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四谷大塚の予習シリーズで効率的に自宅学習するコツ

「予習シリーズで自宅学習を始めたいけれど、何をどう使えば効果が出るのか分からない」という保護者の声は少なくありません。四谷大塚の看板教材として長年使われてきた予習シリーズですが、教材のラインナップや購入方法、学年・立場による使い方の違いを把握しないまま取り組むと、せっかくの教材を活かしきれないこともあります。
この記事では、予習シリーズの教材構成から購入方法、自宅学習で効率よく取り組むコツ、行き詰まったときの選択肢まで解説します。

1. 四谷大塚「予習シリーズ」とは

ここでは、予習型の学習塾である四谷大塚のメイン教材「予習シリーズ」について、概要や特徴を解説します。

1.1. 予習シリーズとは

予習シリーズは、四谷大塚が長年にわたり改訂を重ねながら使い続けてきた、中学受験対策の中心教材です。四谷大塚は「予習→授業→復習→週テスト」の学習サイクルを軸にした予習型の塾であり、予習シリーズはその学習サイクルの土台として位置づけられています。

日能研やサピックスの教材が基本的に在籍生専用であるのに対し、予習シリーズは公式サイトからの通信販売や校舎窓口で塾生以外でも購入できる点が大きな特徴です。そのため、四谷大塚と提携のない塾や個別指導教室でも教材として採用されるケースが多々あります。

四谷大塚に通っていないご家庭でも、自宅学習の柱として取り入れやすい教材だといえるでしょう。

1.2. 予習シリーズの特徴

予習シリーズが自宅学習に向いているとされる理由は、教材自体の作りにあります。予習シリーズは、単なる問題と解答をまとめただけの問題集ではありません。各単元の冒頭で仕組みや考え方が文章でしっかり説明されており、初めて学ぶ内容でも生徒が一人で読み進めながら理解できるよう工夫されています。

理科・社会には索引も用意されており、分からない箇所をすぐに調べ直せるのも自主学習との相性の良さにつながっています。また、図やイラストを効果的に使ったビジュアル面の見やすさも、特徴の一つです。文章だけでは理解しにくい内容も、視覚的に捉えやすくなっています。

予習を前提としていて子ども自身で取り組みやすい設計になっているため、自宅学習を検討する保護者にとっても魅力的でしょう。

2. 予習シリーズの教材構成

ここでは、予習シリーズの教材構成について解説します。

2.1. メイン教材

予習シリーズの中心となるのが、学年ごとに上巻・下巻で構成される本編(メイン教材)です。算数・国語・理科・社会の4教科が用意されており、その学年で身に付けるべき内容を基本から段階的に学べるよう作られています。

4年生では無理なく基礎を固められるよう易しい内容からスタートし、学年が上がるにつれて扱うテーマの抽象度や難度が高まっていく構成です。一方で、6年生になると下巻では志望校のレベルに応じて内容が分かれるコースが用意されるなど、学年が進むにつれて教材自体が入試を見据えた作りに変化していきます。

2.2. 必修副教材

本編と並行して使うことが前提となっているのが、計算・漢字とことば・演習問題集の3種類の必要副教材です。

計算は算数の基礎となる計算力と基本的な一行問題を反復するための教材、漢字とことばは国語力の土台となる語彙・漢字を積み上げるための教材です。いずれも、毎日の学習習慣づけに直結します。

演習問題集は本編で学んだ内容を基礎から応用まで幅広い難度の問題で定着させるための教材で、4教科ともに用意されています。この3種類は学年を問わず必修とされており、本編だけで終わらせず、これらの副教材まで含めて取り組むことが自宅学習の基本です。

2.3. 選択副教材

必修副教材に加えて、子どもの学力や志望校のレベルに応じて選べるのが選択副教材です。基礎トレーニングや週テスト問題集のように基本の定着や進度確認を目的とした教材や、最難関問題集のように難関校を志望する子ども向けに難度を上げた教材があります。

6年生では、四科のまとめや算数難問題集、総合問題集(算数)といった入試対策に特化した教材が加わります。全てをこなすというより、志望校や弱点に合わせて取捨選択することが前提の構成になっている教材です。

