早稲田中学校 2023学校説明会レポート

早稲田中学校イメージ

早稲田中学校の学校説明会に参加してきました!教育理念をはじめ、独自のカリキュラムや早大学院・早実との違いなど…説明会ならではのトピックが盛りだくさんです。早稲田中学校を志望されている方やご興味のある方は、ぜひご覧ください!

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目次

教育理念

独立した精神をもった人間の育成を重視し、「誠」「個性」「有為の人材」の3つを教育理念に掲げています。

「誠」 心の養成を目指す、言行一致(嘘をつかないこと)
「個性」 個性の伸長を促す
「有為の人材」 人のために能力を発揮できる人材を育成する
才能豊かでどんな分野でも社会に貢献できる人材の輩出が学校の目標
20、30年後に世界の第一線で活躍できるジェントルマンを育てることが使命

早大学院、早実との違い

大きな違いのひとつに、早稲田大学への推薦進学率があげられます。
早大学院や早実が早稲田大学への推薦がほぼ100%であることに対し、
早稲田中学は早稲田大学への推薦が50%程、残り50%は他大学へ進学します。これは、6年間で興味や関心が変わっても、生徒のあらゆるニーズに応えたいという想いからであり、今後も50%から増やす予定はないとのことです。

教育の特色

6年間を通し、独自のカリキュラムを展開しています。中学の内容は中2で終了、高校の内容は高2で終了、高3は総合演習となっており、6年間で大学受験に対応できる力が身に着きます。

さらに、中学では英数を中心に成績不振者を対象とする補習が、高校では英作文の添削や国社の論述対応などの個別指導が実施されており、フォローアップ体制も充実しています。

長期休暇には早稲田大学の設備を使った授業を実施しているのも特徴的です。例えば、高2、3対象で大学の授業を受講できる制度があり、取得した単位は早大進学時に正式な取得単位として認められます。

また、在学中に経済的に困難になっても救済できるよう奨学金が用意されているなど、学業を保証する制度も万全となっています。

学校行事

学校行事は人格の独立を後押しするものとして考えられているため、本物志向かつ、フィールドワークも本格的です。感性を磨き、将来社会で役に立つ経験・体験を積むことが出来ます。

学校行事 一例

中1鎌倉研修(2月) 鎌倉の地理や歴史を学ぶ、アクティブラーニング型の研修
交換留学 (夏休み) メルボルングラマースクール
高1対象で10名程度、18日間のホームステイ形式(相互受入型のため、10名と少人数で実施)
高2関西研修(6月) 行先は京都・奈良・大阪。着物で寺社仏閣を巡る、舞妓体験をする…など、生徒が1年かけて行先を決め、班ごとに行動。研修後は学んだことをレポートで発表する。

入試に関して

入試は2/1、2/3の2回、定員は1回目が200名、2回目が100名、出願はネットのみです。
例年1回目受験者の70%以上が2回目も出願しますが、1回目で合格した場合は2回目の受験は不可、2回目の検定料は返金されます。また、2回両方に出願しても優遇措置、加点はありません。

合格最低点の目安は6割となっており、2023年度入試の実質倍率は1回目が2.8倍、2回目が4.2倍でした。2022年度が、それぞれ2.5倍、3.4倍であったことと比較すると、難化傾向と考えられます。

1回目と2回目で難易度が同じになるよう調整がされていますが、2/1に他の難関校を受験した生徒が一定数受験するため、2回目の方が偏差値は高くなっています。ただ、1回目が不合格で2回目に合格する生徒も多くいるため、志望度が高いなら2回とも出願するのがお勧めです。

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大学進学について

2023年は早稲田大学推薦が153名、他大学の受験が159名でした。ここ数年は国公立受験者が増加傾向にあり、2023年は73名が国公立大に合格しています。また、受験する生徒には私大、国公立大ともに医学部志望が多く、毎年理系生徒の約1割が医学部へ進学しています。
さらに東大、京大、一橋大、東工大を受験する生徒も多くおり、2023年3月の東大の現役合格者は一般受験28名・推薦3名で、推薦入試に関しては受験した3名全員が合格しています。

早稲田大学への推薦については、中学3年間の成績は関係せず、推薦基準はほぼ全員が満たしています。推薦の定員に満たない学部があっても、生徒の希望を尊重し無理に埋めることはありません。
例年、推薦か受験かで悩む生徒が多いようですが、「最後は生徒が自分で決めたことを尊重してほしい」というメッセージを学校は出しています。

まとめ

まず感じたのは、「生徒の価値観や考え方を尊重したい」というメッセージ性です。
例えば、大学の系属校ではありますが、生徒の希望に応えたいという想いから他大学受験への門戸も開かれており、そのためのフォロー体制も充実しています。また、このブログでは書き切れませんでしたが、学習設備も充実しており、生徒が学びやすい環境が整っていると感じました。

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