早稲アカのNNコースは、受験対策に有効なのか?

早稲アカのNNコースは、受験対策に有効なのか?

早稲アカでは、小学6年生の中学受験対策コースとして、NNコースというものがあります。
このコースは、受験対策として有効なのでしょうか?
また、普通のコースとはどう違うのでしょうか?
NNコースが本当に受験対策として役に立つのか、その詳細を解説します。

NNコースとは?

まず、NNコースとはどういうものかを解説します。
NNと聞いて、何の略かと思う人は多いでしょう。
実は、「何が何でも」を略したものです。
がむしゃらに頑張ろうという気持ちが伝わってくるようです。

NNコースは、その中で細かく分かれています。
具体的には、難関校それぞれを、志望校別に分けているのです。
対象となっているのは、以下の中学校です。

  • 開成
  • 麻布
  • 武蔵
  • 駒場東邦
  • 早稲田
  • 早大学院
  • 慶應義塾普通部
  • 桜蔭
  • 女子学院
  • 雙葉
  • 渋谷幕張
  • 早稲田実業

中学受験では、それぞれの学校で特徴のある問題が出題されます。
そのため、画一的な学び方では、どうしてもフォローしきれない部分があるのです。
だからこそ、志望校別の対策が必要になるのです。

NNコースでは、プロの講師陣がそれぞれの学校について徹底的に分析し、専用のテキストやカリキュラムを開発した上で授業を直接担当しています。
高い専門性と充実した内容を誇っているので、第一志望校の対策として受講されているのです。

志望校別のクラスなので当然、志望校が同じ子どもたちが集まります。
周囲にいるのがライバルであり仲間なので、競争意識も強くなるでしょう。
その環境下で、お互いに影響を受けながら実力を伸ばしていくことができるのです。

志望校別と聞くと、大量の過去問を解いていくイメージがあります。
しかし、早稲アカのNNコースは違います。
単に過去問を解くのではなく、それを研究した上で作られたオリジナルの教材をメインにしています。
その教材を基にして、あらゆる角度から徹底的に対策しているのです。

また、授業外のフォローも充実しています。
担当講師が、過去問解説集や過去問題難易度表などを作成して、配布しています。
受験が間近に迫ってくると、追い込み学習用にドリルも作成されます。
こうしたものは、家庭学習で役立つでしょう。

勉強以外にも、手厚いサポートがあります。
保護者会や個別相談、面接練習なども行っているので、全体的にサポートを受けられるのです。

入試直前の1カ月前になると、本番の疑似体験を行います。
総仕上げとして、テスト5本勝負を行うのです。
その結果で、あと1カ月で何をすればいいのか、わかるでしょう。

NNコースの合格率

NNコースに入ると、どのくらい合格率が高くなるのでしょうか?
2020年度NNコースの、早大学院と早実の合格率は、一般と比較して以下の表のようになっています。

学校名(男子校) NNコース受講者の合格率 一般合格率
早大学院中 45.1% 31.8%
早実中 42.3% 27.0%

比較すると、合格率はおよそ1.5倍になっています。
また、改正中の合格者については、合格率は出ていないものの合格者数はかなり増えていて、令和2年は過去最高の111人が合格しています。

NNコースに入るために

難関校を志望している子どもたちにとって、NNコースを受講することができればかなり心強いでしょう。
しかし、NNコースは誰でも入れるわけではありません。

前期のNNコースは、4月と5月に実施される選抜試験を受けて、合格した人だけが受講できます。
4月から開始されるので、特に重要なのが4月のテストとなるのです。

後期になると、再び選抜されます。
その際は、選抜試験は行われません。
7月以降に行われる学校別オープン模試が、選抜試験の代わりとなります。

このオープン模試は、それぞれの志望校に合わせて出題されます。
そのスタイルや出題の傾向は、各学校の入試問題に近いものが出されます。
ただし、難易度は実際の入試より若干高めに設定されています。

普段の組分けテスト、合不合判定テスト、全国模試などとは内容が異なるので、普段のテストでは優秀な成績を修めている子どもでもいい成績が取れるとは限りません。
普段なら勝っている他の子どもにも、負けてしまうことがあるのです。

