
2019/11/15
サピックス(SAPIX)対策① サピックスで勝ち抜くために!テストの準備と見直しは万全に
SAPIX塾対策
投稿日:2019年11月19日
「日本書紀」は日本史上における最初の正式な歴史書とされています。先行する史書として「古事記」がよく知られていますが、「古事記」には勅撰である(天皇の命で編纂された)という確証がないため、国家の正式な史書には加えられていません。両者の違いを簡単にまとめておきます。
712年/和銅5年成立 編者は太安万侶(おおのやすまろ)
稗田阿礼(ひえだのあれ)が暗誦していた天皇の系譜と伝承をまとめたものとされる。
元明天皇に献上された。
720年/養老4年成立 編者は舎人(とねり)親王
天皇個人の伝承部分が少なく、国史としての色合いが濃い。元々は天
武天皇の命で編纂が始まったが、中断を経て元正天皇の時代に完成したという。
天皇を中心とした中央集権国家を造るという「大化の改新」の理想は、朝鮮半島情勢の悪化(663年・白村江の戦)や国内の争い(672年・壬申の乱)など諸事情によって頓挫を余儀なくされていました。そこには、蘇我蝦夷・入鹿父子が除かれたとはいえ豪族としての既得権を失いたくない各氏族の思惑も絡んでいたものと思われます。しかし、壬申の乱の勝者となった天武天皇とその妻であり、後継者でもあった持統天皇の時代には、天皇とその近親(皇親)、また「大化の改新」の功労者・中臣鎌足の子である藤原不比等が中心となって改新の方針は現実のものとして動き始めるようになります。それに伴って、天皇家に対する絶対的な神格視が生まれ、国家意識が高まるようになります。「日本書紀」というある種モニュメントの誕生は、こうした文脈の中で語られるべきことでしょう。
2019年の改元をめぐり、皇室への関心が高まったためでしょうか。19年入試では「天皇」や「年号」に関する歴史が数多く出題されました。来年度もその傾向は変わらないことが予想されます。
この時代は狙われやすい時代だと考えて、密度の濃い勉強をしましょう。
【参考】 7世紀末から8世紀初頭の重要歴史年表(上記記事は除く)
日本における水墨画の祖と言われる雪舟は1420年、備中国(現岡山県)に生まれました。京都の相国寺(臨済宗)で修業をし、のち、守護大名・大内氏の庇護を受けて周防国山口(現山口県山口市)に移ります。1467年(応仁元年)、勘合貿易の船に乗って明に渡り、本格的な水墨画の技法を学んで帰国しました。
代表作の「四季山水図(山水長巻)」「秋冬山水図」「天橋立図」など6点の作品が国宝に指定されており、個人としては最大の数になっています。
中学入試において雪舟は、室町後期の東山文化を代表する画家として、必ず覚えなければならない歴史人物の一人に数えられています。東山文化の大きな特徴は「禅宗の強い影響を受けている」ことです。雪舟の水墨画以外の禅宗とかかわりの深い文化財を挙げておきます。
【参考】
江戸幕府8代将軍・徳川吉宗による一連の政治改革、「享保の改革」については今さら語るまでもないでしょう。その「享保の改革」の目玉政策(?)の一つに庶民の意見を聞く「目安箱の設置」があります。目安箱を元に実現された政策として中学受験生が覚えておかなければならないのが、
「小石川療養所の設置(医師・小川笙(しょう)船(せん)の意見による)」とこの「町火消の整備」です。
「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉もあったように、江戸の町はいくたびもの大火に見舞われた歴史を持つのですが、幕府の制度化した大名火消や旗本の定火消(じょうびけし)では大規模な火事に対応することができませんでした。目安箱の訴状を元に吉宗は、町奉行・大岡忠相(ただすけ)に命じ、隅田川以西を担当する「いろは四十八組」と川向うの本所、深川(現在の墨田区、江東区)を担当する16組から成る町火消制度を整えました。
【参考】