも可能なのです。

4.公平かつ客観的な観点から受験アドバイスができます

それぞれの塾にはそれぞれの「常識」があります。たとえどんなに指導経験が長い先生でも、ご自分の塾の「常識」を超えたところで思考、行動するのは難しいものです。それどころか、経験の長さゆえに、むしろステロタイプな思考に陥ってしまう場合も少なくありません。

たとえば「○○の押さえなら皆さん△△か□□をお受けになります」というふうに。しかしそれよりも怖いのは、若い先生がベテランの先生の受け売りで、

「3日の○○で絶対止まりますから、1日、2日は△△、□□でいきましょう」
「この偏差値で○○に落ちた(受かった)子はいません」

などとやってしまうことです。

また、塾によっては「達成目標」に合わせて特定の学校をかなり強引に勧めてくる場合があります。そのための「トーク」をマニュアル化しているような塾もあるそうですが、主役であるはずのお子さんはどこへ行ってしまったのでしょうか。

その点プロの家庭教師であれば、お子さんの希望やご家庭の方針、受験問題との相性などあらゆる要素を客観的に分析して意見を差し上げることができます。また、先生たちには何のしがらみもありませんから、その意見は公平かつお子さん本位のものです。

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家庭教師に対するご心配

家庭教師を利用するメリットは他にもあると思いますが、同時にご心配な点も少なくはないと思います。当会で行う学習相談の際寄せられる皆様からのご心配の声をいくつか紹介いたします。

1.家庭教師のみの指導だと距離が近すぎていわゆる「べったり」になってしまうのではないか

これは教える人間の資質や技術が未熟な場合に起こることで、家庭教師というスタイルから生まれてくる問題点だとは言えません。集団塾にも生徒を「囲い込んで」悦に入っている勘違い先生はいるものです。経験豊かなプロの教師は距離のとり方や自分でやらせることの大切さがよくわかっていますから、けっしてそのようなことにはならないとお約束できます。

2.周囲にライバルがいないと緊張感が生まれないのではないか

これは難しい問題です。

中学受験を競争原理だけで捉えるのであれば、ライバルは見えるところにいる方がいいことは言うまでもありません。しかし、お子さんの競い合う相手は、他人ではなく、お子さん自身なのだと考えてみてください。志望校の合格最低点に届くまで自分を鍛えきれるか、入試ではそれが試されているわけです。大勢の中で試験を受けるという経験値に関しては、早い時期からさまざまなタイプの模試を受けたり1月入試を利用して場数を踏んだりすることで、かなりの部分をカバーすることができます。

3.塾のバックアップがないと、受験情報の面で不安だ

情報面については、代々木進学会には過去の豊富なデータと最新の入試情報が十分蓄積されております。それらに基づいて専門のスタッフが学習相談や個別面談を実施いたしますのでご安心ください。

また当会のプロ家庭教師の中には豊富な受験指導経験を持つ者がたくさんおります。偏差値ばかりに頼る受験指導ではなく、お子さんの性格や将来の目標、入試問題との相性など、多元的な観点からアドバイスを差し上げてまいります。

4.家庭教師の費用はかなり割高になるのではないか

皆様不安に思われるところだと思いますが、大手集団塾の講習等をふくめた6年生の年間費用は100万円を超える時代になっています。そこに家庭教師、個別指導塾等を併用されている方が多くなっていますから、家庭教師のみの指導は必ずしも割高ではなくなっているのです。当社スタッフとよくお話し合いいただき、最適のプランを立てられることをお勧めいたします。

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家庭教師完全指導コースの特長と利用方法

ここからは、ページの初めに挙げたA~Cの分類に従って話を進めてまいります。家庭教師完全指導コースが有効な場合、また、その具体的なご利用方法について説明いたしますので、これから受験をお考えの方、現在の塾通いに疑問や不安をお感じの方はご参考にされてください。

A.最初から最後まで家庭教師のみの指導で合格をめざされる場合

スタートが遅れてしまった…でも、家庭教師なら効率的な学習で取り返すことができます

すでに5年生になっているお子さんのご家庭から、「今から中学入試の勉強を始めても間に合いますか?」という質問をいただくことがあります。もちろん安請け合いはできません。20年も前なら、5年生から塾通いを始めて難関校に合格されるお子さんは決して珍しくありませんでしたが、今はそれが非常に難しくなっているのです。