その明暗を分けるのが、その学校の入試問題についてどれだけ知っているかということです。
最低限、予備知識を持っていないと実力を発揮できず、不本意な成績で終わってしまうかもしれません。

NNコースの中でも特に注目されるのが、早稲田や早稲田実業です。

この2つは、元々早稲アカが強い学校なので、授業内容も充実しているのです。
教材や模試も、長年の研究の成果が見えるレベルといわれています。

NNコースは、時に2倍以上の倍率となることもあります。
受講したいと願っている人のうち、半分以上は受講できないのです。
また、後者によって設置されているNNコースは異なるので、志望校のNNコースがないということもあり得ます。

志望校以外のNNコースに入った場合は?

中には、志望校のNNコースがないため他の学校のNNコースに入ってしまったという人や、NNコースに入ったけれど志望校を変更したという人もいます。
そうなると、NNコースに入る意味はあまりなくなってしまいます。

NNコースは、あくまでも志望校別に開催されているものです。
そのため、志望校以外のNNコースに参加してしまうと、そこでは出ない問題を勉強することになったり、苦手な分野の克服できないままになったりすることもあります。
その場合は、NNコースを無理に受講しないようにしましょう。

また、志望校の合格判定には届いていないのに、NNコースを受講するのは避けた方がいいでしょう。
無理に受講するよりも、子どもの状態に合わせて個別に補習を受けるか、あるいは志望校対策を個別に行っていた方がいいでしょう。

特に注意したいのが、志望校の合格基準に成績が届いていない場合です。
その場合は、無理にNNコースを受講しないほうがいいでしょう。
それよりも、実力に合わせて個別に志望校対策を進めたほうが、子どもに無理をさせずに済みます。

無理に高度な授業を受けさせても、身につきません。
それどころか、自己否定の感情を膨らませて勉強に身が入らなくなる可能性もあります。
頑張った結果、遠回りになったということにならないように、子どもに必要なものをきちんと見極めましょう。

NNコースの詳細

では、NNコースがどのように進められていくのか、その日程や科目、授業の時間帯などを紹介します。
また、開催される場所についても紹介します。

NNコースは、日曜コースと土曜コースがあります。
毎月3日で合計9コマの授業を行うのですが、その日程を土曜日、日曜日のどちらにするかを選ぶことができるのです。

授業を行う時間は、以下の3コマずつです。

日曜コース 土曜コース
・9:30~12:00
・12:45~15:15
・12:45~15:15
・9:30~12:00
・13:30~16:30
・16:45~19:45

1コマの時間が、90分ではなく150分になっているので、注意して下さい。

志望校別コースによって、日曜コースと土曜コースの両方があるところと、どちらかしかないところがあります。
日曜に受講したいと思っていても、実はなかったということもあり得るので、先に確認することをおすすめします。

教科は、国語・算数・社会・理科の4教科です。
ただし、教科別のコースもあります。
通常とは異なる講座について、それぞれ解説します。

特別な講座としては、以下のようなものがあります。

講座名 日程 受講資格 対象志望校
正月特訓(国語・算数・社会・理科) 12/30~1/3 NN講座受講資格 NN対象の全志望校
平日特訓(算数・社会・国語・理科) 10月~1月
毎月水曜日、金曜日各2回
水曜日(算数・社会)
金曜日(国語・理科)
なし 麻布・武蔵・早稲田・慶應義塾普通部・桜蔭・女子学院・雙葉・渋谷幕張
NN講座受講資格 9月~1月の平日17:30~20:50 なし 開成
女子学院算数特別講座 9月~1月 女子学院中オープン模試・合格判定模試・入試本番体験講座で合格基準を満たした人 女子学院
スーパー算数 9月~1月月曜日、水曜日 スーパー算数合格基準 灘・開成・筑駒
土曜特訓「午前の記述」(国語) 9月~1月月2回10:00~12:00 NN開成クラス入会試験に合格(日曜の講座を受講できない人) 開成
レベルアップ算数 9月~1月隔週月曜日17:00~20:00 NN開成クラス入会試験に合格(日曜の講座を受講できない人) 開成
個別ゼミ 9月~1月90分もしくは120分/月4回 NN志望校別クラス入会試験に合格(日曜の講座を受講できない人) 開成・麻布・武蔵・慶應義塾普通部・桜蔭・女子学院・雙葉
通信添削講座 9月~12月テキストと教材は月2回発送 なし 各NN志望校

