芝浦工業大学柏中学校の入試傾向と対策

入試対策のポイント

時間/配点出題傾向
算数 45
100
大問5問前後で、Ⅰが計算と小問、Ⅱ以降は応用問題の構成です。応用問題では「点の移動に関する問題」が頻出していることが特徴的です。他では「規則性」「特殊算」の出題が目立ちます。最後の1題は途中式の記入を求める問題になっています。全体的にはオーソドックスな出題で、難度も標準的なものといえます。
国語 45
100
例年漢字中心の知識問題と長文読解2問の構成です。長文は物語文では明治~昭和初期の有名作家の小説の出題と、新聞の社説を題材にしたものが1問ずつ出題されることが特徴的です。最後に絵や写真を見て説明する記述式の問題も出題されます。他校に類を見ない個性的な出題傾向になっています。
理科 40
75
大問5問程度前後で、各分野より均等に出題されています。実験や観察を基にした出題で、題材も独自性の高いものになっています。環境問題の出題があることも特徴的です。設問は選択式や語句記入に、記述式や計算問題等多様な形式で、理科的な思考力が必要なものになっています。
社会 45
75
大問6~7問で、各分野からまんべんなく出題されています。世界地理や時事問題の出題も目立ちます。地図やグラフ、図表が多く取り入れられています。形式は記号選択、語句の記入、理由記述と様々な形式で出題されています。難度は標準的なものですが、問題量がかなり多いことが特徴です。

芝浦工業大学柏中合格へのポイントは?

4科目とも個性的な出題傾向 過去問対策が必須

芝浦工業大学柏中は、芝浦工大の付属ではありますが、他大学進学志向の強い学校で、国公立大や早慶上智等の難関私大への進学実績にも高いものがあります。入試問題は4科目とも独特で、個性的な出題になっています。算数の「動点」、国語の絵や写真を見て説明する記述、理社の環境問題等他校にあまり類を見ない出題傾向になっていて、過去問対策が必須のものといえます。

国語は独特の素材文と記述問題がポイント

芝浦工業大学柏中の国語は、長文問題に独特の出題傾向が見られます。物語文では、宮沢賢治や太宰治、川端康成、芥川龍之介といった文学史で勉強するような作家の小説が好んで出題されます。もう1題は新聞の社説を題材にしたものになっています。どちらも通常の塾での学習ではあまり取り上げられないものなので、これらを念頭に置いた対策が必要です。問題の最後の記述は、自分の考えや意見を挟まずに、写真や絵の状況を説明するというかなり特殊なもので、これも対策が不可欠なものになってきます。

理社も設定が工夫された出題 問題への慣れが必要

芝浦工業大学柏中の理科は、環境に関する出題が特徴的です。取り上げられる実験や観察もよく考え工夫されたもので、テキスト等では見かけないものが多いです。過去問を通してその辺りになれておく必要があるものといえます。社会はとにかく量が多いことが特徴で、時間配分や順序を踏まえた対応、対策が必要なものになっています。

学校情報

学校名(かな)芝浦工業大学柏中学高等学校 (しばうらこうぎょうだいがくかしわちゅうがくこうとうがっこう)
国公私立の別私立
共学・別学男子校
住所〒277-0033 千葉県柏市増尾700
電話04-7174-3100
ホームページhttp://www.ka.shibaura-it.ac.jp/