神奈川県のみならず、首都圏の男子最難関中学校の一角として君臨する聖光学院中学校。近年は東京大学への驚異的な合格実績などを背景に人気がさらに高まり、入試難易度・偏差値ともに上昇を続けています。まずは、主要進学塾が発表している最新の合格判定偏差値と、併願先となる難関校との難易度比較を確認していきましょう。
1.1. 主要進学塾(サピックス・四谷大塚・日能研)の最新合格80%偏差値一覧
大手進学塾が公表している聖光学院中学校の合格可能性80%偏差値は以下の通りです。
| 模試名 | 聖光学院中学の合格可能性80%偏差値 |
| SAPIX(サピックスオープン) | 67 |
| 四谷大塚(合不合判定テスト) | 71 |
| 日能研(全国公開模試) | 69 |
サピックスでは偏差値66以上、四谷大塚・日能研では偏差値70前後が合格確実ラインの目安となります。サピックスであれば最上位クラスの維持、四谷大塚・早稲田アカデミーであれば「Sコース」や「Cコース上位」、日能研であれば「Mクラス」の上位に常時位置していることが求められる超難関水準です。
1.2. 第1回入試(2/2)と第2回入試(2/4)の難易度・倍率の違い
聖光学院中学校では、2月2日(第1回)と2月4日(第2回)の2回入試を実施しています。
両日程を比較すると、募集定員は第1回が約175名に対して第2回は約50名と狭き門になり、実質倍率も第1回の約3倍前後に対し、第2回は5~6倍近くまで跳ね上がります。
偏差値データ上も第2回のほうが1~2ポイント高く設定されており、2月1日の開成・麻布、2月3日の筑波大附属駒場(筑駒)の合否結果を受けたトップ層が集中するため、第2回入試は首都圏でも屈指の激戦となります。基本戦略としては、定員が多くチャンスの広い第1回入試での手堅い合格を目指すことが極めて重要です。
1.3. 【麻布中学 偏差値比較】麻布・開成・栄光学園との併願戦略と難易度
2月2日に入試を行う聖光学院は、2月1日の男子御三家(開成中・麻布中・武蔵中)との併願パターンが定番です。
ここで、受験生の併願先として特に多い麻布中学の偏差値と各難関校の難易度を比較してみましょう。
| 学校名 | サピックス | 四谷大塚 | 日能研 |
| 麻布中学校 | 59 | 65 | 66 |
| 開成中学校 | 68 | 72 | 72 |
| 栄光学園中学校 | 60 | 66 | 67 |
模試の偏差値データ上、聖光学院は麻布中学の偏差値を大きく上回る数値となっています。ただし、注意すべきは「出題傾向の根本的な違い」です。
麻布中が「長大な記述量と独創的な思考力」を重視するのに対し、聖光学院は「高密度な処理スピードと正確無比な計算力・知識力」を求めてきます。そのため、「麻布中学の偏差値ラインをクリアしているから聖光学院も受かる」という安易な併願は通用せず、聖光特有の出題パターンに合わせた専用の演習・対策が不可欠です。