通常の講座に加えて、上記の講座を受講することもできますが、本来の講座の代わりに受講するものもあります。
必要な講座があれば、その内容を確認して下さい。

NNコースで注意したいのが、その会場です。
早稲アカの教室は、全国で154か所にあります。
通常であれば、その中から自分が通いやすい教室を選択して通います。

しかし、NNコースの場合は違います。
NNコースは、指導できる講師の人数が限られているため、教室を限定して開講しているのです。

例えば、NN開成クラスを受講する場合は、ExiV西日暮里校に通わなければいけません。
早稲田の場合は、早稲田校です。
そのため、普段よりも塾に通う際に時間がかかることもあるので、注意して下さい。

他の塾生でもNNコースに通える?

NNコースは、通常の塾の授業とは別に開催されています。
そのため、一般の授業と並行してNNコースを受講することができます。
では、他の塾に通いながら早稲アカのNNコースに通うことはできるのでしょうか?

結論から言ってしまうと、可能です。
実際に、NNコースだけは早稲アカで、普段は別の塾という人は少なくありません。
複数の塾に通うことも珍しくないので、特に気にすることなく講座に参加できます。

ただし、注意したいのが日程です。
多くの塾は、志望校別の対策を日曜に行います。
そのため、日曜のNNコースに申し込んだ場合、元の塾の志望校対策に参加できない可能性があるのです。

その場合は、いくつかの方法があります。
まず、元の塾が日曜に行うのなら、NNコースは土曜に参加するようにするという方法です。
ただし、志望校によってはどちらかにしか開講しないこともあるので、先に確認が必要です。

もう一つは、通常のNNコースを諦めて平日特訓、もしくは個別ゼミで参加することです。
その場合は、日程の都合もつけやすいでしょう。

過去問などの勉強をする時間はあるのか?

NNコースを受講すると、通常の塾に加えてさらに授業が増えます。
学校もあるので、自由にできる時間はかなり少ないでしょう。
また、塾はその場で終わりではなく、自宅での学習を前提としています。
そうなると、予習や復習、課題などもこなさなければいけません。

その中で、過去問題集にも手を付けるようになると、時間は足りるのでしょうか?
これは受験する家庭の多くが抱えている悩みでしょう。
その場合、優先順位を考えてこなしていく必要が生じます。

最も優先するべきなのは、NNコースでの学習です。
授業の内容も濃いものとなるので、しっかりと復習をして次回の予習をしなければ、間に合わないでしょう。

その次は、子ども自身にある課題を克服することです。
図形を苦手にしている人も少なくありません。
また、暗記が苦手という人もいるでしょう。
そういった点を克服するための勉強をこなしていくことも必要です。

合格に大きく関わってくるのは、この2点です。
10月、11月になったら、今度は併願校の過去問題集にもチャレンジしましょう。
まず優先するべきなのはNNコースでの勉強で、次は苦手の克服という順番をしっかりと守ってから、他のことに手を出すようにしてください。

まとめ

難関校を受験するつもりで、志望校がしっかりと固まっている人にとって、NNコースは非常に重要といえます。
ただし、受講するにも試験があるので、まずはある程度のレベルまで自分を鍛えてからでなければ授業についていくのも難しいでしょう。
まずはしっかりと基礎を固めてから、NNコースを受講しましょう。
そのために、塾の勉強だけでは足りないようなら、個別に丁寧な解説をしてもらえる家庭教師を利用するのがおすすめです。
首都圏で中学受験対策の家庭教師をご希望の方は、是非一度、代々木進学会にご連絡下さい。
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