鎌倉女学院中学校の入試傾向と対策

入試対策のポイント

時間/配点出題傾向
算数 45分
100点
大問5~6問の設定で、Ⅰは計算、Ⅱ、Ⅲが小問総合、残りが応用問題となっています。応用問題では「図形」分野の出題が多いことが特徴で、動点や回転等の難度の高い出題が見られます。「速さと比」「規則性」も頻出しています。問題難度は標準的なものですが、小問も含めて問題数が多く、スピードが必要です。
国語 45分
100点
例年漢字の読み書きと語句の知識問題に長文読解2問のパターンになっています。長文は説明文、物語文が多いですが、随筆や紀行文の出題も見られます。詩や短歌・俳句などが長文中に引用されているもの形での出題もあります。設問には自分の考えを述べる記述も見られ、問題の難度は高いものといえます。
理科 45分
100点
大問4~5問で、4分野からまんべんなく出題されています。実験や観察を基にして考えさせる出題が多く、かなり思考力の問われる内容になっています。設問形式は記号選択、語句記入に計算問題や理由記述と多彩です。実験自体が複雑な設定になっているものや、見慣れない図やグラフが多く取り上げられていて、理科的な思考力が要求されるものになっています。
社会 45分
100点
大問3問の設定で、分野をまたいだ総合問題形式の出題が多く見られることが特徴です。一つのテーマに基づいて様々な角度からの出題があります。単なる知識のみでなく、背景や他の事象とのつながりを問う問題が多く、知識のみでない社会的な思考力が問われています。環境や時事を絡めた出題も多いです。
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鎌倉女学院中合格へのポイントは?

問題量の多い算数は スピードと処理能力がポイント

鎌倉女学院中の算数は、問題の難度はさほど高くはないですが、小問にボリュームがある問題が多く、全体として時間に比して量が多いものになっています。得点に差がつくのは、計20問の計算・小問で、案外手間や時間がかかってしまうものが多いようです。高い計算力・処理能力が合格ラインへのポイントになります。

国語は多彩な出題で総合力が問われる

鎌倉女学院中の国語は、長文中に詩や短歌・俳句が引用されて出題されたり、語彙や知識の問題が出題されたりと多彩な出題が見られます。自由記述の問題もあり、語彙力、読解力、表現力全てを要求する問題になっています。独自の出題傾向ですので、しっかりとした過去問対策が必要です。韻文への対策も準備しておいたほうがよいといえます。

理社は知識のみでなく、思考力が必要な問題 4科目均等配点で重要性は高い

鎌倉女学院中の入試は、4科目均等の配点で、理社も重視されています。理科では、見慣れない設定の実験を基にしたもの等独自の出題傾向があり、社会でも地歴公の融合問題で、パターンに囚われない思考力が必要なものになっています。合格のためには理社に算国同等の力を入れて取り組む必要があるものといえます。

合格体験記

学校情報

学校名(かな)鎌倉女学院中学校・高等学校 (かまくらじょがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう)
国公私立の別私立
共学・別学女子校
住所〒248-0014 神奈川県鎌倉市由比ガ浜2丁目10番4号
電話0467-25-2100
ホームページhttp://www.kamajo.ac.jp