女子学院中学校の入試傾向と対策
入試対策のポイント
科 | 時間/配点 | 出題傾向 |
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算数 | 40分/ 100点 | 大問7~8問からなる問題構成です。Ⅰは計算問題と図形を中心とした一行問題です。単元的には数量では「約数・倍数」「数列」「速さと比」、図形では「立体の求積」「展開図・投影図」「対称」などがよく出題されています。問題の難易度はそれほど高くはありませんが、制限時間の割に問題量が多いのが特徴で、処理能力とスピードが要求されます。 |
国語 | 40分/ 100点 | 例年大問3~4問の構成です。算数同様難度は高くはありませんが問題量が多いのが特徴です。随筆が多く出題される傾向にあります。読解力に重点が置かれた設問が多く、正確さとスピードが要求されます。文章も大人の文章という感じが強いもので、女子学院中タイプのお子さんに見合ったものになっています。 |
理科 | 40分/ 100点 | 例年大問4~5問の構成です。女子学院中入試の最大の特徴は理社が算国と同配点であることです。バランスのよい学力が要求されているといえます。分野のばらつきもなく問題量が多いので、総合的な理解とスピードが要求されます。実験・観察を基にした問題や図表の読み取りの出題もあります。 |
社会 | 40分/ 100点 | 大問3~4問で他の科目同様問題量がかなり多いことが特徴です。引用文も長めなので、国語的な読解力も必要とされます。日本地理と歴史の占める割合がやや高い傾向にあるともいえます。また、地図や図表が多用されているので、普段から地図や資料に目を通す習慣をつけておく必要があります。 |
女子学院中合格へのポイントは?
とにかく「スピード」と「正確性」が鍵を握る
女子学院中の入試問題全科目に共通しているのはとにかく「量が多い」ことです。
「素早く読んで、素早く答える」条件反射のように問題を処理していかないと高得点は望めません。いわゆる「速読即解型」の試験で、時間の配分、問題の取捨選択を含む対応力、即解のテクニック等を身につけておく必要があります。
算数は「解法パターン」と「テクニック」
女子学院中の算数は問題の難度は高くありませんが、量が多く時間との戦いになります。できるだけ1問に時間を使わずに多くの問題に取りかかれるかが合否の分かれ道になります。そのためには問題を見てすぐに「あのパターンだ」と瞬時に気付くこと、どれだけ多くの「解法パターン」を持っているかが鍵となります。また時間短縮のための計算や図形などの「テクニック」「一発技」を体得しておくことも重要です。
定番問題、パターンに注目
女子学院中の入試問題には「定番」といえるような出題が全科目において存在します。算数は「円がらみ」の問題や「二等辺三角形の発見」「歩数と歩幅」、理科の「実験装置の絵を描く」問題、社会の「地図、地形図」等です。この点は押さえておいて対策しておくべきなのはいうまでもないことでしょう。
新傾向にも注意 基本パターンの習得で逆転合格しやすい入試
近年傾向がやや変わりつつある点には注意が必要です。算数の難度が少しずつ上昇傾向にあること、社会の記述問題の出現等若干の変化があります。プロ家庭教師であればその辺りは押さえているはずです。また問題の難度が高くないために、スピードとパターンの訓練を徹底すると、模試の偏差値がかなり隔たりがあっても逆転合格をしやすいという傾向にあることも頭に入れておいて損はないでしょう。
合格体験記
学校情報
学校名(かな) | 女子学院中学校・高等学校 (じょしがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう) |
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国公私立の別 | 私立 |
共学・別学 | 女子校 |
住所 | 〒102-0082 東京都千代田区一番町22-10 |
電話 | 03-3263-1711 |
ホームページ | http://www.joshigakuin.ed.jp |