6年生の学習法 -SAPIX-

お子さんの偏差値から最適な対策法を見つけます!

学習法の見直しや講座の取り方などを間違えないように、体制を整えたり、モチベーションアップを図るには、家庭教師のサポートが何としても不可欠です。

平均偏差値が40未満の場合

危機を認識し、前向きに対策をとる

これは我々の経験上言えることですが、平均偏差値が40以上あるお子さんでしたら、たとえSAPIXの中では成績が振るわなくても、四谷の合不合テストや日能研の全国公開模試を受けてみると、優に平均を超えてくるのが普通です(慣れない初回受験の場合は別として)。
それが40未満のお子さんになると、サピックスのテストでもその他のテストでも、成績はそんなに変わらないというケースを比較的よく見かけます。

そういうお子さんの学習診断にうかがうと、「授業はわかるのに」「家で解けば解けるのに」と親子で首をひねられている場面によく出会います。
しかし、非常に厳しい言い方ですが、もし本当にわかるのなら、解けるのなら、決してそうした成績にはならないということをご理解ください。
サピックスの授業やカリキュラムに後れを取っているだけではなく、受験に向けての学習そのものが危機に瀕している可能性があるのです。

だからといって悲観的になることはありません。
「これではまずい」と認識したその時点から学習の方法を見直し、最終的な成功に結びつけた方は数多くいらっしゃいます。

客観的な認識ができたら、前向きな気持ちを失わず対策に取りかかることが大切です。

夏休みまでに手を打つ

まず考えられるのは5年生までの内容に未消化の部分が多いことです。
特に算数の場合、ここは思い切って5年生の学習内容に立ち返り、基礎からやり直す勇気も必要かと思われます。
「6年生のこの時期にそんなことをして大丈夫?」と思われるかもしれませんが、逆にこの時期だからこそ基礎からやり直すのです。

どこまで戻って始めるのかは個人の状況によって違いますが、5年生の夏に学んだ「割合」「比」から始めるのが妥当でしょう。
そのための時間を確保するには、平常授業の復習を最小限にとどめ、土曜日の午前や日曜日はフル活用することになります。
もちろん春休みやゴールデンウィークは絶好のチャンスです。
基礎的な内容はほとんど扱わないGS特訓への参加は見送ってもよいかもしれません。

また、そんな昔の復習ばかりしていたらマンスリーテストの勉強ができなくなる、という心配も出てきますが、今まで目先のテストにこだわってきたために起こった悪循環をここで断ち切ろうというのですから、そこは割り切るしかありません。

理科や社会の場合は事情が異なります。知識に頼る部分も大きな科目なので、今習っていることと、基礎からやり直していることが錯綜すると、かえってお子さんの混迷を深める結果になってしまいます。
過去の負債は一時棚上げし、今習っていることに集中することが必要です。

社会を例に言えば、地理、歴史はとりあえず措いて、公民を絶対的な得意分野にするのです。
苦手分野を手付かずにしておくのですから不安はありますが、算数の場合とは逆に、マンスリーテストの偏差値は確実に上がるはずです。

成績が低迷する理由として次に考えられるのは、勉強の絶対量が足りないということです。
ゲームばかりしていて、復習に手をつけるのは夜9時すぎになる(当然すぐ眠くなってしまう)。
テキストの解答欄は埋まっているのにデイリーチェックが半分しか取れない(実は答えを写しているだけだった)。
これはもう、学習法云々の話ではなく、とにかく本当の「勉強」をさせるしかありません。

5年生までとは違います。
お子さんの自覚を待っているうちに、時だけが過ぎていきます。

「成績不振をなんとかしてほしい」というご相談をいただいていろいろチェックしてみると、一番多いのは上記2つの複合ケースが起こっている場合です。
どちらの理由にせよ、6年生まで来てしまった以上、この状況を好転させるには並大抵ではない覚悟が必要になります。
偏差値の数字は相対的なものですから、周囲のお子さん以上に伸びなければ上がってはいきません。

こういう場合は家庭教師に任せることが最も可能性の高い方法です。
それも、学習指導はもちろん、お子さんの気持ちを引き立て、勉強に向かわせることのできる教師です。

サピックスの先生に相談に行っても、おそらくこの時期は「大丈夫」の繰り返しで、意を得ぬまま帰ってくることになると思います。
しかしここは一刻も早く、できれば夏休み前までに対策を取られることを強くお勧めします。

