中央大学附属高等学校の入試傾向と対策

科目別ポイント

英語

試験時間60分  配点100点

出題傾向

例年大きな変化はない。リスニング、長文読解、会話文、文法問題、整序英作文の問題が出題される。また、同じ発音でつづりの異なる単語を書かせる、という語彙に関する問題も出題されたこともあるので注意が必要だ。

対策

例年、中附の英語は大問が9題前後と設問数が多いので、各大問にどれだけ時間をかけるかを事前に考えて試験に臨むことが必要だろう。 大まかな方向性としては、知識問題は時間をかけずにさっと解いてしまい、長文読解にじっくり時間をかけるようにしたい。長文読解には、試験時間60分の半分以上の時間をかけたいので、残りの知識問題を大問数で割ると、知識問題は各問2・3分で解かなければならない。 とにかく中附の英語は問題量が多いので、問題を見てすぐに答えが思い浮かぶようにしておきたい。すぐに解けなければ、次の問題に行ってしまう潔さも必要になってくるだろう。しかし、難易度的には標準レベルの問題が多いので、落とさないようにしておきたい。

数学

試験時間60分  配点100点

出題傾向

大問の数は4題。大問1は小問の集合、大問2は2次関数、大問3は平面図形または空間図形、大問4は年度によって異なり、数の性質に関する問題、1次方程式の応用の問題、などが出題されている。「数の性質」の問題は、中附では出題頻度の高い単元となっている。全体的な難易度としては、標準的な問題が多いが、やや難易度の高い問題も出題されている。

対策

毎回高確率で出題される、二次関数と図形の問題は必ず押さえておきたい。また、大問1の小問群でも取りこぼすことがないようにケアレスミスは避けたい。そして、中附の数学で頻出の「数の性質」は、他校を受ける際には見落としがちだが、中附を受ける際にはきちんと準備して入試に臨むようにしたい。 二次関数の問題に関しては、難問ではなく基本的な難易度の問題が出題される。落ち着いて取り組めば解答できるので、普段から問題演習を怠らないようにして、関数の問題に慣れておきたい。 図形の問題に関しては、普段の問題演習においてとにかく数をこなしておこう。入試本番では似たような問題が出れば、上手く対応できる。 数の性質の問題に関しては、中附の数学の特徴的な問題である。ただ、いずれも基本的なレベルにとどまるので、対策をすれば難なく解ける問題である。数の性質の問題に関する注意点として、基本的な事項の理解が不可欠であるということだ。また、基本的な事項の理解で十分対応できるので、中附を受ける際には数の性質の基本事項を確実に押さえておきたい。

国語

試験時間60分  配点100点

出題傾向

例年、大問2題。2題とも読解問題である。これらの読解問題の中に、漢字や知識問題が含まれている。古文・漢文は基本的に出題されない。

対策

問題文と小問に付随する文章を合わせると、全体の文章量が計20000字前後になり、他に類を見ない長さになっている。そのため、何も考えずに解いていくと時間切れとなってしまう恐れがある。事前に過去問をよく研究して、自分なりの解く順番や時間をかける問題などを準備しておきたい。また、問題文は緩急をつけて読まなければ間に合わないだろう。 小問の中で、総合的な知識を問われる問題が出題されるため、読解力だけではなく知識問題への対策が必要だ。「高校入試でる順ターゲット 中学漢字・文法630」や「高校入試 でる順ターゲット 中学漢字」などを使って学習するのがベストだろう。

合格体験記

学校情報

学校名(かな)中央大学附属中学校・高等学校 (ちゅうおうだいがくふぞくこうとうがっこう)
国公私立の別私立
共学・別学共学
住所〒184-8575 東京都小金井市貫井北町三丁目22番1号
ホームページhttps://chu-fu.ed.jp/