3. 予習シリーズの購入方法

ここでは、予習シリーズの購入方法や購入時の注意点について解説します。

3.1. 購入ルートは主に2種類

予習シリーズは、四谷大塚に通っていないご家庭でも購入できる教材です。購入方法としては、以下の2つが用意されています。

購入方法支払い方法届くまでの目安
インターネット申込サイトの利用クレジットカード
代金引換
注文の翌日に発送
(状況により変動)
電話・FAX振込用紙振込確認後に発送

なお、校舎窓口での購入は2026年8月時点ではできず、通信販売のみの取り扱いとなっているため注意が必要です。

参考:四谷大塚「四谷大塚の教材」

3.2. 中古購入時は年度・改訂内容の確認を

フリマアプリやネット通販では、中古の予習シリーズも数多く流通しています。価格を抑えられる点は魅力ですが、予習シリーズは過去に内容やカリキュラムの改訂が行われており、発行年度によって収録されている単元や構成が異なる場合があります。

特に上巻・下巻がセットになっている教材は、年度がずれたものを組み合わせて購入してしまうと、学習内容に抜けや重複が生じる恐れがあり要注意です。

4. 誰が使うかで変わる予習シリーズの活用法

四谷大塚準拠塾生・週テストコース生・自習者(他塾生や独学)では、予習シリーズとの向き合い方が異なります。

ここでは、それぞれ意識したいポイントを解説します。

4.1. 四谷大塚準拠塾生の場合

四谷大塚の直営校舎や準拠塾に通っている場合は、組分けテストの結果に応じてクラスが分けられ、そのクラスに合わせた指導を受けられるのが特徴です。数週間ごとにクラス編成が見直されるため、そのときどきの理解度に合った内容で予習シリーズに取り組めるでしょう。

一方、準拠塾や提携塾では塾独自の教材やペースが組み合わさっているケースも多くあります。塾の宿題と予習シリーズの進度をどう両立させるかは、他の立場以上に意識しておきたいポイントです。

4.2. 週テストコース生の場合

授業を受けず、週テストのみを受験する形で予習シリーズに取り組んでいる場合は、解説授業がない分、どこまで手を広げるかを本人や保護者で判断する必要があります。

ただ、週テストの結果はレベルに応じた出題になっているため、点数の傾向を見ながら「今の実力に合った範囲はどこか」を判断する材料として活用しましょう。授業という後ろ盾がないぶん、テストの結果を計画の見直しに定期的に生かす姿勢が、他の立場以上に重要になってきます。

4.3. 自習者(他塾生・独学)の場合

四谷大塚に在籍せず、予習シリーズだけで自宅学習を進めている場合は、テストという客観的な指標がない分、今の学習が順調なのかどうかを判断しにくいといえます。

この場合に考えられる工夫が、週テストコース生でなくても購入できる週テスト問題集の活用です。1週間の学習が終わったタイミングで自己採点用として取り入れれば、理解度を客観的に確認できます。

また、四谷大塚が実施する全国統一小学生テストのような公開テストを定期的に受けることで、他の受験生との比較の中で実力を把握できます。

自習の場合は、教材や公開テストの組み合わせを保護者も一緒になって考え、進捗確認の仕組みを意識的につくっていくことが大切です。

5. 予習シリーズを軸にした学習サイクル

予習シリーズは、「予習→授業→復習→週テスト」という1週間単位の学習サイクルを軸に組まれています。まず家庭で該当範囲を予習して授業で理解を確認したうえで復習、その週の理解度を週テストで確認する流れを繰り返しながら、単元を積み上げていく仕組みです。

サイクルを機能させるうえで欠かせないのが、日々の家庭学習です。四谷大塚のカリキュラムは、家庭でこのサイクルがきちんと回ることを前提に組まれています。そのため、どれか一つの工程を省いてしまうと、次週以降の理解にも影響が出やすいでしょう。

また、5週に1度実施される組分けテストでは、それまでの学習内容の復習事項を確認できる仕組みになっています。単元ごとの理解を後回しにせず、その都度定着させていくスタンスで、無理なく自宅学習を進めてください。