夏休みに態勢を立て直す

学校のない夏休みはそれまでの態勢を立て直す絶好のチャンスです。
普通は40日程度の期間ですが、自由に使える時間の量を考えると普段の3か月分くらいには相当するのではないでしょうか。

夏休みは、大げさな言い方にはなりますが、まさに命がけで勉強してください。
講習テキストの復習はもちろん、講習のない期間をフル活用して、各教科1つの課題を設け、それを必ず果たすようにしてください。
課題としては、理科の力学、社会の歴史、算数の図形等、明確にジャンルを区分でき、なおかつ第一志望校に出題される可能性の高い分野がいいでしょう。

8月最後のマンスリーテストには、夏にやったことすべての徹底的な見直しをして臨みましょう。
クラスアップなどという小さな目的のためではありません。
夏休み40日間の自分の努力に対して一つのけじめをつけ、最終的に受験を勝ち抜くためにです。

そして夏休みが終わったら、もう偏差値を上げることに汲々とする学習からは卒業しましょう。
サピックスの偏差値は単にサピックス内での位置を示しているだけで、志望校の問題への適性を示しているものではありません。

そういう一種の割り切り、発想の転換ができたご家庭ほど後述する「逆転」が起こりやすくなります。

過去問で偏差値プラス5の力を

さて、9月です。サピックス特訓も始まりますが、第一志望校の冠クラスは「ない」「あるけれど入れてもらえない」「他の学校とセットになっている(=特化した対策はとってくれない)」のどれかになると思います。

また、個人の志望校に合わせた過去問演習の指示も出ますが、きちんとノートを提出しても、そんなに詳しいアドバイスがあるわけではありません。
志望校対策のデリケートな部分は、結局ご家庭でフォローしなければならなくなることを覚悟してください。

その際ですが、あれも不安だ、これも…、といろいろなことを追い求めるとかえって効率が悪くなります。
むしろシンプルに、過去問演習と個人的な弱点補強の二本立てくらいで進めるのがベストでしょう。

過去問演習とそれに基づく対策がうまくいけば、偏差値にして最低5はカバーできます。
平均偏差値が40前後、あるいはそれ以下だったお子さんが偏差値表で50を超える中学に合格する例は決して少なくないですし、これが45~50の中学であれば、確率はぐんと高まります。

当会所属の家庭教師の実績を見ても、その程度の「逆転」はごくごく当たり前のことになっています。
一口に「研究」「対策」といってもそれは学校の数だけあるわけですから、もっとも効果的な方法はプロの家庭教師に任せることなのです。

平均偏差値が40~50前後の場合

まず現状の再チェックから

このクラスのお子さんは、ところどころ甘さはあっても、サピックスのカリキュラムにはついていけているし、そこには理解も伴っているはずです。
サピックスだからこの位置にいるだけで、他塾に行けば当然標準以上のクラスにいるお子さんばかりです。
6年生の前半まではこれまで通りクラスアップを目標とした学習を続けていくべきでしょう。

ただ、そういうお子さんがなかなか50以上に定着できないのは、先述したようにどこかに甘さがあるからです。
一週間の過ごし方や日々の学習内容を再チェックし、何らかの改善点を見つけなければなりません。

ちょっとした工夫で一気に伸びることもあるのです。

発展分野にもチャレンジしよう

まず、「惜しいミス」を防ぐために基本分野の再徹底を図りましょう。

「基礎トレで解けなかった1~2題を徹底的につぶしていますか? 」
「80点くらいは取れるデイリーチェックをなぜ100点にしようと思わないのですか? 」

―意地悪を言っているのではありません。
このくらいの心構えを持ってほしいということです。

普段の学習であと一歩の努力を惜しむからミスが出るのです。
ミスをしたあとの処理や反省が足りないからミスを繰り返すのです。
サピックスのテスト問題はところどころミスを誘うようにできています。
それはどんな出題に対しても細心の注意を払うようにという「親心」に他なりません。

次に発展分野の開拓です。
いくら基礎を充実させても、正答率50%以下の問題に手が届くようになっていないと、偏差値55以上(=αクラスを狙える位置)に到達するのは難しいと思います。
特に偏差値50前後というのは最も厚い階層になります。
1問、2問の違い、得点にして5点、10点の違いでも、それが何教科か揃うと大きなアドバンテージが生まれてくるのです。

