現在、米中貿易問題と呼ばれているのは、アメリカと中国との間に起きている貿易摩擦問題のことです。
貿易摩擦とは、国と国との間で行われる貿易において輸出と輸入が釣り合わなくなることから起きる経済的な問題です。
特定の国から特定の商品が大量に輸入されると、自分の国のその商品が売れなくなり、産業に悪影響を与えます。
特に、輸入額が輸出額を上回る「貿易赤字」の状態になると、国内に入ってくるお金よりも出ていくお金の方が大きくなる上に、海外製品が流通して自国の製品が売れなくなり、国内の経済全体にも大きな影響を与えることになってしまいます。
このような影響から自分の国の産業や経済を守るため、国と国との間の貿易では関税をかけることができます。
関税をかけると、その商品はもともとの値段にさらに関税分の金額を上乗せされて値段が上がってしまうので、輸入されても買う人が少なくなり、結果的に輸入量が減ることになります。
このように2国間で貿易をめぐって起きる問題を貿易摩擦と言います。
2018年以降アメリカと中国との間では、お互いの国からの輸入品に高い関税をかけ合う貿易摩擦の状態が続いており、この状態を、米中貿易摩擦や米中貿易戦争、または米中問題とも呼ばれています。

2020/01/27
役に立つ!時事問題解説②日本の世界遺産登録「百舌鳥・古市古墳群」
入試問題予想中学受験情報




