城北中学校の入試傾向と対策

入試対策のポイント

時間/配点出題傾向
算数 50分
100点
例年大問5~6問でⅠが計算や小問総合、残りは応用問題の形式です。図形分野の出題のウェイトが高いことが特徴的です。その他は「速さ」「数の性質」の出題が多いです。典型題が中心ですが、問題の難度はやや高く、ボリュームのあるものいといえます。合格者平均は6割を切ることもある反面、受験者平均が8割近いこともあり、難度に年度によってバラつきが出る傾向があります。
国語 50分
100点
大問3~4問の構成で長文読解が2問、漢字と知識問題というオーソドックスなパターンです。知識問題は文法がよく出題されています。形式は記号選択、適語補充中心に記述もあります。記号選択の選択肢に紛らわしいものが多い傾向にあります。記述では文章からでなく、自分で想像を交えて表現しなければならないものも出題されます。
理科 40分
70点
大問5~7問で最初に物理・化学分野、その後に生物地学分野が並ぶというパターンになっています。物理分野では力のつり合いなどでやや難度の高い思考力を要するものが出題されています。形式はほとんどが記号選択、数値・適語補充で記述はありません。
社会 40分
70点
例年地理・歴史・政治3つで3問の大問が構成されています。地理と歴史に重点が置かれていることが特徴的です。地理では1つのテーマに基づいてかなり深い知識や理解が問われるものになっています。人名・地名等の解答は漢字指定があるものがほとんどです。

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城北中合格へのポイントは?

得点差がつきやすい 算数が合否の分かれ目

城北中の算数は図形分野を中心にやや難度の高い応用題が出題されます。時間に比して問題のボリュームがあるので、得点差がつきやすい傾向にあります。特に計算・小問と典型題で失点は命取りになります。前半部分をミスなくクリアして、後半の応用題にどれだけ時間を残せるかどうかが高得点への鍵になります。計算と典型題へのスピード、対応力も必要です。

国語は選択肢に注意 しっかりした見極めが必要

城北中の国語は、文章の内容自体がやや難しいものが多いですが、全体的にはオーソドックスなスタイルの出題です。記述もありますが、記号選択の問題が要注意です。紛らわしい選択肢が多く、「なんとなく」雰囲気で選んでいたりするようなタイプのお子さんにとっては厳しいものです。正確で緻密な読解が必要なもので、選択肢を選ぶときには「なぜそれを選んだのか」という論拠を常に考えたり、書いたりすることが有効な対策といえます。

問題数の多い理科・社会はスピードが必要

城北中の理科・社会の問題は、難度はさほど高くはないのですが、問題量が多いことが特徴的で、処理スピードが重要になります。特に社会は60問近い設問数なので、悩まずにどんどん判断して進むことが必要です。内容的には標準的な問題が多く差がつきにくいものなので、ミスは命取りになります。

合格体験記

学校情報

学校名(かな)城北中学校・高等学校 (じょうほくちゅうがっこう・こうとうがっこう)
国公私立の別私立
共学・別学男子校
住所〒174-8711 東京都板橋区東新町2-28-1
電話03-3956-3157
ホームページhttps://www.johoku.ac.jp/