はじめに、塾に通う子ども同士のトラブルとしてよくある事例を見ていきましょう。
1.1.授業を邪魔する子どもがいる
子どもたちはやる気を胸に秘めながら静かに講義を受けている……と思いきや、授業の邪魔となる行為をする子どもも意外と多いようです。
授業中になんだかんだと話しかけてきたり、後ろからちぎった消しゴムを投げたりなど直接的に邪魔をする子もいれば、先生の問いかけに意味のないチャチャを入れたり、自分ばかりが答えて主導権を握ったりというかたちで邪魔をする子も。
そのような子の存在をお子さまが訴えてきたときには、まずは塾長や担当講師、事務局に相談してみましょう。隣や後ろの席の子がちょっかいを出してくる場合は、席替えをお願いしてみることも解決策のひとつです。
授業の邪魔をする子どもに関しては、講師の力量もありますし、すぐに改善されるというわけにはいかないかもしれません。しばらく経過を見てみましょう。授業がスムーズに進むようになればよいのですが、思ったほどの効果が見られないこともあります。
その場合は、同じ塾が経営する近隣の教室に移る、塾そのものを変えるなど、環境を変えるということを検討してみてもよいかもしれません。塾の中には「指名された子ども以外は発言しないこと」というルールを決めているところもあります。資料をよく読み、可能であれば体験授業、授業見学などに参加して教室の雰囲気をつかみ、お子さまにとってストレスのない塾を選び直してみましょう。
1.2.子どもがいじめられる
勉強ができる子に対して、やっかみから心ない言葉を浴びせる子がいるようです。やんちゃな子が、性格的におとなしい子をターゲットにして暴言を吐くなどのいじめも見受けられます。いじめる側の背景には、思うように成績が伸びない、志望校に合格できそうもないなどメンタル面での事情があることも多いのですが、だからと言って見過ごすわけにはいきません。
お子さまの話を聞きながら「まともに相手にしない」などの対処法を伝えつつ、やはり塾にきちんと事情を話して相談するようにします。たいていの塾は、教室での様子を気にかけて声をかけてくれたり、いじめをする子に働きかけてくれたりするはずです。
残念ながらそれでも事態がよくならず、お子さまが通塾をいやがるようなときには、お子さまのストレス軽減のためにも、塾を変えることも検討してみましょう。
例えば頻繁にクラス替えをする塾であれば、クラスのメンバーは流動的になります。勉強を頑張ることで成績が上がり、いじわるな子どもと離れられたら一石二鳥ではないでしょうか。