6年生になってから学習法を根本から改めるのは、さすがにお勧めできません。
ここまで平均に近い位置につけてきたわけですから、できればサピックスの流れは維持し、不足している部分のフォローアップを通じて効果的な成績アップを目指したいものです。

たとえば算数デイリーサポートの1つ上のレベルも必ず解くようにする。
以前は手のつかなかった組分けテスト、オープンテストの4以降の問題に再挑戦してみる(時が経つと意外に解けるものです)。

あるいは理科の実験観察問題だけを集めた問題集に取り組む。
社会の土特テキストはBまで進む。

このようにいろいろな方法があるわけですが、逆に方法が多すぎて迷われる方も多いと思います。

そのような場合は、ぜひお子さんの状況と合わせてご相談ください。
SAPIXの事情に明るいスタッフが最良の方法をご提案いたします。

「有名中問題集」を活用する

特に力を伸ばすチャンスは夏期講習期間と、その前後の比較的時間的余裕がある時期でしょう。

教材としては、6年生の夏にはカリキュラムも一巡しているわけですから、たとえば「中学への算数・ステップアップ演習」のような市販の教材から有効なものを選ぶという手があります。
やる以上は、きちんとした計画を立てて一定以上の量をこなすようにしましょう。

あと、総合的な実力養成に役立つのはサピックスで購入した「有名中学入試問題集」です。
「有名中学入試問題集」が手に入るのは7月の初めで、その月の半ばには各教科の担当の先生から「Aタイプ・基本」といったような分類をした学校の一覧表と問題集の進め方をまとめたプリントが渡されます。
提出日程やノートの作り方を細かく指示する先生も多いようです。
当然指示は守らなければなりませんが、提出の仕方だけにこだわって、中身がおろそかになってはいけません。

ノート作りが目的のようになっては本末転倒です。
体裁にはあまりこだわらないほうが賢明だと思います。
大切なのは、全力で集中して解き、解き終わった後で必ずしっかりした復習をすることです。

その復習の仕方が(一生懸命考えてくださった先生には失礼ですが)結構厄介で、「間違えた根拠を書く」「ここに気づけば解けたはずだという反省点を書く」など、まともに取り組めば膨大な時間と労力を消費するような指示をされる場合もあります。
ただ解答を写しただけの復習では意味がないということなのでしょう。

しかし、そのあたりもそんなに気にする必要はありません。
あと一歩で解けたはずの問題を中心に、今度同じタイプの問題に出会ったら必ず正解できるようにしておけばいいのです。

言うまでもなく、形式より内容、形を整えることよりも実際に「解ききる」経験が大切なのです。

得点は最初のうちあまり伸びないかもしれません。
とくに算数は、20点、30点からのスタートということもよくあります。
そんな場合でも、決してお子さんを叱らないでください。
極端な例かもしれませんが、得点ばかり気にして、こっそり解答を見てから解くようになってしまっては、せっかくの力を伸ばすチャンスをふいにしてしまいます。

この「有名中入試問題集」の課題は、2学期からスタートする過去問演習の導入としても役立てることができます。
「導入」とはいっても、解くのはれっきとした入試問題で、書名の通り「有名中」ものばかりです。ご家庭で解説するのは難しい場合もあるでしょう。
それならば家庭教師が有効です。
学習面に大きな問題を感じていられなかったご家庭でも、このタイミングで家庭教師を入れたところ、後半の学習が非常にうまくいったというケースは数多くあるのです。

過去問演習とSS特訓

そして9月、夏休みの反動なのか、また学校が始まったことによる生活リズムの変調なのか、だらだら続く残暑さながらに無為な時を過ごしてしまう場合があります。
また、よく努力したにもかかわらず、休み明けのテストで成績を落とすお子さんがいます。
この時期が以外に危険な時期だということは心の隅に留めておいてください。

サピックスでは9月中頃からSS特訓(サンデーサピックス)が始まります。
このあとSSがない日には公開テストが入りますから、これまでフリーに使えた日曜日はすべて予定が入ることになります。

同じ頃、サピックスの先生から志望校の過去問の進め方が指示されます。
過去○年分を新しい方から(ごくまれに古い方から)やって、こういう形式でノートを作り、いついつに提出、といったことがクラスごとに統一されます。

過去問演習もSS特訓も、ともに合格にはなくてはならない要素です。
ほとんどのサピックスの校舎では、保護者会の席で「二学期の学習の優先順位は、SS→過去問→平常→土特です」というような話がされます。

