暁星中学校の入試傾向と対策

入試対策のポイント

時間/配点出題傾向
算数 50分
100点
例年大問4~5問で計算や小問はなく応用問題のみの形式です。途中式や考え方を書く解答形式で、過程が重視されます。「図形」「規則性」「場合の数」「速さ」等がよく出題されます。問題の難度がかなり高いことが特徴的で、特に図形分野で複雑なものが目立ちます。開成中の問題にも匹敵するようなものもあり、高度な思考力、応用力を必要とするものです。
国語 50分
100点
例年長文読解が1問の形式で、ほとんど物語文が出題されています。心情の把握や情景の読み取りに主眼を置いているようです。形式としては、記号選択、適語記入、記述ですが、年々記述が増える傾向にあります。記述では語数指定はないのですが、引用文のテーマに関して自分の考えや体験などを200字以上で書かなければならないものがあるのが最大の特徴です。
理科 40分
75点
大問4問の構成で各分野からまんべんなく出題されますが、物理・化学の計算問題は多めに出題される傾向にあります。設問には記述や作図等もあり、答えのみでなく理由を問われるものも見受けられ、思考力を重視したものになっています。
社会 40分
75点
例年大問4問程度の構成で、地理・歴史・政治の各分野からまんべんなく出題されます。時事問題の出題もあります。総設問数が50問以上で、時間に比して問題数は非常に多いものです。地図や統計資料を読み取る出題も目立ち、知識のみでは対応できないものとなっています。
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暁星中合格へのポイントは?

算数の問題の難しさは進学校でも屈指

暁星中は3日入試校ですので、御三家や早慶をはじめとした付属校などいろいろなタイプの受験者を集めています。そのためもあって入試問題のレベルは、同レベルの他校(本郷や桐朋など)に比べて極端に難しいものになっています。数量関係では題意の取りにくい文章題が多く、図形では設定が複雑なものが多い等、解きにくさは御三家に匹敵する問題レベルです。得点差が最もつきやすい科目であるといえます。

算数はどこで点数を取るべきか作戦を立てて

難問揃いの暁星中の算数ですから、合格ラインは6割弱とやや低めです。算数で差がつかないようにするためには、「取れる問題を確実に取る」ことが重要です。問題をよく見極めて、手がかかりそうな問題よりも解きやすそうなものから先に手をつける、手をつけた問題は完全に解き切るといった戦略を持って当たっていくことが有効な手段といえましょう。また途中の式や考え方も部分点として考慮されるので、試行錯誤しても、諦めずに過程を残しておくこともポイントになります。

国語は自由記述が決め手

小手先ではない記述力をつけること暁星中の国語の特色は「物語文のみの出題」と「記述」です。特にラストの自由記述の問題は、200字以上で「自分の」言葉で「自分の」経験を踏まえて考えを述べるものです。心情や理由を説明する他校の記述問題とは大きく違って、「自分」を表現できなくてはならないものです。作文や感想文など長めの文章を書く練習が必要です。

合格体験記

学校情報

学校名(かな)暁星中学・高等学校 (ぎょうせいちゅうがく・こうとうがっこう)
国公私立の別私立
共学・別学男子校
住所〒102-8133 東京都千代田区富士見1-2-5
電話03-3262-3291
ホームページhttps://www.gyosei-h.ed.jp/