中学受験においては、5年生のうちにどれだけ基礎学力を固められるかが非常に重要だといわれています。サピックスの考え方も同じです。
5年生では、次のような対策をとりながら中学受験に向けて進んでいきます。
1.1. 5年生のうちに中学受験の範囲をすべて終える
サピックスの指導方針としてご存知の方も多いかと思いますが、サピックスでは、5年生のうちに中学受験の学習内容をすべて終えるためのカリキュラムを組んでいます。4年生までは、どちらかというと基礎の基礎を固め、授業で学んだことを家庭で復習するというサピックスの学習スタイルに慣れることに主眼を置いたカリキュラムとなっていました。
しかし、5年生ではその基礎があることを前提に、中学受験に向けてスピードアップした授業が展開されます。1年で受験範囲の内容を終えるわけですから、必然的に学習内容はボリュームアップします。限られた時間の中でその復習もこなさなければなりませんから、どうしても習熟度が下がってしまう傾向にあります。増えた学習量に対して、どのように向き合っていくか、ご家庭でも対策を考える必要に迫られるかもしれません。
1.2. 志望校診断サピックスオープン
5年生になると、4年生までのテストにプラスして、『志望校診断サピックスオープン』というテストが増えます。これは年に2回実施されるテストで、目的は、子どもそれぞれの問題適性を診断することです。
中学入試の問題は、Aタイプ(基礎力・問題処理能力重視)とBタイプ(思考力・記述力重視)に大別できますが、問題適性診断というのは、そのどちらに適性があり、現時点でどのくらいの実力がついているかを分析して提示するものです。早い段階で自分に合った志望校を選択し、その学校に狙いを定めて本格的に受験勉強を始めることを狙いとしています。





