赤ん坊は、日常の会話から言葉を覚えていきます。
つまり、語彙力は日常会話から増えていくものです。
しかし、その内容には限りがあり、また話す相手が同じならある程度まで語彙が増えた時点で頭打ちとなります。
誰しも、自分が覚えている語彙を残さず使って会話しようとは思わないでしょう。
日常において、使われる語彙というのはごく一部でしかなく、また相手に理解できる言葉で話そうと思えば、それほど複雑な言葉は使わなくなります。
それ以上に語彙を増やすには、まず普段から話をする相手を増やす必要があります。
人によって表現方法は様々なので、話し相手が増えればそれだけ使われる言葉の種類は増えることになるのです。
特に、若者とお年寄りではかなりの違いがあるでしょう。
日常会話以外の語彙を増やすには、入手する情報を増やすことが大切です。
それはテレビや動画を見る、あるいは小説や漫画などを読むことが近道でしょう。
特に、多くのジャンルのものを見るのがおすすめです。
ただし、このような情報源はたとえわからない言葉があっても、それをわかりやすく言い換えてくれることはありません。
ですから、わからない言葉があったときにはとにかく調べてください。
辞書、あるいはネット検索でその言葉の意味や使い方を知ったら、あとはそれを実際に使ってみましょう。
その言葉を使う文章を自分なりに組み立ててみて、実際に会話の中に織り交ぜて使えるようになれば、その分語彙力が高くなったということです。
漢字の勉強をすると、その中には熟語も含まれます。
熟語の意味や同義語、対義語などを調べていくことも、語彙力を増やすには役立ちます。
同義語であっても、使われるシーンによってはふさわしいものとそうではないものがあるので、その違いを知ることも役立つでしょう。
ある程度語彙力が増えたら、今度は難しい表現をしている文章を簡単な表現に換えてみる、ということをやってみてください。
語彙力が足りなければ、文章の意味を変えずに言葉だけ変化させることは難しいのです。
そして、受験の文章問題に特化して語彙力を増やしたい場合は、とにかく多くの文章問題を解いてみましょう。
ただし、その時はもんだいそのものを解くのではなく、問題文の意味を正確に把握することを念頭に置いて考えてください。
問題文の中には、正確な意味が分からなくてもなんとなく聞かれていることはわかる、というものも少なくありません。
だからといってさっそく答えを求めるのではなく、その問題文の意味を正確に理解することを目標とするのです。
これには、ひっかけ問題を見破りやすくするという効果もあります。
ざっと読んだときに誤解されやすい表現をしている問題文も、しっかり読むと実は違う意味ということがあります。
問題文の内容を正確に把握することができれば、そのようなひっかけにも対応できるようになるのです。
また、同じような問題ばかりにならないように注意しましょう。
例えば、同じ出版社のオリジナル問題集ばかりを解いていると、出題者が同じ人ばかりになることがあります。
そうなると、文章の癖が同じものになりがちなので、多様な文章問題に対応できなくなってしまいかねません。
それよりも、幅広い問題にチャレンジしてみましょう。
そうすると、同じような問題でも違う表記をしていることがあるので、より多くのパターンに対応できるようになるのです。
そして、わからないことがあればまず自分で考えてみて、それから辞書で調べるか、あるいは大人に聞いてみましょう。
自分で考えたことがあっていれば印象に強く残り、間違えることはありません。
そして、考えたことが違っていた場合は、すぐに正しい意味を知ることで認識を差し替えるのです。
考えた意味が違った場合は、思い込みを防ぐために正しい意味を何度か口に出しておくのがおすすめです。
そうすることで、インプットとアウトプットができるので、頭に正しい意味が残りやすくなります。