

目黒日本大学中学校の学校説明会に出席してきました。
旧・日出学園から改名して7年。中学入学生は今年1期生が卒業したばかりの学校です。日大合格への支援もしつつ、難関私立・国立への進学をはっきりと見据えて英語学習に力を入れています。目黒日大独自の取り組みを、ぜひご覧ください!
- 目次
「日大」改名当初の目標と、7年経っての達成状況
目黒日大は、都内に初めてできた日本大学の準附属校です。
日大鶴ヶ丘・日大桜ヶ丘などのライバル校と互角の日大合格(進学)実績を出すべく、
目黒日大は独自の教育プログラムを組もうと改名当初から奔走してきました。
7年前に立てられた目標の達成状況は、この通り!

達成した目標の例
先取り教育
家庭からの熱い期待に応え、国語・数学・英語では中3から高1分野の先取りを実施しています。
日大進学実績
日大内部進学希望者のうち、98%が内部進学を実現。直近では、一般入試でも68名が日大に合格。
PTAとの協力
各種ポッドキャストで「目黒日大RADIO」を配信中。
ゲストに保護者を呼んでの受験トークは校内の広報に一役買っています。
イマージョン授業
英語以外の科目を英語で実施することも!
◎その他目標の一部は【教育内容】に記載してあります
未達成or撤退した目標の例
SGH認定
札幌日大を参考に、文科省からSGH(スーパー・グローバル・ハイスクール)の認定を受けることも検討しましたが、
もはやSGHにならなくてもいいほどに英語教育を拡充できたため堂々の撤退。
選択制修学旅行
行き先を国内外6種類から選べるように検討していましたが、コロナの影響で検討中止。現在再構想を進めています。
過去問題の製本
ペーパーレス社会に対応。過去問は全てWebから閲覧できるようになっているため、製本からも堂々の撤退をしています。
もちろん過去問だけでなく、合格掲示もWebで行っています!
募集定員数の増加
説明担当の先生曰く、「たくさんの生徒を受け入れて特進クラス/一般クラスに振り分けたりすると、教育理念とずれてしまうんです」。
教育の質を高く保ち、学年3クラス全員を「特進」として育てたいという精神から、定員を増やすことは現状では検討していません。
教育内容
基本情報
週あたりの授業時間は3学年共通で国語6時間・社会4時間・数学6時間・理科5時間・英語6時間です。
※参考:公立中では上記5科は各教科3~4時間ほど
基本は1コマ45分。月~金曜日は7コマ・土曜日は4コマ(半日分)の授業があります。
登校は8時15分と早め。最終下校時間は18:00ですが、校内に併設されている学習支援センターでは19:00まで自習が可能です。
クラス編成は35名×3クラス。
男女比はおおよそ半々か、学年によってはやや女子の方が多めです。
部活の参加は強制ではありませんが、92%の生徒が部活動に参加しています。
学習環境
効率的な指導環境が整っており、ほとんどの授業でタブレットやプロジェクター等のデジタル機器が使われています。
授業用ノートは提出なし!自分の覚えやすい書き方で、自由に書くことができます。
週1回の小テスト(Weekly test)で単元の到達度を確認。ちなみに基準点を下回ると放課後に補習を受ける必要があります。
中高一貫校でよく使われている体系型の教科書を使用しない代わりにベネッセの学力推移調査を導入しており、
生徒が自分の学力を把握しやすくなっています。
国公立大学や難関私立大学に挑戦するという進路目標に則り、中3までに学年全員が英検準2級に合格するよう奨励されています。
英語教育
SGHいらずの英語教育をうたう目黒日大は、話す力を非常に重視したアクティビティが特徴。
☆オンライン英会話
1年次から週1時間実施。フィリピン・セブ島の先生と1on1で会話できます。
☆English HR
週に1回はホームルームを英語で実施しています。各クラスに1名のネイティブ教員がついています。
☆スピーチコンテスト
年1回英語のスピーチコンテストがあり、予選・本選を通して生徒たちが英語力を競い合います。
☆海外留学プログラム
中3で全員がオーストラリアに1か月の短期留学!
ホームステイ先で自分たちが調べたことを、英語で(スライドも英語!)発表する機会があります。
高1~高2では希望者を対象に中長期留学が可能。行き先は6か国から選択可能です。
さらに、選抜生徒は英国ケンブリッジ大学での語学研修に参加できます。
語学研修には日大のいろいろな附属校から参加する生徒がいて、優秀な生徒同士が交流する機会になっています!
探求学習
目黒日大のもう一つの目玉は、週1回の探求学習。
☆中学校では
学年ごとの大テーマに応じた探求活動を行います。
1年生は「日本の伝統文化」、2年生は「日本の環境」、3年生は「SDGs」がテーマとなっています。
クラスの垣根を越えて学年全体でチーム分けがなされ、テーマに沿った課題をチーム内で策定。
ポスター作成やプレゼンを行い、クラス内で・また学内コンクールで発表を行います。
ちなみにフィールドワーク(遠足・社会科見学)や日大のキャンパス見学も探求と連動して行われ、
1年生は日大芸術学部や浅草・京都・奈良、2年生は日大生物資源科学部・日本科学未来館や東北・函館を巡ります。
☆高校では
高1に上がると、企業からの指令に対して、グループを組んで企画・立案・プレゼンを行うインターンワーク(IP)が待っています!
高2では「IPゼミ」があり、興味関心のあるゼミに入って各自で定めたテーマを研究。探求活動の集大成です。「危機管理学ゼミ」「政治学ゼミ」など、他の高校ではほとんどお目にかかれない分野のゼミが開講されることも!
中学から高校までの探求活動内容は全てポートフォリオに蓄積され、大学入試の総合型選抜に活かされます。
行事とルーブリック評価
目黒日大は学校行事がとても多く、特に人前で発表する機会に事欠きません!
中でも目黒日大独自の行事といえば【三者面談プレゼン】。
毎年1月、生徒がスライドを作成し、先生と保護者の両方に自分の成績と今後の課題をプレゼンします!
その他、学校説明会を生徒自ら運営するのも目黒日大ならではです。
発表イベントだけでなく、充実したフィールドワーク・課外活動も用意されています。
そこで培われる人間力の成長度を具体的に測るために、目黒日大ルーブリックという評価ツールが設定されています。
目黒日大の教育理念、「しなやかな強さを持った自立できる人間を育てる」に基づいて設定された
「共生」「向上心」「自尊心」「社会寄与」「克己心」「思考力」「判断力」「表現力」「人間関係力」の9項目があり、
各行事ごとに生徒には【この行事の目的・伸ばしたい項目】が伝えられます。
行事終了後にはすぐに振り返りアンケートを実施。自身の行動を見返す機会になります!
2025年度入試結果
各日程・各科目の入試倍率は以下の通りです。

