明治大学付属中野中学校の学校説明会に出席してきました。
礼儀を重んじつつ、生徒一人ひとりをのびのびと育てる学校です。中学入試や教育方針などについてご紹介いたします。ぜひご覧ください!
明大中野に合格した生徒さんの合格体験記
「直前の模試で合格判定80%にアップ!」
「算数の偏差値30台から、丁寧な指導で第一志望に合格!」
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- 目次
学校概要
2019年に創立90周年を迎える、伝統ある男子校
JR東中野駅より徒歩5分、東京メトロ東西線 落合駅より徒歩10分という好立地
東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城・群馬と幅広い地域から生徒が通っている
2025年度中学入試
募集人数増加
第1回 180名(2024年度は160名)
第2回 90名(2024年度は80名)
→38~39名×7クラス(2024年度までは41~42名×6クラス)
高1に上がると40~42名×10クラス(高入生と混合)
高2から文系6~7クラス・理系3~4クラス
募集人数以外に変更はありません。
第1回・第2回ともに受験すると、第2回合計点に3点が加えられます。
過去の入試から、算数の得点差が大きくなっていることがわかるそうです。ここで差をつけられないよう、対策が必要となります。
【算数】
大問数は5~6、小問数は17程度。
小学校での学習内容から偏りなく標準問題が出題されます。途中式なしで解答のみ答える形式です。
計算力を鍛え、文章や図、グラフから情報を正確に読み取る練習をしておいてください。
約分忘れに注意し、丁寧に答えを書きましょう。
【国語】
文章問題は1題、小問数は40程度。文章問題と言語・知識の割合は6:4
小学校での学習内容から偏りなく標準問題が出題されます。
語彙力を高め、設問の条件に沿って解答できるよう練習しましょう。
【理科】
大問数は6~8、小問数は25程度。
物理・化学・生物・地学いずれも12点程度。複数分野にまたがる環境問題なども出題されます。
各分野の基礎知識を身につけ、計算問題にも対応できるようにしましょう。理科に関する出来事にも関心を持ってみてください。
【社会】
大問数は3~5、小問数は30程度。
地理・歴史は各18点程度、公民・時事は合計14点程度。
地図やグラフから情報を正確に読み取り、答えを文章で書けるようにしましょう。語句を問う問題における誤字は不正解になります。
校長先生より
清水校長先生からお話がありました。
校長先生ご自身も明大中野中高のご出身だそうです。
明大中野の校訓は「質実剛毅」「協同自治」
合い言葉は「みんなで仲良く 正直に 真面目に 精一杯努力しよう」
明大中野中の生徒はほとんどが高校に内部進学し、約8割が明治大学に進学します。つまり、10年を共に過ごす一生の仲間と中学校で出会うことになります。
その仲間たちと、勉強に限らずさまざまなことに一生懸命取り組むことができる学校です。
教育方針
◇グラデュエーション・ポリシー◇
「知」「徳」「体」をバランスよく育むことをグラデュエーション・ポリシーとしています。
「知」は、基本的な知識を身につけて総合的に考察できる力、自身の知識を他者に伝える力のことです。
これには学校の勉強があてはまりますが、男子中学生はなかなか自主的に取り組むことができません。そこで、明大中野では生徒の自主性に任せきりにせず、ときには指名講習や部活制限などを行い、すべきことをやらせているそうです。
「読む・書く・聞く・話す」力をしっかりと中学生のうちに身につけることを重視し、先取りはあまりせずに、中学の内容を丁寧に学習します。
「徳」は礼節を重んじる態度のことです。
明大中野では、挨拶を自分からすること、時間を守ること、身だしなみに気を遣うことを重視し、厳しく指導しています。
生徒として指導される間はうるさく感じる部分もあるようですが、卒業生は口をそろえて「大学生になってから役に立った」「就職活動の面接で褒められた」「中高時代に厳しく指導されてよかった」と言うそうです。
実際に話をしてくれた卒業生も、皆さん礼儀正しく凛とした雰囲気をまとっていました。
「体」は肉体的・精神的なたくましさを指します。
なんと、6年間皆勤の生徒は1学年約250人中40人以上もいるそうです!
また、文武両道を推奨し、社会で活躍できる有為な人材の育成を目指しています。
明大中野は大学付属校であり時間的ゆとりがあるため、生徒会や部活動、資格試験など、学校の勉強以外の取り組みにも時間を充てることができます。
自分の好きなことを見つけ、それに打ち込む時間を持つことができるのが明大中野の魅力です。
◇カリキュラム・ポリシー◇
高2で文理選択をしますが、文系でも数学の力は捨てられませんし、理系に進んでも論文執筆において国語力が必要になります。
よって、大きく文理が偏ることなく幅広い学問知識の習得を目指します。
また、中高一貫教育と明治大学との連携プログラムを通じて将来を見通す力を育てます。
英語教育
中1は1クラスを半分にし、約20名で授業をしています。習熟度別ではないそうです。
中1~中2の英会話の授業では、英語科教員とネイティブ教員が指導をしています。スピーチの原稿を作り、発表するまでを教員がサポートします。
中3~高2では、30分間の1対1オンライン英会話の授業があります。
英検等のライティング対策として、ネイティブ教員が英作文の添削もしてくれます。
また、全生徒に貸与しているiPadでは発音採点アプリを活用しています。改善点のフィードバックもしてくれます。これを始めてから生徒たちの英会話に対する姿勢が変わったそうです。
中3以降はニュージーランドやアメリカへの語学研修、カナダへのターム留学などのプログラムも用意されています。アメリカ研修では、国連本部やハーバード大学にも足を運ぶそうです。
進路指導
早朝・放課後講習を無料で開講しています。英検などの資格試験対策講座もあるそうです。
中学生は職場体験に参加し、高校生になるとNPO法人による進路セミナーや予備校による進学講演会、OBによるガイダンスに出席して将来について考えるきっかけにします。
また、高校では進学講座やキャンパス見学、公開授業など、明治大学との連携も行っています。
明大中野では約8割の生徒が明治大学に進学します。
明治大学への推薦基準として、「推薦学力テストを加味した高校3年間の総合成績」があります。高入生と同条件になるので、気を抜くことはできません。
明治大学への推薦権をキープしたまま他大学を受験できる制度もありますが、やはり普段の成績が重視されるようです。
学校生活
【時間割】
月曜は5時限まで、火曜~金曜は6時限まで、土曜は4時限まで授業があります。
土曜授業は毎週実施です。
【生徒の雰囲気】
スポーツや読書、楽器、絵画など、多様な趣味・特技を持つ生徒がいます。
それによって仲良しグループができることはなく、互いの趣味・特技を受け入れながら楽しく学校生活を送っています。
また、男子校ならではの楽しさもあります。
在校生のお話では、「女子がいなくて寂しい気持ちもあるが、周りを気にせずにやりたいことに挑戦できる」という意見が多数聞けました。
【保護者との連携】
そして、保護者会を年間6回実施するため、学校と保護者の間に強いつながりがあります。
男子は自宅で学校の話をあまりしない傾向にあるので、多めに実施しているそうです。最近ではお父様の出席も増えているとのことでした。
土曜日実施の際にはクラブ活動の様子を見ることができます。
まとめ
在校生と卒業生からもお話がありましたが、みなさん男子校ならではの環境で自分の好きなことややりたいことを見つけ、仲間とともに充実した学校生活を送っていることが伝わってきました。
礼儀正しい中にもはつらつとした雰囲気を持った生徒さんがたくさんいます。
気になっている方はぜひ、実際に足を運んで明大中野の空気を感じ取ってください!
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