立教女学院中学校の入試傾向と対策

入試対策のポイント

時間/配点出題傾向
算数 40分
90点
大問4問の設定で、Ⅰは計算小問総合、Ⅱ以降が応用問題という構成です。「規則性」「図形」「速さ」「場合の数」等がよく出題されます。問題文が長く、途中の作業も煩雑なものが多いので、女子中の問題としてはかなり難度の高いものといえます。特に図形の問題は様々なパターンが扱われていて、女子にとっては差のつくものになっています。年度によって難度に差があることも特徴です。
国語 40分
90点
大問2問の設定で、物語文1題、説明文か随筆が1題というパターンが多いです。形式的には記述が多いことが特徴です。100~150字の長いもので、まとめる能力のみでなく文章表現力が必要なものになっています。言葉に関する設問等知識問題も出題されます。出典に外国の文学が多いことも特徴的です。
理科 30分
60点
大問4~5問の構成で4分野からまんべんなく出題されています。実験・観察を基にしたグラフや資料の読み取りの設問が多いです。単なる知識を問うだけでなく、科学的な思考力が問われるものになっています。科学史や時事的なものをテーマにした出題もあり、他校に類を見ない特徴となっています。
社会 30分
60点
例年大問4問の設定です。分野的なバラつきは少ないですが、世界地理に関する知識が必要なものが目立つことが特徴的です。形式は語句記入、記号選択がほとんどです。基本問題中心の出題ですが、幅広い知識というより、深く掘り下げた理解が問われている傾向にあります。
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立教女学院中合格へのポイントは?

短い制限時間でも問題数は多い スピードが必要

立教女学院中の入試は算国40分、理社30分で時間が短いですが、問題数は多いという特徴があります。算数は例年20問程度、国語は文章が長く、社会も問題用紙が10ページを超えるもの、理科も30分で50問近い問題数とボリュームがあります。かなりのスピードが要求され、処理能力も必要とされます。

女子中の問題としては難度が高い算数が合否の鍵を握る

立教女学院中の算数は、図形分野をはじめとして女子にしては難度が高い問題が多く出題される傾向にあります。このために算数の得意不得意によって、得点にかなりの差がつく傾向にあるようです。得意なお子さんにとっては得点源として大きなアドバンテージとなります。苦手なお子さんはいかに取れる問題を取るか、失点を防ぐ対策が必要です。また年度によって難度にかなりの差があることにも要注意です。

字数が多い国語の記述も要注意

立教女学院中の国語は、字数指定はないですが、解答欄の大きさから100~150字の記述の設問があることが特徴的です。「簡潔にまとめる」というよりは、多少冗長であっても多くのことを盛り込んで記述することが必要です。女子ならではの「感受性」や「表現力」が問われているものといえます。普段から感想文や作文など長めの文章を書いているようなお子さんが有利といえます。

特徴の多い入試問題 過去問対策は必須

国語の記述や社会の世界地理に関する問題、理科の時事的な問題等、立教女学院中の入試問題は独自性が多いものです。他校と傾向がやや異なっているので、過去問対策をきっちりとやっておく必要があります。特徴的な出題に慣れておくことは、スピードの上でも重要なことになります。

合格体験記

学校情報

学校名(かな)立教女学院中学校・高等学校 (りっきょうじょがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう)
国公私立の別私立
共学・別学女子校
住所〒168-8616 東京都杉並区久我山4-29-60
電話03-3334-5103
ホームページhttps://hs.rikkyojogakuin.ac.jp/