6. 予習シリーズで効率的に自宅学習するコツ

ここでは、予習シリーズを活用して効率的に自宅学習するコツを紹介します。

6.1. 解説を参考に「理解」を深める

例題を解いたあとは、正解・不正解にかかわらず、必ず解説に目を通す習慣をつけましょう。予習シリーズは、たくさんの問題をこなすことよりも、一問ずつ理解を深めることを重視して作られた教材であるためです。

間違えた問題はもちろん、たまたま正解できた問題であっても、解説を読みながら模範解答と同じ考え方で解けているかを確認する姿勢が大切です。四谷大塚は「予習」を前提とした学習法を取り入れているため、教材の解説自体が、子どもが一人で読み進めても理解できるよう工夫されています。

6.2. 例題を繰り返し解く

一度解いた例題は、それで終わりにせず、期間を空けてもう一度取り組んでみましょう。1回目で解けなかった問題には印をつけておき、2回目に取り組む際はその問題を優先的に見直すようにすると効率的です。

同じ問題を繰り返し解くことで解き方のパターンが定着し、初見の問題にも応用できる基礎力が身に付いていきます。特に、正解できた問題でも解き方を忘れていないか確認する意味で、時間を置いて再度解く習慣は自宅学習との相性が良い方法です。

6.3. 学習計画を週単位でスケジューリングする

予習シリーズはもともと四谷大塚で毎週実施される週テストに合わせた作りになっています。そのため、自宅学習で取り組む場合も1週間単位のリズムを意識してスケジュールを組むのがおすすめです。

その日の気分に任せて進めていると、後回しにする日が積み重なり、気付けば大きく計画から遅れてしまうことも考えられます。四谷大塚のテストスケジュールに合わせて進める方法でも、家庭の生活リズムに合わせて独自のスケジュールを組む方法でも構いません。あらかじめスケジュールを立てて、計画的に進めていきましょう。

6.4. 全問完璧を目指さず優先順位をつける

全問完璧を目指さず、優先順位をつける姿勢も大切です。

予習シリーズは学年が上がるにつれて扱う問題の難度が幅広くなっていきます。収録されている問題をすべて完璧に解けるようにしようとすると、時間が足りなくなってしまう恐れもあるでしょう。

「まずは正答率の高い基本的な問題を確実に解けるようにし、そのうえで応用的な問題にも少しずつ挑戦していく」という順序を意識すると、無理なく学習を進めることができます。テストに取り組む際にも、全部を無理に解こうとせず無理なく解ける問題から効率的に進めるのがおすすめです。

7. 家庭学習だけで難しいと感じたら家庭教師の利用がおすすめ

予習シリーズを活用した家庭学習だけで難しいと感じたら、家庭教師の利用がおすすめです。

自宅学習で予習シリーズに取り組んでいると、「解説を読んでも理解できない」「どこまで手を広げればいいか判断できない」といった壁にぶつかることも多々あります。

保護者が付きっきりで教えるにも限界がありますし、忙しい中で毎日の進捗管理まで担うのは大きな負担になりがちです。そのようなときに選択肢の一つとなるのが、家庭教師の活用です。

集団授業とは異なり、その子の理解度や進み具合に合わせて指導内容を調整してもらえるため、疑問点をその場で解消しやすいといえます。間違えた問題だけを見直してもらったり、学習計画についてアドバイスをもらったりと、予習シリーズを効果的に活用するためのサポートも期待できます。

「今のやり方で合っているのか不安」「これ以上は自分たちだけでは難しい」と感じたら無理に抱え込まず、学習相談の窓口へ気軽にお問い合わせください。

8. まとめ

予習シリーズを自宅学習で使いこなすためには、教材構成を正しく理解したうえで、自分の立場に合った活用法を選び、コツコツと積み重ねていく姿勢が大切です。

メイン教材と必修副教材を軸にしながら、学年に応じて選択副教材を活用しましょう。解説の読み込みや例題の反復、週単位でのスケジューリングを習慣にすることで、無理のない自宅学習が実現しやすくなります。

それでも「今のやり方で合っているか不安」「これ以上は自分たちだけでは難しい」と感じたら、一人で抱え込まず家庭教師の活用も含めてぜひお気軽にご相談ください。

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