浦和明の星中学校の入試傾向と対策

入試対策のポイント

時間/配点出題傾向
算数 50分
100点
大問6~7問の設定でⅠは計算と一行問題、Ⅱ以降が応用問題という構成です。「数の性質」「速さ」「規則性」がよく出題されています。近年は「推理」の出題も多く見られます。図形分野の出題が少ないことは大きな特徴です。県内屈指の進学校で御三家の併願校ですが、問題の難度はそれほど高くはなく、標準的なものになっています。
国語 50分
100点
例年大問2問の設定で、素材は物語文、説明文、随筆、詩歌など多岐に渡っています。知識も漢字や語彙、文学史と多様な出題があります。形式は記号選択、語句補充、記述式がバランスよく出されます。他の難関女子校に比べると物語文の出題が少ないことと記述の量も少なめであることが特徴的です。
理科 50分
50点
大問4問の設定で4分野から1問ずつ出題されていますが、物理・化学分野の比重がやや高めといえます。解答形式は記号選択、語句・数値記入がほとんどです。複雑な設定の問題が多く、社会と合わせて50分という時間を考えると難しい印象を受ける問題です。
社会 50分
50点
大問2~3問の設定で、地理・歴史から1、2題、政治で1題のパターンが多いです。地理・歴史の融合した総合問題の形式をとることもあります。政治の問題では時事をテーマにしたものが取り上げられる傾向にあります。地図やグラフの読み取りが多いことも特徴的です。

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浦和明の星中合格へのポイントは?

受験生のレベルが高い 算数勝負の入試

浦和明の星中は、埼玉屈指の難関校で国公立大への進学実績も顕著なものがあります。

1月入試で1800人を超える受験者を集め、女子御三家の併願校として、数多くのレベルの高い生徒を集めています。入試問題の難度は他の女子難関校に比べてそれほど高くはありませんが、受験者レベルが高いので高得点の争いになります。女子は算数の実力差が出やすい傾向にありますので、算数の出来が合否を大きく左右しているようです。

国語も高得点勝負 記述の増加等出題傾向の変化に注意

浦和明の星中の国語は、女子難関校としてはオーソドックスなタイプの出題傾向で、受験生レベルの高さもあって例年高得点の争いとなっています。以前は知識問題の比重が高く、設問も標準的な内容のものが多かったのですが、今後も入試の難易度は上昇が予想され、それに伴って、記述問題の増加等の出題傾向の変化も考えられますので注意が必要です。

理社はスピードと処理能力

浦和明の星中の理社は、合わせて50分という制限時間で、かなりのスピードが要求されるものです。設問数は他校に比べて多いわけでもなく、難度も標準的なものですが、図表も含めて問題文のボリュームがあって正確な読み取りが要求されるものになっています。スピードや知識量のみでなく、高いレベルでの問題処理能力を必要とする問題です。

合格体験記

学校情報

学校名(かな)浦和明の星女子中学・高等学校 (うらわあけのほしじょしちゅうがく・こうとうがっこう)
国公私立の別私立
共学・別学女子校
住所〒336-0926 埼玉県さいたま市緑区東浦和6-4-19
電話048-873-1160
ホームページhttp://www.urawa-akenohoshi.ed.jp/