昨今の中学入試は、以前より扱われる知識量が増え、出題方法にも工夫が凝らされるようになってきました。そのためでしょうか、大手塾のカリキュラムには、5年生までに入試に必要な内容のほとんどを終え、6年生の早い時期から応用、演習中心の授業に切り替えるという傾向が顕著に表れています。そうした「前倒し」のカリキュラムの中に突然放り込まれたお子さんの苦労は「推して知るべし」です。それどころか、意中の塾の入会テストに合格できず、何度もチャレンジしているうちに貴重な時間を失ってしまったという場合すらあるのです。

このように、他の方より遅い時期(具体的に言えば5年生の夏以降)から塾での勉強をスタートすることには不利が伴うのが普通です。とはいえ、せっかくお子さんがやる気になったのですから、ぜひ夢を実現させてあげたいというのが親心だと思います。そこでお勧めいたします!プロの家庭教師を利用して、お子さんに合わせたラインから学習をスタートさせ、できるだけ早く受験の流れに乗ることを考えてはいかがでしょうか。


プロの家庭教師であれば、数回の授業でお子さんの状況を把握し、いつまでに、何を、どういうふうに進めて行けばいいのか計画を立てることができます。授業の復習の時間、お子さんが自力で進めていくべき学習の時間などを按配し、週単位での学習スケジュールを確定します。先生はただ勉強を教えに来るのではなく、お子さんの学習全体をマネジメントいたします。もちろん家庭学習課題は多く出されますが、それは全員一律に出される塾の宿題とは違い、そのときのお子さんに一番必要な内容を厳選して出された無駄のないものです。プロ家庭教師による効率学習は、スタート遅れに伴う不利を回避するのに最適な方法なのです。

その家庭教師をフォローしているのが代々木進学会のスタッフです。当会の本部には受験情報に精通したスタッフが常駐しております。学校情報のご提示や模擬試験のご案内はもちろん、個別相談、面接練習などもご希望があれば承ります。安心してお任せください。

早めのスタートから「伸び伸び受験」をめざすこともできます

低学年から塾に通い始めるお子さんが増えています。その背景にはあるのは、少子化に伴う塾の生存競争です。お客様に少しでも長く在籍していただこうというのは経営戦略としては当たり前のことですね。そこで「早い時期にお入りになったお子さんのほうがゆとりのある受験ができる。先に行って成績が伸びやすいし、難関校の合格率も高い」というような売り文句も出てくるのですが、果たして現実はどうなのでしょうか。

もちろん、早くから入塾してそのまま順調に学習を進め、めでたく志望校に合格される方も大勢いらっしゃると思います。しかし、私たちが日々お受けしているご相談の中には、「3(4)年生までは上位のクラスだったのに、4(5)年生になってからはクラスが落ちる一方で・・・」といういわゆる「伸び悩み」に関するご相談が非常に多くなっているのも事実です。そしてそのほとんどの方は、「子供は変わらず真面目にやっているのですが・・・」とおっしゃいます。

低学年クラスの人数を確保したいためか、お子さんの先の伸びも見込んでいるためか、(おそらくその両方の理由で)低学年の入会テストは易しく、合格の基準も低く設定されています。また、低学年の学習内容はきちんと勉強したかどうかで差がつくため、真面目にこつこつ努力するお子さんが上位に行きやすいという傾向があります。つまり、低学年のうちは、「努力に対する評価」を「実力の評価」と勘違いしてしまうおそれが無きにしも非ず、なのです。そこへ4(5)年生にもなると、はるかに厳しくなった入会基準をクリアしたお子さん(他塾のトップクラスだった方もたくさんいます)が大勢集まってきて、全体のレベルを押し上げてしまいます。実力的には伸び悩んでいるわけではないのにお子さんの相対的位置は下がる、という現象はこうして生まれてくるわけです。

結論から言えば、集団塾に早めに入会したからといって、必ずしも上位クラスが約束されているわけではなく、ましてや、ゆとりを持った精神状態でじっくり受験勉強に取り組めるとは限らないわけです。もし「1年生から入会したお子さんの難関校合格率が高い」のが事実だとしても、それは「希望の学校には届かないと判断されたお子さんが途中で退会して分母が小さくなっていくからだ」ということが言えるかもしれません。


