恵泉女学園中学校の入試傾向と対策
入試対策のポイント
科 | 時間/配点 | 出題傾向 |
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算数 | 45分/ 100点 | 大問5問でⅠが計算、Ⅱが小問、Ⅲ以降が応用問題の形式です。ほとんどの問題で途中式や考え方を書く形式です。応用問題では「平面図形」「グラフに関する問題」が頻出しています。特にグラフでは、水量変化や速さをグラフに表す問題が好んで出題されます。ひと工夫凝らされた出題になっています。 |
国語 | 45分/ 100点 | 例年小説・物語文と説明・論説文が多く取り上げられていますが、随筆も見られます。漢字の書き取りは例年2~8問程度です。独立題の時には長文読解題の後に配置されていることが多いです。問題文はやや長めですが、小学生にとって読みやすいものが扱われています。最大の特徴は記述の設問が大きなウェイトを占めることで、そのために問題数が少なめになっています。記述は自分の言葉で表現する必要のあるものがほとんどです。 |
理科 | 30分/ 70点 | 大問5問程度の設定で4分野からまんべんなく出題されます。幅広く基本的な知識を見る問題です。身近な現象を扱った出題が目立つことが特徴的です。形式は記号選択が大半ですが、短い記述、絵やグラフを書かせる問題もよく出題されます。環境問題に関する出題もあります。 |
社会 | 30分/ 70点 | 大問3~4問で地理、歴史、政治各分野よりバランスよく出題されます。分野ごとの出題ではなく、一つのテーマに基づいて、時事問題も絡めた融合問題の形式になっています。地図や図表等の読み取りの問題も多く出題されることも特徴的です。時間の割に量が多い問題といえます。 |
恵泉女学園中合格へのポイントは?
国語はハイレベルな記述問題が合否の鍵を握る
恵泉女学園中の国語は、設問数は少ないですが、自分の言葉で説明する記述が中心になっていて、難度の高い問題になっています。字数制限のあるものとないものが混在しており、かなり長い文章で心情や理由、要点をまとめなければならないもので、作文と同等の記述力を要します。文章の内容を論理的に捉えて理解し、自分の言葉で説明する高度な国語力が要求されています。過去問対策と同時に、頌栄や普連土等の記述の多い学校の問題にあたってみることが有効な対策といえます。
算数は途中過程重視 諦めずに最後まで考えることと問題の選択がポイント
恵泉女学園中の算数は、基本から応用までバランスよく出題されている問題です。内容は標準的ですが、図形やグラフに関する問題等出題傾向に特徴がありますので、過去問対策が有効といえます。途中の式や考え方の記入は部分点の対象になっているものと思われ、最後まで解ききれなくても諦めずに過程を書き残すことが重要です。問題の難度にやや差が見られるので、問題の取捨選択も得点に大きく影響してきます。
特徴的な出題がある理社も過去問対策をしっかりと
恵泉女学園中の理社は、独自の出題傾向が特徴的です。理科の身近な現象をとらえる出題や、社会の時事問題の出題が毎年見られます。理社ともに30分という短い試験時間なので、出題傾向になれておくことは大きなアドバンテージとなります。また、日常生活の中で得られるものが重要視されているので、テキストのみの学習でなく、日頃より興味・関心を持って学習に取り組むことが必要です。
合格体験記
- 丁寧な解説で算数の偏差値50超!苦手意識が消えて成績が上がり、恵泉に合格!
- 塾で伸び悩み志望校へも危険信号、代々木進学会の家庭教師で志望校、恵泉女学園へ見事合格!
- 6年の10月末に急遽第一志望を鷗友学園女子中学校に変更、ポイントを絞った集中講義で見事合格!
学校情報
学校名(かな) | 恵泉女学園中学・高等学校 (けいせんじょがくえんちゅうがくこうとうがっこう) |
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国公私立の別 | 私立 |
共学・別学 | 女子校 |
住所 | 〒156-8520 東京都世田谷区船橋5-8-1 |
電話 | 03-3303-2115 |
ホームページ | https://www.keisen.jp/ |