お茶の水女子大学附属中学校の入試傾向と対策

入試対策のポイント

時間/配点出題傾向
算数 30分
50点
大問5問程度で、前半は計算と小問、後半が「図形」「旅人算」「数の性質」等の応用問題になっています。「図形」の比重が高く、思考力が必要なやや難度の高い出題が見られます。応用はいずれも典型的なものでなく、国立校らしい試行や整理等作業を必要とする問題になっています。理科や家庭科、図工等の他科目との融合問題も特徴的です。
国語 30分
50点
大問3~4問の設定で、放送問題1題、長文読解問題1,2題と漢字という構成になっています。長文は様々なジャンルから出題されます。放送問題は非公開ですが、ニュースなどを聞き取って、内容を要約するようなものです。知識問題も多様な出題が見られ、国立校ならではの独特なスタイルになっています。
理科 20分
40点
大問3~4問の構成で4分野からバランスよく出題されています。国立校らしく、実験・観察を扱ったユニークな設定の出題が多いです。解答形式は語句や数値の記入もありますが、図に記入させたり、論述の設問もあり、知識のみではない理科の総合力が問われるものになっています。
社会 20分
40点
大問3~4問の設定です。地図や写真、グラフや表、新聞記事等の資料がたくさん出されていることが特徴的です。地理と歴史の融合問題がよく見られ、産業に焦点をおいた出題が目立ちます。時事問題も頻出で、意外なテーマが取り上げられることが多いです。
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お茶の水女子大附属中合格へのポイントは?

国立高ならではの独特な出題 思考力と応用力が問われる

お茶の水女子大付属中は、最も伝統のある国立の中学校で、少人数ながらも東大をはじめとして難関国私立大への高い進学実績を誇っています。入試問題は、国立校ならではの思考力が問われる独特の出題が見られます。算数の他科目の知識の必要な問題、国語の放送問題をはじめとして個性的な出題が目立ち、独自の対策が必要なものとなっています。

算数はテクニックより思考力 図形分野で差がつく

お茶中の算数は、他の私立進学校とはかなり異なる出題パターンになっています。いわゆる典型題はなく、小学校で履修した内容の基礎力とそれをもとにした思考力が重視された出題です。特に図形分野は出題のウェイトも高く、展開図や折り曲げ、作図等他の私立中とは傾向の違う問題が出題され、難度は高くないですが、私立一辺倒の入試対策しか行っていないような場合には差がついてしまうものになっています。

国語の聞き取り問題対策は訓練が必要

お茶中の国語は、まず放送問題から始まります。放送された内容を聞き取って、内容を要約して書くというもので、慣れが必要なものです。聞いたものを全て書くことは不可能ですし、聞き取った内容をまとめることのほうが意外に難しいものです。ラジオのニュース等を聞いて、内容をつかみ、キーワードをメモして、それを再構成するという訓練をしておくことが有効でしょう。

合格体験記

学校情報

学校名(かな)お茶の水女子大学附属中学校 (おちゃのみずじょしだいがくふぞくちゅうがっこう)
国公私立の別国立
共学・別学共学
住所〒112-8610 東京都文京区大塚二丁目1番1号
電話03-5978-5862
ホームページhttp://www.fz.ocha.ac.jp/ft/