集団塾の競争主義、次から次へカリキュラムを進めていく一方通行的な指導方法には、それが合うお子さんと合わないお子さんがいらっしゃいます。本当の意味での「伸び伸び受験」を目指すのなら、集団塾ではなく、個別指導による受験を選択されるのが最良の手です。といって、巷にあふれる個別指導塾では、低学年のうちはアルバイトの学生講師あたりでお茶を濁されるのがせいぜいです。学年に関わらず、受験を知り抜いたプロ家庭教師に任せるのが一番です。「伸び伸び受験」を具体的に言い換えると、「お子さんの理解度、成長度に合わせた無理のない指導」ということになります。経験の乏しい者、指導技術の身についていない者にそれはできません。

具体的には、短い期間、例えば2か月程度をひとつの単位として考え、お子さんの理解度、定着度を見ながら次はどこに進むか、あるいはどこまで戻って復習するかを決めていきます。「ここはもっと演習が必要だ」と判断した分野は定着するまで繰り返すことができますし、「今説明しても不完全燃焼になる」と判断した分野は先送りにしてしまうことも可能です。そのつど科目間のバランスも調節します。例えば「割合」のような算数の最重要範囲を扱うときには他の科目をやや抑え目にすることができますし、それが不安であれば、「割合」は夏休みなどを利用して集中特訓するという方法もあります。

家庭教師完全指導コースでは、こうした柔軟な学習マネジメントに加えて、時間や曜日が自由に設定できるのですから、塾を優先するために犠牲にしなければならないことを可能な限り減らすことができます。受験はしたいが小学校生活は伸び伸び過ごしてほしいとお考えの方は、ぜひ代々木進学会の家庭教師完全指導コースでの受験をご検討ください。

公立中高一貫校の入試対策は家庭教師にお任せください

近年人気を集めているのが公立中高一貫校です。

東京都の場合、2015年度の受験倍率は全体で6.2倍(実質倍率)にも昇りました。しかし、その入試問題(適性検査)は非常にユニークな形式で、一般的な私立中学の入試問題とはまったく違っているため、ご家庭での対策に困っているというご相談もよくいただくようになりました。

公立中高一貫校の専門コースを設ける塾も増えてきましたが、偏差値が10も違うお子さんが同じ教室で同じ授業を受けていたり、塾の教務や講師に十分なノウハウが蓄積されていなかったりするケースがまだ多いようです。といって個別塾などに通っても、一貫校側が求めている能力を本当に育てられるレベルの講師が果たしてどれだけいるものでしょうか・・・。

公立中高一貫校が求めているのは、「ややこしい諸条件を整理して正しく理解できる情報受容能力」「柔軟な発想力や粘り強い作業力」、そして「作文力、文章構成力を含め、考えたことを的確な表現で伝えられるプレゼンテーション能力」です。適性検査の問題もその線に沿って作成されており、実際に解かせてみると、お子さんによる向き不向きの差は非常に大きいようです。

そのせいでしょうか、「一貫校の受験では、もともと頭のいい子は塾になど行かなくて受かる」という声をよく聞きます。ある意味では正しい指摘ですが、誤解を招きやすい表現でもあります。素質に恵まれたお子さんがぽっと出かけていって合格できるという意味ではなく、ご家庭できちんとした対策が打てるのであれば、塾にむだな時間やお金をかける必要はないということです。

そこでプロ家庭教師という選択肢が浮かび上がってきます。6年生の1年間、週1回2時間以上のお時間をいただければ、志望校の過去問に加え、類似問題を出してくる学校の過去問を5~6校分、対策問題集を2~3冊をこなしていくことは可能でしょう。また、毎週1回として年間で約50回の作文練習も可能です。お子さんと1対1で向き合って解説、添削するのですから、通信添削などよりはるかに効果の上がる方法です。公立中高一貫校をメインに受験をお考えの方はぜひご検討ください。

家庭教師のみの指導でどこまで受かるのか

家庭教師のみの指導で、果たしてどこまで合格できるのかというご質問を受けることがあります。当会の最近の例では「麻布中学」があります。それがすべて当会の力だと誇るつもりはありませんが、お子さんの力と家庭教師の指導がかみ合えばそこまでの可能性はあるのだということはぜひお知りいただきたいと思います。

B.塾をやめて家庭教師に切り替える場合

真面目に努力しているのに成績が伸びないのは塾の責任です

ずっと塾通いを続けていたお子さんが家庭教師のみの指導に切り替える理由の中で一番多いのは、「成績が伸びない」というものです。さらに細かく見ていくと、「きちんと勉強しているのに成績が伸びない」という場合と、「勉強の習慣そのものが根づいていない」という場合に分かれます。