4科入試の実倍率はおおむね3~4倍台に落ち着いています。
60%程度の得点率があれば合格できるとのことで、簡単な問題を落とさないことが大切。
また、解答用紙の受験番号欄がマーク式になったので注意してほしいとのことでした。
2026年度入試概要
受験方式・試験時間等については、昨年からの変更はありません。

4科・2科受験のほか、適性I・Ⅱ型(都立中入試に近い)や、算理(算数1科入試で、理科的な思考力を問う問題が出る)といった受験方式があります。
なお、4科の配点は、国算が各100点・理社が各50点です。
受験者の併願校として名の上がる日本大学中や法政二中と比較しても、国語・算数への傾斜が強いのが特徴です。
適性I・Ⅱ型については、導入当初は都立中を目指す受験生のためのプレ入試として作られましたが、
現在では都立中とは一味違う作問スタイルになっています。
また、帰国子女入試は行っていませんが、英検取得者・帰国子女に対して加点措置を行っています。
英検3級を取得していると+10点、準2級以上で+20点加点されます!
1回の受験料は25000円ですが、複数回受験される場合、同時出願をすると受験料が40000円になります!
2回受けると20%OFFで結構お得ですね。
昨年度入試からの変更点として、適性検査型入試で合格した生徒の入学手続き締め日が延びるとのことでした。
☆付録:受験者の主な併願校一覧

まとめ
「難関私立・国立大への合格」「世界で活躍する人の育成」に向けて、
さらなる英語力・数学力・探求力を身に着けさせる教育に注力していくとの宣言で説明会は締めくくられました。
1時間切れ目なく説明をしてくださった広報の先生の、生き生きとした笑顔が印象的でした!
校舎も見学させていただくことができました。
校内は床の色が鮮やかで、閉塞感を全く感じさせないデザイン。他の日大の附属校に勝るとも劣りません。
図書館は書架と書架の間が広めに取られていて、本を読みながら一息つくのにはぴったりの場所です。
毎年6月に学園祭がございますので、この機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?