その話に間違いはないのですが、あのような場で言われることはすべて一般論で、それぞれのご家庭のお子さんについて考えるときは、当然もっと細かく見ていかなければなりません。
たとえば社会に弱点があるお子さんには、二学期のデイリーサピックス後半部、「○○のまとめ」が一番といっていいほど大事だったりもするわけです。

夏までとは違い、もうサピックスの流れに乗っているだけではいけません。
ますます限られてきた時間で何をどうこなしていくのか、過去問とSSが本格化する10月までに、ぜひ学習計画の再構築をお考えください。

SS特訓の扱いについても一考が必要です。

自校舎や近隣校舎に志望校のクラスがない場合、あったとしても、「鴎友、白百合、豊島岡クラス」のように、とりあえず通学範囲と合格権偏差値が近いもの同士をまとめただけというクラス編成になっている場合、SSは時間的補完にはなっても、志望校対策として有効なのかどうかには疑問符がつきます。
そのようなお子さんにとっては「SS→過去問」ではなく「過去問→その他」という優先順位になることは間違いないでしょう。

しかし、その過去問の実施はご家庭でしっかりやっていただくとして、手の届かなかった問題の解き直しや、その解き直しを通じて弱点を発見する作業、さらにその弱点に対するフォロー……これらはサピックスでは細かくやってくれません。

サピックスだけではなく、それが集団塾の限界です。

先にも申し上げましたが、過去問研究とその対策がうまくできれば、実際の入試で模試の平均偏差値プラス5、あるいはそれ以上の力を発揮することが可能です。
ここはぜひ受験指導のプロにご相談いただき、最後の5ヶ月の努力が確実に志望校合格に結びつける万全の体勢を固めることをお勧めします。

安定して偏差値55以上である場合

このクラスのお子さんの場合、多くの方は筑駒、開成、麻布、駒場東邦、桜蔭、女子学院、あるいは慶應の附属等の上位校を第一志望におかれていることと思います。

ある学校の安全圏偏差値が60であれば、50%合格圏は55~57のラインに来るのが普通です。
ということは、たとえ今はぎりぎり55をキープしている状態でも上位校に合格する可能性は十分、あとはいかにその可能性を高めるかということになります。

6年生になるとカリキュラムは一巡し、優秀な他塾生の流入も一段落します。
その段階でこれだけの成績をキープできているのですから、少々の不安はあっても、常にポジティブな姿勢を失わずに頑張っていただきたいものです。

苦手科目の克服から

そのうえでお子さんの状況を点検してみましょう。

まず、科目間のバランスはいかがでしょうか
誰にでも得意不得意はありますが、それも程度問題です。
たった1つの不得意科目が大きく全体の足を引っ張るようではいけません。
1つの不得意科目が、本来は受験でライバルに差をつけるはずの得意科目を「食って」しまうことになります。

お子さんの4科合計偏差値から不得意科目の偏差値を引いてみてください。
6年生一学期の段階で、算数なら-4、国・理・社なら-8くらいが限界だと思います。

算数で後れをとることは入試の成否全体に関わることですから当然きびしい設定になります。

それに対して、国語は入試の合格者、不合格者の平均得点差が算数ほど大きくない、理、社は(口で言うほど簡単ではありませんが)二学期以降の追い込みがきくということで幅を広く取ってあります。

6年生になって、その限界ゾーンの下にある科目を得意科目にするのはかなり難しいことです。
しかし、その差を入試の成否に影響を与えないほどの差まで縮めることは十分に可能です。
夏休み終了までを一つの目安と考え、取り組んでください。
特に算数は時間がかかりますから数ヶ月単位のスケールで計画を立てていかなければなりません。

また、一口に算数が苦手と言っても、ある特定の分野が苦手なのか、問題の難易度が上がると分野に関わらずできなくなってしまうのかをよく考えなければなりません。
前者であれば対策は簡単ですが、後者の場合は、たとえばサポートのDランクだけにしぼって半年分すべて解き直し、自力で解けたらEランク、解けなければCランクの問題を合わせてやってみるというような粘り強い復習が必要になります。