前者のお子さんについては、これはひとえに塾の責任によるものだということができます。その塾のカリキュラムに則って、担当の先生から指示された通りにやっているのに、受験生全体の中での位置がどんどん下降していく・・・・・・その原因はカリキュラムに問題があるか、担当の先生が適切な指示を怠っているか、あるいはその指示が間違っているかのどれかです。もしかりに、お子さんやご両親の側にやり方の誤解があったとしても、それを発見できず、正してあげられなかったのは、明らかに担当教師の力不足です。

ですが、このタイプのお子さんならきっとやり直すことができます。プロの家庭教師がついて、それまでやってきたことを総チェックし、改善すべきことは改善していくだけで状況はずいぶん変わってくるはずです。心配要素は受験までの時間だけです。学年が上がれば上がるほど家庭教師の効果が現れるのにも時間がかかるようになりますから、早い時期での決断をお勧めいたします。


一方後者のお子さんのケースは、厳しい言い方になりますが、これでは成績が下がって当然だといわざるを得ません。中学入試への道のりは、ある意味では「ふるい落とし」の過程であり、自分の中の「弱さ」を克服する競争でもあります。低学年のうちならいざ知らず、5年生の後半、6年生になっても習慣的な学習ができていないお子さんは、トラック競技でいえば「周回遅れ」に近い状態になっているのです。

とはいえ、そういうお子さんに対して塾側がどれだけの工夫や努力をしたのか、ということは大いに問われる部分だと思います。在籍数(利益)至上主義で、生徒さん(お客さん)は減らしたくないのに、それを防ぐ根本的な工夫や努力がなおざりになっている塾は意外と多いものです。

このようなことが最近ありました。あるお子さんがいよいよ塾から家庭教師に切り替えるという段になって、塾側から猛烈な引止めがかかるようになりました。最初は「この情熱で子供に向かってくれればよかったのに」などと笑っておられたお母様も、あまりのしつこさにとうとう折れて、授業には出ないが在籍は残し、本科授業の料金だけは払い続けることにしてようやく電話攻勢から逃れたそうです。もう6年生の後半になっていたお子さんですが、その後は家庭教師との二人三脚で頑張り、塾に勧められていた学校よりずっと上位のA中学に合格されました。それでも担当した家庭教師は言います。


「最初に授業した時、お子さんから受ける印象とテストの成績とのギャップにまず驚きました。この子がなぜこれしか取れないのだろうということです。素質的にはもっと上の学校も目指せるお子さんでしたが、時間的な制約もあり、A中学にまでしか届かなかったのが残念です」

話を戻しましょう。お子さんを放置していた塾を責めたからといって、失われた時間が戻ってくるわけではありません。前向きに何かを変えていくしかないですし、何かを変えようと思ったら、もう家庭教師を利用するしか選択肢はないものと思われます。

その際は、お子さんはもちろん、ご両親にも「これが最後のチャンスだ」という覚悟を決めていただかなければなりません。指導内容が定着し、それが得点の形に表れるには一定の時間が必要になります。まさに残り時間との闘いで、不安や焦りで眠れないときもあると思います。それらをぐっと呑みこんで、お子さんを励まし続けて下さい。切羽詰った状況がかえってお子さんの本気とやる気を引き出し、志望校合格にこぎつけたという例は数え切れないほどあります。決してあきらめることはありません。

いつのまにか塾に振り回されていませんか?

「塾を辞めようかどうか迷っている」というご相談をいただいてお宅に伺ってみると、明らかに「塾に振り回されている」としか思えないケースが多いことに驚きます。

  • とにかく宿題が多くて、個人的な復習やテストの解き直しをする時間がとれない。
  • 平常授業にすら満足についていけないのに、追加の講座をどんどん勧められる。
  • 「授業が分からない」と相談しても、「大丈夫です」の一点張りで埒が明かない。
  • 過去問を進める時間がない。特訓授業をやめて時間を作ろうとしたが、認めてもらえない。
  • 随分多くの教材を買わされたが、その後使用法の指示がまったくない。

