自主性に任せてもダメ、かといって親が無理矢理やらせてもダメとなると、一体子どもの勉強に親はどう関わっていくべきなのでしょうか?
親の関わり方について、考えてみましょう。
子どもが自主的にやるのが望ましいのであれば、親の役目は子どもに勉強したい、と思わせることです。
それはどうしたらいいのでしょうか?
最も有効なのは、勉強の必要性を教えることです。
とはいえ「勉強は将来、自分のためになるのだから、ちゃんとやっておきなさい」というだけでは、強制しているのと何ら変わりがありません。
何故その言い方がダメなのかというと、勉強することがどう自分のためになるのか、さっぱりわからないからです。
いい学校に入っていいところに就職する、というのを目標にしている子どもならいいのですが、そこまで考えていなければ何の必要性も感じないでしょう。
なので、まずは子どもが将来何をしたいのか、将来の夢を知ることから始めましょう。
例えば、将来はおまわりさんになりたいと言っているのであれば、まずはそのための採用試験などの情報を見てみましょう。
そして、実際にどのような問題を解かなければならないのか、それを見せるのです。
もちろん、今から採用試験や必要な資格の試験問題などは、解くことが出来ないでしょう。
今はそれでいいのです。
単に、この問題を解くにはどんな勉強が必要なのか、という事を実感してもらうのが目的です。
こんな問題が出されているから、これを解かなければおまわりさんにはなれない、ということをまずは子どもに知ってもらうことから始めましょう。
そして、そのためにはまず、基礎から時間をかけながらコツコツやっていく必要があるという事も教えるのです。
ここで、そんなの無理だよと、最初から諦めてしまう子どももいるかもしれません。
その時は、今すぐ理解する必要はなくて今から10年後に理解すればいいということも教えます。
そして、分かる範囲で良いのでその問題を解くために必要な知識を分解していきます。
その中で、今分かることだけでも解けるように勉強しようと言ってみましょう。
親にとっても難しい問題が多いので、分からない場合は何となくこれが必要と解説しても構いません。
その上で、中学や高校で習う内容も必要と教えればいいでしょう。
勉強でやる気を出させるには、まず手の届きやすい目標を設定することです。
「今日20問解け」というと嫌がる子どもは多いでしょうが、「今日1問だけ解け」と言われれば、そのくらいならいいかと真面目に取り組むものです。
大人なら、登山をあまりしない人に富士山の山頂まで登れと言っても無理だと諦めてしまうでしょうが、1号分だけ上れと言われたら頑張る人も多いのと同じです。
最終目標に手が届かないなら、手が届きやすい目標をまずは設定してあげる事が大切なのです。
子どもの自主性に任せるためには、まず子どものやる気を引き出してあげましょう。
それこそが、親のやるべき最大の役目といえるでしょう。