実践女子学園中学校の入試傾向と対策
入試対策のポイント
科 | 時間/配点 | 出題傾向 |
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算数 | 45分/ 100点 | 大問4問の設定で、Ⅰは計算問題、Ⅱは一行小問、残りは応用問題となっています。計算と一行小問で6割の配点になっていることが特徴的です。応用問題では「図形」「特殊算」「比」の出題が多いです。「図形」の問題は工夫が凝らされたやや難度の高い問題が出題されます。他の分野に関しては標準的な出題といえます。 |
国語 | 45分/ 100点 | 大問2問程度の設定で、物語文と説明文のいずれか1題が出題される傾向にあり、5000~7000字程度の長文が出題されることもあります。形式は記号選択、語句記入が多く、記述に関しては文字数指定のないものから、20~40字程度のものまで幅広く出題されます。難度は標準的なもので、文章はやや長めですが、小学生が読みやすいものが出題されています。 |
理科 | 理社で50分/ 各50点 | 大問3問程度で、4分野からバランスよく出題されています。実験や観察を基にした出題が多いです。基本的な知識を幅広く問う問題になっています。解答形式は、記号選択、語句や数値の記入がほとんどですが、短めの理由の記述もよく出題されています。 |
社会 | 理社で50分/ 各50点 | 大問2問の設定で、大問1で地理が約35%、大問2で歴史が約50%出題される傾向にあり、公民分野は大問1と大問2にそれぞれ約15%ほど組み込まれています。時事問題の出題もあります。形式は記号選択、語句記入がほとんどです。全体的に基礎知識の定着を見るオーソドックスな出題になっています。また、短文記述が出題されることもあります。 |
実践女子学園中合格へのポイントは?
算数は一行計算と小問の出来が合否を分ける
実践女子学園中の算数は、受験者と合格者で平均点に大きな差があることが特徴です。そのため、算数の出来が合否を分けるポイントにもなりえます。例えば、計算一行問題は60点の配点となっていますが、典型題中心で難度も標準からやや易しめのものですから、9割以上の正答率が欲しいところです。後半の応用問題は図形に難問が目立ち、差はつかないことが予測されるので、計算一行問題のミスは命取りになってしまいます。問題数も多くはないので、焦らずに前半をミスなく確実に取っていくことが高得点のポイントといえます。
国語は漢字と知識問題の比重が高い
実践女子学園中の国語は、読みやすい文章であることが多く、設問もオーソドックスなものになっています。ただ、文章量と記述問題の数は増加傾向にあり、ともなって国語の平均点も低下傾向にあります。そのため知識問題を取り切ることが重要です。漢字、語句の知識は独立題として、例年約20点分の配点になっていますが、長文の中にも漢字や語彙、文法の問題が散見され、約10点分の配点があり、合計3割が知識問題ということになります。読解ではあまり差がつかないものと考えられ、知識問題の出来が合否を左右するものになっているようです。確実に点数を稼げるものとしても、知識問題対策はきちんとしておく必要があります。
理社は基本知識の徹底 苦手分野を作らないことが大事
実践女子学園中の理社は、幅広く基本的な知識を問う問題スタイルになっています。理科は理由記述や計算問題もありますが、内容的には標準的なものなので、全体として差がつきにくい構成になっています。逆に皆ができるところができない、「苦手科目や分野」を抱えているお子さんには不利なものといえます。苦手分野でも基本的な内容はきちんと定着させておきたいものです。
学校情報
学校名(かな) | 実践女子学園中学校・高等学校 (じっせんじょしがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう) |
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国公私立の別 | 私立 |
共学・別学 | 女子校 |
住所 | 〒150-0011 東京都渋谷区東1-1-11 |
電話 | 03-3409-1771 |
ホームページ | http://hs.jissen.ac.jp/ |