中央大学杉並高等学校の入試傾向と対策
科目別ポイント
英語
試験時間50分 配点100点
出題傾向
例年大きな変更はない。リスニング1題、長文問題2題、文法問題1題、整序英作文1題、和文英訳1題の大問6題で構成されている。
対策
中杉の英語は、リスニングと長文問題が配点の大部分を占めている。したがって、合格するためにはこの2つを重点的に対策するのがいいだろう。また、文法や整序英作文の問題は、時間をかけずにさっと解き、残りの時間を長文問題や和文英訳の解答に時間を割り当てたい。 リスニングは、第1部・第2部の2題。第1部は短い会話を聞き、選択肢から正解を選ぶ。第2部は比較的長い英文を聞き、選択肢から正解を選ぶ。時間は10分程度である。そのため、40分で残りの大問5題を解かなければならない。スピードと高い正確さが要求されるだろう。 長文問題は、2題とも分量が非常に多いので、先に設問を読んで内容を頭に入れてしまうテクニックを使ってもいい。ただ、内容真偽・説明を求める設問が中心なので、選択肢まで読むと却って混乱してしまう恐れがある。選択肢までは読まないようにするか、あるいはざっと流し読みする程度にとどめておいて、キーワードからイメージを掴む程度にしておこう。また、普段の学習の場合には、選択肢から読むと読解力があまりつかなくなるので上記の方法は封印しておこう。 文法問題は基本的な知識を問うているだけの問題である。すぐに解いてしまってあまり時間をかけずに解いてしまいたい。すぐに答えが思い浮かばなければ捨ててしまって時間を他に回そう。 整序英作文は、比較的容易な問題で構成されている。時間をかけずに解いてしまいたい。和文英訳は、やや難易度が高いので、完璧に解答できなくても英文の主語と動詞から順に組み立てていき、失点を最小限に防ぎたい。
数学
試験時間50分 配点100点
出題傾向
例年、大問2題または3題の構成である。大問1は、小問10題で構成されている。大問2は解答用紙に途中式を書くタイプの問題である。大問3が加わる場合も途中式を書くタイプの問題になる。
対策
大問1は、小問10題で構成された小問集合である。いずれの問題も基本的なレベルなので、確実に得点していきたい。各分野の問題が幅広い範囲から満遍なく出題されるため、苦手分野を重点的に対策し、どんな分野の問題でも答えられるようにしておきたい。 大問2と大問3は、途中式も含めて採点される。受験生がどうやって答えを導き出したのか、その過程を見ているのだろう。対策としては、普段の学習から途中式をノートに書いて残しておく癖をつけることだ。また、その余裕がない場合でも、問題を解く際には、その問題はどうやって答えにたどり着くのか、と論理的な根拠を元に答えを導き出すようにしたい。普段の学習から過程を丁寧に追っていれば、入試本番にも役立つことだろう。
国語
試験時間50分 配点100点
出題傾向
例年、構成に変化はなく、大問4題の構成になっている。大問1は、漢字の読み書き・知識問題、小問9題程度。大問2は、古文、小問5題程度。大問3は、論説文の要約問題、1000字程度の文章を80字以上100字以内に要約する。大問4は、論説文の読解問題、小問6題程度。
対策
大問1は知識問題なのであまり時間をかけずに解きたい。ケアレスミスに注意する。もし分からない問題に出会ってしまったら時間をかけても無駄なので飛ばしてしまい、他の問題に時間をまわそう。 大問2の古文は少しやっかいな問題だ。高校入試の中では本格的なレベルの文章を読ませるようになっている。古文の対策として、日頃から難解な文章にも対応できるようにしておきたい。学校の授業だけでは、高校入試レベルの文章には対応できないので、市販の参考書や問題集を使いながら単語・文法ともに高校入試レベルに対応できるようにしておきたい。 大問3の要約では、どこに論旨があるのかを見極め、キーワードを拾い上げながら、まとめていこう。時間がなければ、文章の最後に論旨があるので、最後の部分だけを見てまとめるだけでも、極端な失点は防げるだろう。要約問題は、他ではあまり見ない特殊な問題である。対策としては、新聞のコラムを要約して普段から練習する方法がある。要約の練習は国語の読解力をつけることにもなるので、やっておいて損はないだろう。 大問4の読解問題は、問題文が4000字弱、時間をかけてじっくりと解きたい。読解問題の対策は、今まで解いた問題を見直し、自分がなぜ間違えたのかを明確にすることだ。それが終わったら、同じようなレベルの問題をたくさん解いてみよう。その際に必要なことは、答えだけでなく答えに至る道筋を理解することだ。国語の読解はテクニックに頼ってばかりでは本当の力はつかない。正攻法で読むこと、解くことを心がけよう。
学校情報
学校名(かな) | 中央大学杉並高等学校 (ちゅうおうだいがくすぎなみこうとうがっこう) |
---|---|
国公私立の別 | 私立 |
共学・別学 | 共学 |
住所 | 〒167-0035 東京都杉並区今川二丁目7番1号 |
ホームページ | http://www.chusugi.jp/ |