NN特訓(NN志望校別コース)を活用して合格を目指す

NN特訓は文字通り「何が何でも」志望校に合格するための講座です。
前期講座は6年生の4月から始まり、受講するには4月、5月に行われる「選抜試験」に合格しなければなりません。
9月から始まる後期は、7月以降行われる「学校別オープン模試」が入会試験を兼ねることになります。

「オープン模試」は傾向もスタイルも各学校の入試問題によく似ていますが、難度は実際の入試よりやや高いかもしれません。
「組分けテスト」や「合不合判定テスト」のような万人向けのテストではないため、普段とは全く違う結果や合格判定が出る場合もあります。
その学校の入試問題についてある程度の予備知識がないと、実力の片鱗さえ出せずに不合格という可能性もあるので注意しましょう。

早稲アカのHPによれば「毎年、多くの一般生の皆さんがNN開成クラスを受講しています」ということですから、開成のような上位校では、内部生に限らず多くの他塾生が参加して鎬を削りあっていることが想像されます。
また、早稲アカはもともと早慶系の学校の実績を売り物にして伸びてきた塾ですから、やはり「早慶」という土俵では強く、1つ例を挙げれば「早実」クラスの教材、模試などは「この学校を知り抜いているな」と唸らせるだけのレベルにあるものです

小6後期の学習はNN中心に回す

NN特訓の対象校は上位校ばかりで、合格圏偏差値の最も低い学校でも優に60は超えています。
その受講資格を得られたお子さんは基礎を云々するレベルのお子さんではありませんから、9月以降の学習はNNの授業の復習とNNの宿題を中心に進めていくのが当然だと思います。
平常授業の復習に充てる時間は極端に少なくなりますが、やむを得ません。
理想を言うなら、平常授業の復習は塾から帰ったその夜のうちに済ませてしまうべきでしょう

NN前期(4月から7月)については、「余裕があれば受講する」というスタンスで構わないでしょう。
メイン教材である予習シリーズの構成からみてもわかるように、小6前期は単元別知識の確認や典型問題演習の2回り目、いわゆる「塗り固め」の時期に当たっています。
「難問に慣れる」ことよりも、ここでは「お子さんのレベルに合ったゆるぎない基礎」を構築することの方がはるかに大切です

できるだけ上位の組で受講する

NN特訓は1クラス20人程度で、成績順に1組から最大8組程度まで設置されています。
「合格するには〇組まで」などと話もよく耳にしますが、実際1組、2組の担当には実績のある先生が重点的にシフトされているようです。
同じNN特訓でも、上位組と下位組の間には単なる成績の差以上の「壁」があるのかもしれません。

それならば、目標は1つ、できる限り上の組で受講できるよう頑張りましょう。
平常授業よりNNの復習を優先すべき旨はすでに申し上げました。
テストについても、2学期にはこれまでの「組分けテスト」よりも「学校別オープン」や「四谷大塚合不合判定テスト」に重点を置いた学習をしていかなければならないでしょう。
下位組からのスタートになってしまったとしても、それらのテストの成績でクラスを上げることが可能だからです。

NN特訓だけでは不足する部分を補う

志望校対策の2本の柱は、「塾が行う学校別特訓」「ご家庭で行う志望校の過去問研究」です。
早稲アカ生の場合、前者については充実したNN特訓があります。
NN特訓の上位クラス担当講師はその学校を熟知したベテランである場合が多く、その他のクラスでも、担当の先生は非常に熱心だというのが定評になっています。
NNの授業や課題チェックという「本業」のほかに、個別の過去問研究や弱点補強にまで対応してくれる先生の話はよく聞きます。

過去問研究は、それをする、しないで各教科±5~10点の差がつくほどの重要事項です。
それをNNの先生がやってくれるのであればそんな心強いことはありません。
しかし、そこは集団塾の宿命で、私たちから見ると、きめの細かさや掘り下げの深さに欠ける指導が目立つのです。
さらに先生の熱心さには個人差があり、クラスレベルによる差も感じられないわけではありません。

もし、NNの先生が過去問演習に深く関わってくれなかったら、校舎の先生もそれを補ってくれなかったら、自由になる時間も少ない中、お子さん主導で回していくのは大変なことです。
次章「NN特訓を受講せずに合格を勝ち取る」に過去問研究の具体例を掲載してありますので、ご家庭主導で過去問研究をされる場合のご参考にされてください。

