浅野中学校の入試傾向と対策

入試対策のポイント

時間/配点出題傾向
算数 50分
120点
大問7~8問からなる問題構成です。例年最初に煩雑な計算問題が2問出されます。Ⅱは小問総合、Ⅲ以降が応用問題の大問になっています。分野の偏りはありませんが、「図形」「規則性」「水深変化とグラフ」の出題が目立ちます。男子進学校には珍しく、問題難度はそれほど高くはなく、基礎的な出題が多めでいわゆる「高得点勝負」の入試になっています。
国語 50分
120点
例年長文読解が2問と漢字という構成です。長文は物語文と論説・説明文の1題ずつの出題です。形式は記号選択と抜き出し中心ですが、80~100字の記述も毎年1題出題されています。読解問題中心の作問方針のようで、かなり深い読み取りが必要な問題が毎年2~3題出題されています。今後もこの傾向が続くことが予想されます。
理科 40分
80点
大問4~5問の構成で各分野からまんべんなく出題されています。質量ともにボリュームのある問題といえます。実験・観察を基にした出題が多く、テキストに載っていないような知識も問われます。物理・化学の計算問題も出題されます。出題分野や傾向は年度によってバラつきが目立ちますので幅広い学習が必要です。
社会 40分
80点
例年大問3問の構成で、かなり長めのリード文を読んで設問に答える形式です。図表やグラフも多用されていて、かなりの情報量があります。「国勢図会」などで統計資料に普段から慣れておく必要があります。理由を述べる文章記述も毎年出題されます。政治は時事問題に絡めた出題が目立ちます。

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浅野中合格へのポイントは?

高得点勝負型の入試に ケアレスミスが命取りに

浅野中の入試問題は、男子進学校には珍しく4科目とも基礎を重視した出題傾向になっています。当然高得点勝負となり、ミスが合否の分かれ目になることが多いです。特に算数は計算がやや複雑なものが多いので、計算ミスには細心の注意が必要です。国語の漢字に関してもできれば全問完答しておきたいところです。 

算数は毎年似たようなタイプの出題傾向 過去問対策が有効

浅野中の算数は、「数の性質」「規則性」「グラフの利用」「特殊算」等毎年好んで出題される分野が多いことも特徴的です。高得点勝負でもあるので、パターンに慣れておくことは入試で大きなアドバンテージになるはずです。典型題を中心に、できるパターンを増やしておくことは有効な対策といえます。

理科、社会も基礎重視 社会の長い問題文には要注意

浅野中は理社の問題も基礎中心の設定になっています。苦手分野があったりすると不利になりますので、幅広く、漏れなく基礎知識を身につけて置くことが重要です。社会のリード文の長さ、資料の多さは特徴的なものなので慣れが必要です。短時間で正確に内容を読み取る訓練が必要です。

合格体験記

学校情報

学校名(かな)浅野中学・高等学校 (あさのちゅうがく・こうとうがっこう)
国公私立の別私立
共学・別学男子校
住所〒221-0012 神奈川県横浜市神奈川区子安台1-3-1
電話045-421-3281
ホームページhttp://www.asano.ed.jp/