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サピックスの演習に慣れて機械的になっている
4年生のときは成績が良かったのに、学年が上がるにつれて成績が伸びないという子どもの場合、サピックスの演習に慣れて、問題を機械的に解いている可能性があります。これはサピックスの特徴ともいえるのですが、似たような問題を繰り返し解かせることを徹底しているため、機械的に解いても答えが導き出せるようになってしまうのです。
例えば算数の場合、問題の数値を入れ替えた演習を多数こなすようになっています。「数値替え演習」とも言われていますが、イメージしやすいように、簡単な問題の例を挙げてみましょう。
問題:子どもが5人います。お菓子を3個ずつ配ったら、1個あまりました。お菓子は全部で何個ありましたか。
この問題は、計算上「3×5+1=16」で解くことができます。「ひとり当たりの個数×人数+あまり」が、全部のお菓子の数です。数値替えをして、子どもの人数が8人になったり、配るお菓子の数値やあまるお菓子の数値が変更になったりしても、基本的な解き方は変わりません。つまり数値替えの問題では、理論として「なぜそのように解くのか」がわかっていなくても、問題文をぱっと見て計算式に当てはめて解くことができてしまうのです。
算数では計算力は基本ですが、難問になればなるほど解く過程を組み立てる思考力が問われます。数値替えの問題で数をこなすことが学力向上に有効な手段であることは認められていますが、機械的にこなすことを覚えてしまった子どもの場合、思考力が育っていないために成績が伸び悩んでしまうことが多いようです。
相性が合っていない
サピックスの方針、特定の講師、クラスの雰囲気など、サピックスと相性が合っていないために成績が伸びないというケースも考えられます。どんなことにも相性はありますし、集団塾の場合は、塾のシステムの中で勉強をしなければならないので、ある程度のことはしかたのないかもしれません。しかし、苦手な先生がいると、授業時間も緊張を強いられることは想像に難くありません。
またサピックスは、テスト結果でクラス分けをするというシステムを採用しています。勝気な子どもであれば「負けるもんか」という闘志につながりますが、自分のペースを大事にしたいお子さんの場合、そのような上昇志向に満ちたムードになじめないということもあるでしょう。そういった気持ちの負担が成績に反映されてしまうこともあります。
学習のスピードについていけていない
サピックスの学習進度は、非常にスピーディーです。そのため、学習内容がしっかり身についていないにもかかわらず、次に進んでしまっている可能性があります。基本的に学習は積み重ねていくもの。前の段階で何かにつまずいているがために、成績が伸び悩んでしまうこともあるでしょう。
また、サピックスの講師は、問題を解く速さを重視する傾向にあるようです。決して速ければいいというものではないのですが、そういうムードに感化されてしまうと、じっくり考える習慣が身につかなくなってしまいます。結果、思考力を問われる問題が苦手になり、成績に反映されないということもあるでしょう。
サピックスで伸びない場合の対策
サピックスで成績が伸びない場合の対策としては、大きくふたつの方法があります。





