明治大学付属明治中学校の入試傾向と対策

入試対策のポイント

時間/配点出題傾向
算数 50分
100点
例年大問5問の設定です。Ⅰは計算、一行問題、Ⅱ以降が応用問題の大問で、前半は「特殊算」「割合と比」「規則性」等で後半は「図形」中心の出題パターンとなっています。後半にいくほど問題の難度が上がる傾向があります。問題のレベルは付属校でも難度が高いものといえます。動点に関する出題が近年多く見られます。大問では答えのみでなく式や考え方を書く形式です。
国語 50分
100点
例年大問3問の設定で、長文読解、知識、漢字1題ずつの構成です。読解問題では記述式の問題のウェイトが高い傾向にあります。単に本文中の言葉を抜き出すというより、自分の言葉でまとめる力が要求されています。知識や漢字の問題で30点分の出題があるのも他校に見られない特徴といえます。
理科 40分
75点
大問6~7問の構成で4分野からまんべんなく出題されていますが、「物質」と「エネルギー」と「生命」からの出題がやや多い傾向にあります。物理化学分野では難度の高い計算問題が例年出題されることが特徴的です。解答形式は記号選択が中心ですが、記述や計算式を書かせるものもあります。
社会 40分
75点
例年大問3問の設定です。分野的なバラつきは少ないですが、地理・歴史に時事問題を絡めた出題が多いという特徴があります。地図や資料の読み取りの問題も多く出題されます。幅広い知識に加えて、それらを結び付けて考えることができているかどうかが問われています。
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明治大学付属明治中学校合格へのポイントは?

算数の問題難度が高く、差がつきやすい

元々男子校であったこともあるためか、明大明治中の算数の問題は付属校の中でも難度の高いものとなっています。そのため後半の応用問題の出来不出来で、得点にかなりの差が出ているようです。特に女子の受験生にとっては図形分野では相似、動点等女子が苦手にしがち問題が多いようで、ヘビーな内容となっています。

本格的な内容の理社、知識のみではない総合力が必要

明大明治中は明治大の付属であるとともに国公立大学への進学校としての性格も兼ね備えています。そのためか、理科・社会でも男子進学校並みの本格的な問題が出題されます。奇をてらうような出題ではありませんが、質量ともにボリュームがあり、知識の暗記だけでは対応できない思考力、総合力が問われます。他の付属校と併願する場合でも十分な対策が必要な学校といえます。

国語は記述対策が必要、自分の言葉でまとめる練習を

明大明治中の長文は、説明文、論説文の出題が多い傾向にあります。内容も、言語や文化、コミュニケーションといった抽象的な大人向けのものが多く、そういった文章に慣れておく必要があります。記述問題に関しては、単純な書き抜きだけでは収まらない、自分の言葉で表現すること、論理的に説明することが要求されています。新聞コラムや論説的なものを読んで、自分で要旨をまとめたり、感想を書いてみるといった訓練が必要です。

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合格体験記

学校情報

学校名(かな)明治大学付属明治中学校 (めいじだいがくふぞくめいじちゅうがっこう)
国公私立の別私立
共学・別学共学
住所〒182-0033 東京都調布市富士見町4-23-25
電話042-444-9100
ホームページhttps://www.meiji.ac.jp/ko_chu