このような言葉とともにため息をつかれるお母様方の前には、手つかずの教材や問題集、いつか解き直すつもりで付箋を貼ったままのテキストやプリント、模試の答案などが山積みになっています。私たちが必要なものとそうでないものに分け、重要度に応じて実施の優先順位をつけて差し上げると、「本当にそれだけで大丈夫なんですか」と今度は不安そうにおっしゃいます。「何もかもやらなければならない」という塾の呪縛がいかに強いかを思い知らされる瞬間です。

たとえば単科講座や土日の特訓などがお子さんにとって負担になっている場合は、きっぱりお辞めになるか一定期間お休みするべきです。GWなどの短期講習、合宿授業なども同じです。近頃の塾は良くも悪くも営利企業化してしまい、在籍数、退会率、季節講習や特別講座の参加率、合宿等有料イベントへの誘導率・・・そういうもので頭がいっぱいになっている先生も多いようですが、彼らの営業ペースに巻き込まれてはいけません。

また、異常に宿題が多い塾も考えものです。お子さんのクラスの担当の先生は算・国・理・社の4人いるのが普通ですが、その4人が張り合うように宿題を出したとしたらお子さんはどうなるでしょうか?

  1. にっちもさっちもいかなくなり、勉強が嫌になる。
  2. 自分の苦手はともかく、まず怖い先生の宿題からやるという悪い習慣がつく。
  3. 宿題をこなすことだけが目標となった結果、「真面目に机に向かっているのに成績が上がらない」、「復習テストはいいのに、実力テストになると成績が一気に下がる」という状態に陥ってしまう。

宿題というものは、お子さん個々の状況に応じて必要なものを必要なだけ与えるのが正しい出し方です。その意味では宿題を出しすぎる先生は出さない先生よりたちが悪いのかもしれません。そしてもう一つ、与えた課題は責任もってチェックするのが筋だと思うのですが、それが杜撰になっているケースが多く見受けられるのは残念でなりません。

そうしたことを塾に改善を求めても、根拠のない「大丈夫です」が繰り返されるか、せいぜい一時的な対応が行われる程度のものだと思います。

塾で「お客さん」にされるより、「オンリー・ワン」で見てくれる家庭教師に

営利企業化した塾、という観点で言えば、気になるのはお子さんの成績や志望校による「扱いの違い」です。たとえば、合格実績をたたき出す上位クラスはベテランで実績のある教師で固め、本当は一番手厚いフォローが必要な基礎クラスに、アルバイト講師やまだ「修行中」の若葉マーク教師を充てているようなケースです。聞くところによると、自塾の合格実績の数字を伸ばすために、無料指導など過剰なサービスで他塾の優秀な生徒を招きいれようとしている塾もあるようですが、そのサービスにかかる費用の原資はどこから出ているのでしょう。

そんなことを考えていくと、一部の優秀なお子さん、塾の宣伝塔になりうるお子さん以外の塾生は、ただ月謝を払うだけの「お客さん」にされているのではないか、という疑問さえ浮かんできます。

私たち代々木進学会は、偏差値がどうであれ、志望校がどうであれ、お預かりしたすべてのお子さんに最高の中学受験を経験していただくことをモットーにしております。それは当会に所属する家庭教師の総意でもあります。プロ家庭教師を専業としている先生の多くは、今まで述べてきたような集団塾の限界を悟り、より手厚いお子さん本位の指導、「オンリー・ワン」の指導をめざして転身した方々です。悩みつつ塾通いを続けるより、思い切って先生たちの経験と技術、情熱に賭けてみてはいかがでしょうか。

C.受験直前の志望校対策を家庭教師に任せる場合

過去問対策で高まる合格可能性

ほとんどの塾では、新出事項は6年生の7月に終え、夏期講習で総復習、9月からは入試実践演習に入るカリキュラムが採用されています。受験勉強もいよいよ佳境なのですが、その時期に心配になってくるのが志望校別の対策です。

志望校対策、特に過去問対策は、うまくできれば偏差値にして+3~5程度(場合によってはそれ以上)の効果は上がるものです。模擬試験では50%合格ラインに届いていないにもかかわらず合格を勝ち取るお子さんの多くは、過去問対策に成功したお子さんだと言ってもいいでしょう。