理科や社会は土特の教材(もともと復習を意識して平常授業から見ると周回遅れのカリキュラムになっています)を徹底的にやり尽くすだけでもかなり効果があります。

最後に国語ですが、この科目に関してだけは、知識問題以外は前に戻ってもあまり意味がないと思います。

一般的に言って、国語の苦手なお子さんは文章をよく読めていませんし、解答、解説に対する分析も足りません。
論理的なアプローチを意識しながら、その週その週の教材のやり方を徹底していったほうが効果的でしょう。

気をつけていただきたいのは、5年生の前期にまで戻ったり、極端に易しい問題集を買ってきたりしての復習にはまず意味がないということです。
5年生を対象に作られた教材や、合格基準の低い学校の受験者を意識して編集された問題集は、それがよいものであればあるほど、上位校を目指す6年生向きにはできていません。

お子さんの成績や志望校に合わせた無駄のない復習を心がけてください。

一学期と二学期で勉強の方法を変えよう

あまり早くから志望校の傾向に特化しすぎた学習をすると、第二志望校への対応、受験校の傾向が突然変わったときの対応が不十分になってしまいます。
夏期講習が終わるまでは、Aタイプ、Bタイプといった問題のタイプや志望校の出題傾向はあまり意識せずに、どの科目、分野、形式に対しても広く深く取り組んでいきましょう。

2学期からの志望校対策は、SS特訓の学校別対策と自宅での過去問演習の二本立てで進めることになります。

まずSS特訓ですが、開成、桜蔭等先に挙げた中学校の場合は、ほとんど自校舎か近隣校舎に対策クラスが設置されているはずです。
教材についても、おおむね効果の上がるよい教材になっています。
そして何より、先生たちの意気込みが違います。

過去問演習についても、答案用紙を提出しておけば、添削つきで返ってくることが多いようです。
ただしこちらは校舎間、先生間でいろいろな違いがあるので一概には言えません。
とても丁寧で的確な添削も、通り一遍の毒にも薬にもならないような添削も、両方目にしたことがあります。

どちらにせよ、サピックスの優先順位としては「SS→過去問」ですから、それほど手厚いフォローが行われないことは覚悟してください。

この時期の平常テキストは、新しい知識、解法を身につけるのではなく、重要事項の確認やその応用の仕方、より効果的な解き方の追求に主眼が置かれることになります。
以前ほど家庭での復習にかけられる時間はなくなりますから、とにかく授業中に理解し、完結させる心構えが必要でしょう。

できれば復習は算数のデイリーサポート(時期的に問題レベルは高くなっています)くらいにとどめ、他教科の知識の確認も、目で確認しながら不安なものだけ書いてみるような無駄を極力省いたやり方にしましょう。

過去問を徹底的に研究しよう

高いレベルのお子さんたちですから、上記の内容をすべて一人でこなせているかというと、決してそうは言い切れないようです。
6年生の秋以降代々木進学会に寄せられるご相談のうち、特に多いのは過去問についてのものです。

「過去問を解く時間がない。ましてや解き直しにはとても手が回らない」
「問題集の解説を読んだり写したりしているだけの復習でいいのか」
「SAPIXに言われただけの年数はやったが、これだけでは不安だ」
「第二志望、第三志望の対策もしておきたい」

第一志望の学校については、途中で傾向が変わっていない限り、算・国過去10年分、理・社過去5年分は完璧に仕上げておくべきです。

たとえば社会はデータが古くなると使えない、などという声もありますが、過去問は単に問題を解いて正解を得るためにやるのではありません。
その学校の出題傾向を知る、問題の形式や切り口に慣れる、さらに作問される先生のねらいなどを知る、つまり、単なる過去問演習を超える過去問「研究」を完成させるには、最低そのくらいの年数は必要なのです。
10年を超えてやっておくことでより効果が望める学校もたくさんあります。

塾や公開模試の平均偏差値よりかなり基準が上の学校に合格するお子さんは当会に大勢いらっしゃいます。
そういうご家庭からよくうかがうのが、「最後は過去問を徹底的にやった」という声です。

土特も同じです。

 
サピックス(SAPIX)対策コースの詳細はこちら

オプション講座の受け方

本文中にも触れましたが、6年生には2つのオプション講座が設けられています。
それらの詳しい受け方については別ページに詳しくまとめてあります。
併せて御覧ください。

また、家庭教師による受験指導のメリットは以下の通りです。

土特(土曜特別特訓)の受け方 サンデーサピックス(SS特訓)の受け方

 
各受験コースの資料請求(無料)はこちら

サピックスの学年別学習法