筑波大付属駒場高等学校

科目別ポイント

英語

試験時間45分  配点100点

出題傾向

例年大問4題、□1がリスニング、□2、□3が長文読解、□4が英作文の構成になっている。長文は物語文がほとんど。英作文の最後の問題は語数指定(40語~50語)の自由英作文だが、書く内容は指定されている。

対策

リスニング対策は早いうちから始めておきたい。最終的には英検準2級レベルまでいくのが理想。ただ聞いて問題を解くだけではなく、聞きながら書き取る練習もしてみよう。 長文の物語は、私立高ほど難しい単語や語法が使われているわけでもないので、訳しながら読んでいくことは可能である。だが、後の設問に答えるためには人物関係や出来事、主人公の心情に対する正確な理解が必要となるので、例えば会話の頭には話主のイニシャルをつける、必要な情報は欄外に簡単なメモを取る、場面が転換するところには「」をつける、などの丁寧な読みを心がけよう。外国の物語独特のウィットやアイロニーも理解できるよう、外国文学の短編を多く読んでおくのもいいだろう。 英作文は、まず書かないことには点の取りようがない。最初は初歩的な短い英文でもいいから書いてみて、徐々に文のレベルを上げていくようにしよう。問題集の解答例をよく研究して、使えそうな言い回しを身に付けておこう。

数学

試験時間45分  配点100点

出題傾向

大問4題が予想される。内訳としては「関数」「数の性質」「平面図形」「立体図形」の組み合わせが最も可能性のあるパターンだ。小問数の合計は15問程度。すべての設問に途中式を書く欄がついている。

対策

新傾向で、どこから手をつければいいのか分からないといった出題はまずない。難度は高くても、それは今まで学んできたことの延長だから対応は可能だ。経験的に言うと、筑駒の中学はかなり素質のある受験生でなければ入れないが、高校は努力で何とかなるという側面がある。学習の重点はあくまで「難しさ」に慣れることに置き、徹底的な演習を繰り返すべきである。 途中式を書くことに対してもきちんとした対策が必要である。「式を書く時間を含めて45分」という時間制限に慣れておく必要があるし、そもそも普段やらないことを入試本番できちんとできるわけがない。そして何よりも、普段の学習で問題を解く経過を大切にする意識は、確実な理解につながり、長い目で見れば学習の効率化になるからである。 灘高、筑駒高、西大和学園、東大寺学園など全国の一流国私立高の問題を数多く解き、『日々のハイレベル演習』(東京出版)などの問題集も精力的にこなしていこう。

国語

試験時間45分  配点100点

出題傾向

大問3題で、論説文・随筆・古文から1題ずつ出題される。解答形式はほぼ全問が記述式である。文章は国私立高の中では短いほうである。 漢字は4題程度で易しく、差はつかない。記述問題は15題ほどあり、5点~10点の配点が予想される。字数制限はない場合が多いが、解答欄の大きさから推察するに、短いものが40~50字、長いものだと80~100字くらいが目安だろう。

対策

□3の古文は短く、意味が理解できさえすれば答えやすい設問になっているため、ここは確実に得点しよう。どの塾でも習うような古文単語や基本的な助動詞、敬語の知識があれば、意味を取るのはそうつらくない。出題の順序は最後だが、最初に手早く済ませてしまうという手もある。 記述問題で中心になるのは傍線部の意味を説明する問題である。傍線部が「具体的」であれば「抽象的意味」を、比喩や象徴を含めて「抽象的」であれば「具体的内容」に置き換えて説明する能力が問われる。出題傾向が似ている学校はほとんどないため、できるだけ古い時期からの過去問を入手して練習を重ねるのが理想だ。さらに灘高や開成高の過去問も併用することで、総合的な記述力の強化も図れるだろう。

理科

試験時間45分  配点100点

出題傾向

2014年のように極端に大問数が減った年もあるが、物理、化学、生物から2題ずつ、地学から3題、合計9題というのが例年の傾向。記述問題は少ないが、記号選択でも「すべて選べ」という条件の付いた問題が多く、知識の完璧さが要求されている。

対策

高いレベルの知識や思考力を身に付けなければならない。また、出題範囲が広いため、中学理科の全分野について苦手をなくしておきたい。とはいえ、5教科受験であれば、特定の教科に時間をかけすぎることはできない。また、併願校が3教科の学校になる場合も多いだろう。必要なレベル必要な分野の問題を徹底して演習し、その過程で見つかった「穴」を確実に埋めていくやり方のほうが実戦的ではないだろうか。『全国高校入試問題』を数年分、ないしは有名国私立の問題を中心に集めた問題集を用いて、量より質の学習を心がけよう。

社会

試験時間45分  配点100点

出題傾向

3~4題の大問に分かれる。特定の出題分野というようなものはなく、たとえば、世界史・政治・経済を融合した総合問題、あるいは「世界遺産」という1つのテーマに沿った総合問題の形で問題が作られている。いわゆる傾向を読むのは不可能であるし、また、意味のないことである。 記号選択問題は、「2つ以上選ぶ」、「すべて選ぶ」など条件がついた問題が中心。記述問題も数問ある。

対策

問題文(リード文)に対する読解力をつけよう。問いを先に見て、解答に必要なところだけ拾い読みするような読み方ではいけない。それでも十分解答可能な問題もあるが、それは誰でもできる差のつかない問題だ。他の学校の過去問を実施する場合でも、常に精読を心がけるようにしよう。時間が不足する心配はない。 この学校の問題のように思考力がものをいう場合でも、ベースとなるのはやはり知識だ。歴史、地理、政治を体系的にとらえるためには欠かせない知識というものがある。語句の基礎知識はもちろんのこと、歴史においては因果関係を、地理においては必然性(なぜその土地にそういう生活様式が生まれたか、そういう産業が発達したか等)を、一文で過不足なく語れるようになれば万全だ。 理科のところでも述べたが、社会にも使える時間は限られている。平常学習の意識を高め、早い時期に一定以上の力を身につけることをお勧めする。

学校情報

学校名(かな)筑波大学附属駒場中・高等学校(つくばだいがくふぞくこまばちゅう・こうとうがっこう)
住所(電話)〒154-0001 東京都世田谷区池尻四丁目7番1号
ホームページhttps://www.komaba-s.tsukuba.ac.jp/

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