それだけ大切な過去問対策に、集団指導塾はどんな対応を取っているのでしょうか。

大手の塾では、二学期になると、特定の中学校名を冠に据えた対策コースが設けられ、日曜日などを利用して集中特訓が行われています。そこでは過去問そのもの、その改題、類題が繰り返し演習され、一定の効果を上げているようです。ただし、コースの設置対象となるのは、御三家やそれに準じる上位有名校、その塾(教室)として特に力を入れている学校に限られています。受講資格も厳しく問われ、皆さんが希望通り受講できるわけではありません。受けたいコースの基準に達しない場合は、希望外のコースや、このページの初めの方にも申し上げた「その他大勢コース」に回されてしまうのです。

家できちんと勉強のできないお子さんなら、そういうコースで実力の底上げを図るのも悪くはないでしょう。しかし、それは塾の平常授業でもやっていることなので、オプションの時間はもっと有効に使いたいものです。

また、塾によっては担当の先生が生徒のやってきた過去問を見てくれる場合があります。しかし、その対応の細かさや丁寧さはまちまちで、全体として見ると、つまずいた問題に丁寧な解説を加えてくれたり、個人的に弱点補強をしてくれたりする先生は非常に少ないということが言えます。よく見る例ですが、お子さんが1日かけて仕上げてきた「過去問ノート」に、「検印」や「サイン」一つで答えるという神経は理解できませんし、これではとても生徒さんの合格可能性を測ることなどできまいに、と他人事ながら思ってしまうのですが…。

ご家庭で過去問対策をされるには

さて、塾のフォローが満足に受けられず、ご家庭主導で過去問対策を行う場合はどのように進めていけばいいのでしょうか。

過去問対策の定番ともいえるのが「声の教育社」の「学校別問題集」(あのオレンジ色の問題集)です。過去数年、原則全教科の問題(国語だけは、著作権の関係で問題文がカットされている場合があります)のほか、解答用紙、解答と丁寧な解説が掲載されています。

ご自宅で演習される場合は、まず解答用紙をB4,A4程度に拡大コピーをします。問題のほうもコピー(これは見開きB4でかまいません)してお子さんに渡すといいでしょう。本自体を預けると、お子さんがつい解答を覗いてしまう可能性が無きにしもあらず、ですから。

1.制限時間内で実施する(手をつけられなかった問題は後で解く)。
2.解答を見て正誤を確かめ、得点を出す(採点は厳しめに、「ちょっとしたミスだから○」は厳禁)。  得点は日付とともにしっかり記録に残しておく。
3.自分の得点と実際の入試データ(合格者平均や受験者平均)を比較してみる (この際、絶対にお子さんに対してマイナス発言をしない)。

ここまではどのご家庭でも確実に進めていただける内容だと思います。問題はこの後の手順なのですが、

4.最後に間違った問題について解説を読み、正解を確認する(赤字で書き込む) 。

で終わっているお子さんが実際には非常に多く目につきます。そんなお子さんのノートに塾の先生の検印が押されているのですから「何をかいわんや」なのですが、せっかくの「学校別問題集」なのに、「活用した」とはとても言いがたい状態ですね。

過去問の「解き直し」とは、本来次のようなことがなされるべきなのです。

①誤答の内容を分析し、次につながる適切な対策をとる

一口に「間違い」とは言っても、誤答にはさまざまなタイプがあります。誤答の原因を突き止め、そのタイプごとに適切な対策を打たなければなりません。

誤答の原因が知識不足によるものであれば、その1問の間違いをきっかけに、同分野、同系統の知識を再確認する必要があります。たとえば「ムラサキキャベツの色変化」を忘れていたら、他の指示薬の色変化についても確認しなければなりません。「出雲の阿国」が答えられなかったら、「桃山文化」だけが怪しいのか、それとも特定の時代に限らず「文化」そのものが不勉強だったのかを明らかにしなければなりません。過去問を実施するのは入試も押し迫った時期、そこで覚えてしまわなければもうチャンスはないものと思ってください。

次に、考え方、解き方が身についていない場合です。たとえば理科の「星の動き」が苦手なお子さんには、「1時間15度」と「1日1度」、つまり日周運動と年周運動の原理をもう一度基本から説明し、正確な理解を与えてあげなければなりません。そうしなければ永久に同じ分野で点を落とし続けることになります。

過去問演習に入ったら、科目ごとに「弱点補強ノート」を作るといいでしょう。自分に抜けている知識やまだ身についていない解き方、考え方をまとめておくノートです。次回過去問演習や模擬試験の前には必ず見直すようにするとより効果的です。

