プリバードについて

プリバートとは

サピックスグループの個別指導塾にプリバートがあります。
ほとんどの教室はサピックスの校舎と同居しているか、またはその近隣に立地しており、常に一定数以上のサピックス生が通われているようです。

代々木進学会では、指導を開始するにあたり、まず専門の者が学習相談を行ってお子さんの状況や抱えられているお悩み、今後の方針や家庭教師に対するご要望などを詳しくうかがったうえで適任の教師を選考する、という手順をふんでおります。
その際、サピックスにお通いのご家庭からよくうかがうのは、「プリバートに行ったけれど効果がなかった」というお話です。
指導が始まってからお聞きするケースを含めると、家庭教師を依頼する以前にプリバートを経由されている方は意外に多いようです。

プリバートの利点は何といっても「安心感」でしょう。
「サピックス・代ゼミグループ」の一員で、経営陣にはサピックスでも役員クラスだった方々が名を連ねている。
サピックスの教材は何でもそろっていて、サピックス校舎との連携も取れている(これは校舎によりますが)。
さらに、講習時などサピックスの行き帰りに寄ることができる。
先生がサピックスの教材やテストの指導に慣れている・・・。

そうして並べるといいことずくめなのですが、ではなぜ「効果がなかった」というお話を数多くうかがうことになるのでしょうか。
その理由をいくつか考えてみたいと思います。

指導スタイルが1対2である

生徒2人に先生1人、ということは、厳密には「個別指導」ではありません。
ましてや先生は授業中に「コンタクト」なる報告書を書くことになっていますから、1コマ60分のうち1人の生徒に向かっている時間は長くて25分くらいでしょう。

また、2名の生徒さんの組み合わせには学年、性別、成績、性格等があまり考慮されていないので、日によって集中度に違いが出てくる可能性があります。
数値化するのは難しいのですが、かりに同じ先生が担当したとしても、「1対2の1時間」には「1対1の1時間」と比べて30~40%程度の効果しか望めないのではないでしょうか。

サピックスに特化している=サピックス以外のことはできない

「サピックスに特化している」ということは、視点を変えれば「サピックス以外のことはできない」ということです。
たとえば、プリバートではサピックスの認めた教材しか使うことはできません。
プリバートの先生がサピックスの先生の教えたことに異を唱えたため、問題になったこともあるようです。

毎年毎年同じ教材を同じふうに教えていたら、いつしか「算数を教える」のではなく「サポートの○○番を教える」という感覚になってしまう危険性があります。
塾の教師として最も避けるべきことの一つは「教材を教える」ことです。
本来は「教材で教える」でなければいけないのです。

そのあたりが完全準拠塾の限界なのかもしれません。
しかし、サピックスの不足を個別で補いたいのに、個別でサピックスの授業と同じアプローチを繰り返すのでは意味がありません。
サピックスという看板が邪魔をして、お子さん本位の視点が欠けているような気がしてなりません。

講師に学生が多く、ベテランは少ない

中学受験の講師が一人前になるにはどれほどの時間がかかるとお思いでしょうか? 少なくとも3回は受験生を送り出さなければならないでしょう。
つまり、学生の講師はかなり優秀な方でも一人前になられたときにはもう塾を離れることになるのです。
また、プリバートでは学生講師であれ、ベテラン講師であれ、1時間あたりの費用は同じです。
お客様に提供しているのは「時間」ではなく「経験や技術やノウハウ」であるはずなのですが。

また、プリバートでは、原則として講師の指定はできません。
数少ない人気講師の授業は年初からいっぱいで、空きが出るのはいつになるのかわからないという話もよく聞きます。

ここに挙げたことをプリバートの「欠点」と決めつけるつもりはありません。
プリバートの方式が合うお子さんも当然いらっしゃるはずです。
ただ、一定期間プリバートに通われてみて効果が出ない場合に、「やっぱり個別指導はだめだ」とはお思いにならないでください。
プリバートはかなり特殊なのです。

個別指導の本当の良さはプロの家庭教師でなければなかなか体験できないものです。
1対1だと依存心が強くなるのではないか、と心配される声をよくお聞きしますが、もしそういう傾向が現れるとしたら、それはその家庭教師が未熟だからです。
プロ教師の授業は、楽しい中にも適度の厳しさと緊張感が保たれ、お子さんの集中度は否が応にも高まります。
お子さんの「大人度」も上がっていきます。

 
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