早稲田実業学校高等部

科目別ポイント

英語

試験時間70分  配点100点

出題傾向

年度による出題形式の変化が大きい。最後にリスニング問題が置かれ、試験時間70分の55分頃から始まるのは変わらないが、読解問題と知識・文法系の問題を分ける・分けない、分かれた場合どちらが先になるか、また問題数が何題になるかなどは年ごとに変わっている。 形式は変わっても長文の単語数が多いという傾向は変わらず、読解問題全体で3000語近くになることもある。けっして易しい英文ではないが、極端に難しい単語や構造の掴みにくい文はそんなに多くない。設問としては、タイトルを選ばせたり、内容の正誤を確かめたり、文脈に応じて単語や文を当てはめさせたりする問題が中心になる。 リスニングはタイプの違う問題が4~5題出されて、小問数は15問程度。音声が複数回流れる問題もあれば、1回しか流れない場合もあるので集中力が必要。

対策

英文の内容に関わる設問が中心になるので、最後まで話の内容を外さない読み方をしなければならない。説明文であれば、パラグラフごとに「何について説明しているのか、説明の中心となる言葉は何か」に注目すること、小説の場合は、登場人物の関係、場面ごとの区切り、心情の変化を押さえるという国語的な読みをすることが必要となる。そうしておくことで、いち早く答のカギとなる部分に戻っていけるので、そこから一字一句丁寧に読んでいけばいいのである。 文法力が必要であることは確かだが、長文理解のための文法力とは、たとえば文中のitやthatの意味や働きを瞬時に理解できたり、省略された関係代名詞に気づいたりできる力のことである。そうした力はレベルの高い英文を数多く読むことでしか身につかないものだ。少なくとも中2の後半からは、積極的に英文を読み込んでいく練習をしてほしい。始める時期が早ければ、読むスピードも自然についてくる。 単語の知識は慶応系などと同じく、英検準2級レベルにはしておこう。独立した文法問題が減少傾向とはいえ、「不定詞」「分詞」「関係代名詞」「5文型」等の重要事項は他の上位校受験者と変わりなくやっておこう。

数学

試験時間60分  配点100点

出題傾向

大問5題の形式は安定している。□1は各分野からの5題程度の小問集合。「式の計算」「数の性質」「方程式」「確率」がよく出る。□2は2問の小問に分かれ、「平面図形」と「文章題」になることが多い。□3以降の大問に必ず含まれるのは「空間図形」と「関数」。□2に加えて「平面図形」が複数問出た年もある。 解答のみを書く形式で、途中経過を記述する必要はない。しかし全小問数が20問近くになることがあり、高度な計算も要求されるため、時間的には楽ではない。

対策

まずしっかりとした計算力を身につけなければならない。無理数を含む計算、方程式の解の公式の活用には熟達し、より簡便でミスの起こりにくい計算法をその場で工夫できるようにしたい。それというのも、この学校には着眼点の見えにくい問題が多い、だからこそ、単に計算問題に正解するばかりではなく、せっかく着眼点を発見した問題についての取りこぼしを防ぎたいのである。 鋭い着眼点を養うにはやはり演習量がものを言う。特に「平面図形」「二次関数」「関数と図形の融合問題」については早い時期から難問に挑戦するようにしてほしい。毎年4月には発売される「高校への数学・Highスタンダード演習(東京出版) 」あたりが難易度的には使いやすいだろう。もちろん、力がつけば、さらに難しい「高校への数学・日々のハイレベル演習」に挑戦するのもいいかもしれない。実際に問題を解いていく過程においては「判断」と「集中」を大切にしてほしい。誤りなく捨て問を選べる冷静な「判断」、手をつけた問題は必ず最後まで解ききる「集中」。普段難問を解いておく目的は、そうした力を育てるためでもある。

国語

試験時間60分  配点100点

出題傾向

大問3題からなる。論説文、小説ないしは随筆、古文が決まって出題される。問題文はかなり長く、設問数は多いが、設問のほとんどは記号選択と語句挿入、抜き出し、といういわゆる客観問題。記述形式はない。同レベルの学校の中では比較的解きやすく、7割程度の得点が必要な年度もある。

対策

小説では心情の理解が主役。それをせりふや行動、表情からだけではなく、一歩深めて情景や感覚的な比喩などから読み取っていかなければならない。「(読書経験などが豊富で)分かる人には分かる」問題がほとんどだが、傍線の前後を長めに読んで文脈を捉え、このフレーズがあるから「イ」が正解という根拠付けする手間を省いてはならない。記述に悩む問題がないだけに、前後を精読する時間は十分にあるはずだ。 論説文には、要約文の空欄にキーワードを補う形式の問題がよく出る。語群からの選択、および文中からの抜き出し形式になるため、まとめて得点できるチャンスになる。そういう問題が控えていることを意識し、キーワードに注目した読み方をするべきである。 古文には説話の出題が多い。歴史的仮名遣いの読みや主語の指摘、指示語の内容、主題の判断など、古文としてはオーソドックスな設問が並ぶ。ただ、出題文と関連してたとえば「十二支による時刻の表し方」のような知識問題が出る場合がある。古文専用の問題集を解くとともに、知識について解説した部分もよく読んでおきたい。

合格体験記

学校情報

学校名(かな)早稲田大学系属早稲田実業学校初等部・中等部・高等部(わせだだいがくけいぞく わせだじつぎょうがっこうこうとうぶ)
住所(電話)〒185-8505 東京都国分寺市本町一丁目2番1号
ホームページhttp://www.wasedajg.ed.jp/

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