さらに演習不足による誤答という場合もあります。国語の記述問題、算数の「数え上げ」問題などがその典型例になるでしょう。「問い」の文を正確に読みとり、答えに結びつく情報を引き出す能力、それらの情報を整理、活用して正解に結びつける能力は、単にスキルを教えるだけで身につくものではありません。適切なアドバイスを与えつつ、練習を重ねていかなくてはいけません。入試までの時間をにらみつつ、有効な対策を早めにお考えください。

②お子さんに「合う」解説、「伸ばす」解説を心がける

たとえばここに、「面積図」でも「線分図」でも、あるいは「未知数を置いての代数的処理」でも解けるという算数の問題があったとします。どれが最適な解法なのかは、お子さんのキャリアやタイプによって変わってくるものです。キャリアとは、通っていた塾や使っていた教材、習っていた先生などによる違いを言います。またタイプとは、計算問題のミスが多い、論理的思考はできるが直感的判断が苦手だ、といったお子さん個々の得意不得意のことです。そうしたことを無視して「○○の問題は××すれば一発」と決めつけてしまうのはいかにも荒っぽい話です。

さて過去問題集に掲載されている模範解答ですが、これもまた、数ある「解答例」の一つで、決して絶対的な解法ではないと思うようにしてください。それを唯一無二のものとして押しつけるのは、時にお子さんを混乱させることにもなります。まずはお子さんの考えた道筋、計算過程をよくチェックした上で、それをできる限り生かすのか、それとも一から新しく教え直すのかを判断してください。

似たようなことが国語にも言えます。そもそも国語は、選択肢や抜き出しといった客観問題の模範解答でさえ本によって違うことのある科目です。ましてや記述問題の解答例となると、(学校発表の解答がそのまま掲載されている場合は別ですが)有名な問題集に掲載されているからといって、決して鵜呑みにはできないものなのです。

解説を始める前にまず模範解答を読んで、この解答の作成者は、出題者の意図をどう理解し、本文のどこに着目してこうした答えを導き出したのかを探ります。それが納得のいくものであれば(学校発表の解答の場合は納得がいかなくても)、お子さんの書いた答えと引き比べて抜けている要素をあぶり出し、その部分がないとなぜ説明不足になるのかを一緒に考えてあげます。解答例通りの答を頭から教え込もうとすると、お子さんはそこで考えることをやめてしまいます。

過去問演習の効果を最大限活かすには家庭教師が一番

ここまで過去問実施後のフォローの大切さについてお話ししましたが、こうしたことを丁寧にやっていくには、1教科につき1時間程度の時間が必要になります。過去問の実施時間(4教科で200分程度)や関連事項のまとめ、弱点分野の補強などにかかる時間も計算に入れると、過去問演習は1日がかりの大仕事になってしまいます。そして受ける学校は1校だけではなく、第2志望、第3志望の学校対策も考えなければならないのです。

にもかかわらず塾では、週末にはオプション講座、弱点補強の最後のチャンスになる冬休みも朝から晩までの冬期講習、おまけに正月特訓…「こんなにたくさんの授業を受けなければ合格できないものなのか」とため息をつきたくなるほどのハードスケジュールを要求してきます。まさに量で質をカバーしようというわけです。「冬休みにやろうと思っていたことがたくさんあったのに、結局何もできなかった」そうした悔いを残さないためにも、仕上げの学習計画はご家庭主導、お子さん本位で立てられなければならないのです。そうなったときに頼りになるのがプロ家庭教師の存在です。合格に向けてのノウハウを数多く持っている先生たちですから、期間が限られれば限られるほど、「質より量」で押し切ろうとする塾の指導との差は際立ってきます。


10月の模試が終わる頃になると、私たち代々木進学会には志望校対策や弱点の補強をどうすればいいのか、というご相談が増えてきます。それがきっかけで残り数ヶ月の学習をほぼ全面的にお任せいただき、志望校合格に結びつけた例は枚挙に暇がありません。「もう間に合わないのではないか」という杞憂は無用です。

以上、3つのご利用タイプごとに家庭教師完全指導コースの特長と利用法について説明してまいりました。実力派の家庭教師が揃っている代々木進学会だからこそお勧めするコースです。これから受験をお考えの方、疑問や違和感を覚えつつ不本意な塾通いを続けられている方、そして塾にプラスアルファは、お子さんの学年、現在お通いの塾やそのクラスに関わらず当会にご相談ください。

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