クラス基準についてお話する前に、早稲田アカデミーが小学生向けに設定しているコースについてご紹介します。このコース設定は、ほかの中学受験塾にはない特色といえるかもしれません。
まず、これからお伝えするSコースは私立や国立の中学受験を目指すコースで、一般的な中学受験生は、このコースに在籍することになります。開講は、小学校4年生からです。
そのほか、公立の中高一貫校を目指すコース、公立中学に進むことを前提として基礎学力を養うコース、公立中学から難関高校を目指すためのコースが設定され、開講は小学5年生からとなっています。
中学受験を目指すSコースは、毎月実施される組分けテストの成績によりクラス分けがされます。クラスの人数は校舎によって異なりますが、平均して1クラスの人数は13名前後です。クラスの人数が増えすぎた場合はクラス数を増やして対応し、少人数制を徹底しています。
4年生のクラスは、基本的にS1クラスとS2クラスの2クラスです。5年生以上は、S1クラスの上にSSクラスが設けられています。このクラス分けの基準となるのが、早稲田アカデミーが独自に設定している基準で、具体的には「A基準」「B基準」と呼ばれています。
A基準は、早稲田アカデミー全校舎統一の基準です。組分けテストの点数で400~420点程度を獲得することがラインとされ、この基準を満たせば、1回のテストでSSクラス在籍の資格を得ることができます。
B基準については、校舎によって基準に若干の違いがあるようです。そのためはっきりした基準は示されていませんが、組分けテストでおおむね350~380点を獲得することがラインといわれています。
この基準によって、早稲田アカデミーではクラス分けを実施しており、各クラスの特徴は次の通りです。
1.1. SSクラス
小学5年生からスタートする成績最上位のクラスです。
このクラスへの在籍資格を得るためには、「1回の組分けテストでA基準を満たす」「連続2回の組分けテストでB基準を満たす」「SSクラスへの選抜テストに合格する」のいずれかをクリアすることが条件となっています。
目安となる偏差値は、おおむね60以上で、対象となる受験校は、御三家などの最難関校やそこに続く難関校です。
ちなみに、欠席も含め、2回連続でB基準に満たない点数を取ってしまうと、SSクラスの在籍資格は失われてしまいます。
1.2.S1クラス
4年生では成績上位層、5年生からは惜しくもSSクラスに入れなかった子どもが対象となるクラスです。
クラス分けの基準点は校舎によって多少の違いがありますが、SSクラスから落ちてきてしまった子やS2クラスから上がってきた子などが混在するクラスで、偏差値の目安はおおむね47~59程度になります。対象となる受験校は上位校から中堅校です。
1.3. S2クラス
S1よりも下のクラスで、偏差値の目安はおおむね46以下、対象となる受験校は中堅校やそれより下の中学校となります。
なお、S2クラスの人数が多くなりすぎた校舎では、その下にS3、S4と、クラスを増設することもあります。







