サピックスのアルファクラスではどんな勉強をしているの?

サピックスのアルファクラスではどんな勉強をしているの?

中学受験の実績が豊富な塾として、有名なのがサピックスです。
最難関中学の中でも、トップクラスの中学の合格実績は群を抜いています。
そのサピックスの中でも、トップのクラスがアルファクラスです。
天才軍団が集まっていて、将来の東大生予備軍ともいわれるクラスですが、そこではどのような勉強をしているのでしょうか?

アルファクラスってなに?

中学受験を意識していると、サピックス(SAPIX)という塾があると聞いた事がある人は多いでしょう。
首都圏では東京都や埼玉県、神奈川県、千葉県に、関西圏では大阪府と兵庫県に合計で48の校舎がある、有名な大手学習塾です。

その商学部は、成績によってAクラス、Bクラスなどに分けられています。
しかし、その中の上位クラスにあたるアルファクラスについては、知らない人もいるとおもいます。
まずは、アルファクラスについて解説します。

サピックスの指導は、原則として1クラスにつきおおよそ15人ずつに分けられて行われます。
校舎の規模によって多少の違いはあるのですが、基本的には少人数制のクラスで指導が行われているのです。

その中でも、特に成績が優秀な生徒だけが集められているクラスがアルファクラスです。
しかし、アルファクラスといっても一クラスだけとは限りません。
校舎によっては、その中でアルファ1、アルファ2とレベルによって分けられているのです。

アルファ1クラスに在籍している生徒には、大きく分けて2種類います。
それは、勉強のタイプによる違いです。
考察力や論理的思考に加えて閃き力も備えている天才型と、勉強する量を増やして解ける問題を増やしてきた努力型のタイプです。

このどちらかのタイプに分けられるのですが、どちらであっても優秀なことに違いはありません。
どの生徒もトップクラスの学力を持っているのは確かなので、全国偏差値では65を超えている生徒ばかりなのです。

アルファクラスの中でも、最も上位に当たるのがアルファ1クラスです。
そのクラスの生徒達は、志望校も開成や築駒、女子の場合は桜蔭がほとんどと難関校を目指す子どもばかりで、偏差値はアベレージで60以上です。

アルファ4まであるクラスは、年3回行われる実力テストの組分テストと毎月行われる復習テストのマンスリーテストの結果を参考にして分けられます。
テストの成績次第で、クラスが入れ替わっていくのです。

つまり、アルファクラスには優秀な生徒ばかりが集まっていますが、その中でもアルファ1クラスにはその時点で最も成績がいい生徒ばかりが所属しているのです。
サピックスの校舎が小規模な地域では、アルファクラスの人数もその分少なくなります。
最低限の基準に満たなければ、たとえ人数が不足していてもアルファクラスには入ることができないでしょう。

アルファクラスの特徴

サピックスのアルファクラスについて、もう少し詳しく見てみましょう。
まず、このクラスに入る基準としては、全国偏差値でいえば60前後、点数なら4教科の合計でおよそ210点から220点の間がボーダーラインとなるでしょう。
ただし、これはその時のテスト次第で前後するので、あくまでも参考です。

勉強のスタイルとしては、他のアルファベットクラスと大きく変わるものではありません。
しかし、サピックスで使われるオリジナルの教材は、実はこのアルファクラスで使われることを前提として作られています。

つまり、サピックスで本当に力を入れているのは、アルファクラスなのです。
それ以外のアルファベットクラスも力を入れているのは間違いなく、優秀な先生もいるのですが、それでも最優先となるのがアルファクラスであることは間違いありません。

アルファベットクラスでは、難しくて理解できない教材も中にはあるようです。
しかし、アルファクラスならその内容も理解できるでしょう。
反対に言うと、それが理解できないとアルファクラスには入れない、ということでもあります。

サピックスのアルファクラスに入るのは大変ですが、それを維持するのもまた大変です。
クラス分けは点数を基準にしているのですが、その差は10点前後しかありません。
つまり、たった数問のミスでクラスが入れ替わってしまうのです。

アルファクラスの中で、ずっとそれをキープしていられるのはほんの一握りの生徒だけです。
そうではない子どもに多いのが、解き方を丸暗記しているケースです。

頭がいいからこそ、解き方をすべて覚えていられるのですが、その勉強方法だと少しひねった応用問題になると対応できないことも増えてきます。
そこで必要なのが、解き方を重視した勉強方法ではなく、どうしてこういう解き方をするのかを考える必要が大きくなる勉強方法です。