NN特訓中心では危険な場合もある

一方、受講しているNN特訓が必ずしも第一志望校合格への最短距離にはなっていないケースも一部にはあるようです。

第一志望校対象のクラスがNNのラインナップにないため、他校のNNを受講している。

⇒ たとえば豊島岡女子第一志望のお子さんです。
この学校は2月2日から試験が始まるため2月1日桜蔭、女子学院の併願校とみなされているのか、四谷大塚の80%偏差値が70もあるのに、NN特訓の対象校にはなっていません。
豊島岡志望で偏差値上位のお子さんが、だいたいそれら2校のNN特訓に誘導されている(ご家庭にその気はなくても)のを見ると、1日は桜蔭、女子学院で合格実績を稼いでほしいという塾側の思惑がおそらく働いているのだと思います。
しかし、合格偏差値が2校とそう変わらず(桜蔭71/女子学院70)、合格者の得点(特に算数)が非常に高い豊島岡入試は、ミスの許されない入試になります。
独自の厚い対策が必要なことは言うまでもありません。「豊島岡(の入試問題)は癖がないので、そんなに対策は要りません」などとのんきに語られる先生もいらっしゃるようですが、それで2月2日~4日まで3日連続不合格になってしまった日には……、似たようなことが起こりやすいNN非対象校には聖光学院、慶応湘南藤沢、青山学院(女子)などがあります。

NN選抜テストには合格したが、なかなか上位の組に進めない。

⇒ お子さんの学力は最後まで伸びますから、成績を理由に第一志望を変えることには賛成しかねます。
しかし、NN特訓でも3組以下になるとあまり合格者が出ない現実を踏まえると、第一志望にすべてをかけた受験対策をするのは危険な選択だと言わざるを得ません。
本来合格するはずの次善校まで落としてしまっては何にもなりませんから。
第一志望の合格率が60%未満なら、まず第三志望、そして第二志望と、下から確実に固めていくのが「失敗しない受験」の秘訣です。

このような場合は、NN特訓をあくまでも受験勉強の一環と考え(塾側の景気のいい話に乗らず)、お子さんにとって最も有利な方法を模索すべきかと存じます。
こうした例を含め、NNを負担に感じられたとき、NNの必要性に不安を感じられたときは、できるだけ早く代々木進学会にご相談ください。
当然残り時間は少なくなっているはずですが、最適の方法をご提案させていただきます

難プロを受講するかしないか

早稲アカにはNN特訓の対象校以外の学校を志望しているお子さん、NNの選抜から漏れたお子さん向けに「難関プログレス(略称・難プロ)」なる講座が設けられています。
難プロには選抜クラスと通常クラスがあり、選抜クラスの基準は偏差値60程度ですから、男子であれば海城、芝、浅野、女子は先述の豊島岡女子、白百合、洗足学園等の志望者がその対象になっているようです。
通常クラスは偏差値50程度と思われますが、実際40台でも合格しているお子さんをよく見るので、絶対的なものとは言えません。

「難プロはやった方がいいでしょうか?」というご相談をよく受けます。
また、塾の方から「基準に達したので受けてください」と勧誘される場合もあると聞きます。

難プロに向いているお子さんのタイプ

  • 大勢の中で競い合うことで、かえって集中力や粘りが増す。
  • 独りではなかなか勉強に集中できず、他のものに逃げてしまう。
  • 勉強をめぐる親子の諍いが絶えない。
  • 科目別、単元別に出来不出来の差が少ない。
  • ただ受けっぱなしではなく、受講後にきちんと復習ができる。

難プロをお勧めしにくいお子さんのタイプ

科目別、単元別に成績のむらがあり、その対策を優先する必要がある。

  • 普段からご両親や家庭教師のフォローが効果を上げている。
  • 調子に乗りやすいところがあり、本人は真剣なつもりでも勉強が上滑りしてしまう。
  • 必要以上のプライドの高さやその裏返しの劣等感から、周囲を意識しすぎる。
  • 志望校の出題に独特の傾向が見られ、万人向けの標準的な授業では対策にならない。

受験生にとって貴重な日曜日の大半を使うわけですから、以上の点をご参考によく考えてみてください。
教室によってはかなり強硬な勧誘もあるようですが、あくまでも主役はお子さんです。


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