サピックスの個別指導塾「プリバート」小学部の評判や特徴について解説

サピックス生フォローアップコース

サピックス生フォローアップコースが対象としているのは、サピックス小学部に通う小学1年生から6年生です。
このコースの目的は、サピックスの授業のフォローアップをしながら、弱点克服や志望校対策など、子どもひとりひとりに寄り添った学習指導により、成績を上げることにあります。
よく知られているように、サピックスの指導の基本は「授業で学んだことを家庭で復習し、基礎力を定着させること」です。ただ、学習内容が高度でボリュームもあり、なおかつ進度も早いため、子どもひとりですべてをこなして授業についていくことは、なかなか難しいことも……。

そこで個別指導のサピックス生フォローアップコースです。カリキュラムも教材も基本的にサピックスと同じものを使用し、学習進度や理解度に応じてきめ細かな指導をしています。「サピックスの授業→家庭での復習」という流れの中にプリバートを組み込むことで、学習をスムーズに進められることも、このコースのメリットです。さらにはサピックス同様、学習相談に乗ってもらうこともできます。

コアマスターコース

コアマスターコースの対象は、サピックスに通塾をしていない小学4年生から6年生です。サピックスに通っている子どもは講習を受けられません。

指導は、「コアマスター」という教材を用いて行われます。この教材は、中学受験指導では他の追随を許さないほどの実績を上げているサピックス小学部のメソッドを生かして作られたもの。フルカラーで図版や写真も効果的に使い、子どもが興味と理解を深められるような仕立てのオリジナル教材です。
重要単元は反復して学べるように構成に工夫がこらされ、問題を解きながら一歩一歩ステップアップできます。また、学習面談を受け、子どもにぴったり合った単元や教材を選ぶことも可能です。

ピグマサポートコース

ピグマサポートコースは、小学校の低学年と中学年を対象とした通信教材「ピグマ」を持参して指導を受けるコースです。そのため、ピグマを所有していることが講習を受ける条件です。

ピグマは、「思考力」「記述力」を重視した指導で定評のあるサピックスが、現場感覚を結集して開発した通信教材です。クオリティの高い教材ですが、通信教材という性質上、自学自習を基本とするため「教材がたまってしまった」「苦手科目が残ってしまう」ということが起こりがちに……。そのような状況に対処してくれるのが、ピグマサポートコースです。親に時間の余裕がなく子どもの勉強にまで手が回らないという家庭にとっても、心強い味方といえるのではないでしょうか。

指導は最大１対2

プリバートでの授業は、講師1人に対して、生徒は最大2人です。集団指導の塾に比べると講師の目が生徒ひとりひとりに行き届きやすく、丁寧な指導ができます。
集団塾の場合、生徒の人数が多いため、わからないことがあってもなかなか質問できない、疑問点を解消しきれないなどが難点です。しかし、プリバートでは隣に講師がついていますから、すぐに質問できます。また、生徒から質問できなくても、講師が生徒の様子を細かく観察して理解度を把握することも、個別指導なら可能です。そういった点も、きめ細かな対応の評判につながっているといってよいでしょう。

「授業報告書」で講師と親がコミュニケーションをとれる

プリバートでは、塾と家庭が連携を取りながら学習効果を高めるツールとして、「授業報告書」を作成しています。これは授業ごとに講師が作成するもので、内容は、その日の学習内容や達成度、家庭学習へのアドバイス、講師からのコメントなど。
そのほか、生徒と保護者が記入する欄も設けられています。単なる学習記録ではなく、生徒・保護者・講師がコミュニケーションをとるツールとしていることも、評価される要因のひとつです。