これができるかどうかが、アルファクラスとアルファベットクラスを隔てる壁となっているのです。
解き方の暗記ももちろん必要なのですが、それだけで満足せずに思考力を育てる勉強も取り入れるようにしましょう。

また、サピックスのアルファクラスでは講師の質も他とは大きく異なります。
普通の授業をしているだけでは、優秀な生徒はすぐに理解して飽きてしまいます。
そこで、講師たちは分かりやすく教えるだけではなく、子どもたちが自主的に考えるように仕向けたり、知的好奇心を刺激したりする授業を行っていくのです。
そのため、講師もエースと呼ばれる人ばかりが受け持っています。

授業の進みが早いのも、大きな特徴です。
普通の子どもなら、理解できずにおいていかれてしまうことでしょう。
それについていける子どもだけが、アルファクラスにいられるのです。

授業が早く進むということは、決められた時間内により多くの問題を解くことができるようになるというメリットがあります。
また、説明をすぐに理解する必要があるので、脳の処理速度も上がっていくでしょう。
集中力も、鍛えられていきます。

中には、そのスピードについていくために別途家庭教師も雇ったり、あるいは別の塾に通って不足した部分を保管したりする生徒もいます。
上位2割の生徒を対象としたスピードなので、ついていけない生徒は少なくないのです。

それに加えて、宿題もかなりの量が出されます。
主にプリントですが、テキストと合計すると年間で数キロ分にもなるほど大量の問題を解く必要があるのです。
それを解くことで、必然的に家庭学習の習慣を身に付けることができ、復習も半強制的に行うこととなるのです。

サピックスのアルファクラスは、テストの結果次第でクラス分けが行われます。
1回のテストの結果でクラスが変わるので、テストは毎回気を抜くことができません。
そのことを生徒もよく分かっているので、出来るだけ上位クラスに入れるようにしっかりと準備をしてから本番さながらの心構えでテストを受けています。

どんなテストをしているのか?

サピックスのアルファクラスのテストには、マンスリーテスト組分テストの2種類があります。
前者は毎月1回、後者は年間で3回行われるので、合計で15回のテストを受けることになります。

マンスリーテストというのは、その月に行われた授業内容について確認するためのテストです。
範囲がしっかりと決まっているので、しっかりと毎日予習をして、繰り返し復習していればそれがそのまま対策になるでしょう。

マンスリーテストで優秀な成績を残すことができれば、その月の内容をしっかりと理解して頭に定着させたということを証明できます。
そのため、この成績は学習がどこまで進んだのかを測るための指針となるでしょう。

こうして、こまめに自分の理解度を確認することで、どこに復習が足りていないのか、何に力を入れて学習していけばいいのかがよく分かります。
まとめて確認するのではなく、小分けに確認していくことで連鎖的に理解できない点ができるのを防ぐことができるでしょう。

一方、組分けテストには決まった範囲がありません。
こちらは、今の実力を知る為のテストです。
また、以前に習ったことを忘れていないかの確認をするテストでもあります。

このテストを受けるにあたって必要なのが、テスト前までの授業の内容を総ざらいして復習することです。
そうすることで、少し時間が経ってしまい記憶から薄れている点も把握できて、また覚え直すことができるでしょう。

アルファクラスに入るための対策は?

現在サピックスに入っている生徒が、今後アルファクラスに入りたいと思っている場合はどういった対策をするべきでしょうか?
入るのが難しいと思うかもしれませんが、的確に対策をしていれば入れる可能性は高いでしょう。

まず、勉強する際にその優先順位を考えましょう。
自分が今できない所を把握して、その中から特に優先するべきところを決めるのです。
その際は、保護者や塾の講師、家庭教師などと相談して1週間の計画を立てて勉強するのがおすすめです。

自分だけでスケジュールを決めても、宿題が多すぎて適切な計画を立てるのが難しいので、周囲にフォローしてもらった方がいいのです。
とにかく勉強はしているのに、中々成績が上がらないという場合はまず計画を立ててみることから始めましょう。

また、国語に関してはまず漢字や語句などから勉強するようにしましょう。
マンスリーテストの対策であれば、国語は丸暗記してしまうのが最も有効です。
記述問題の対策は、後回しでもいいのです。

ただし、組分けテストでは記述問題の割合が増えます。
その対策としては、読解力を付けることが有効でしょう。
そのためには、過去の問題の音読などをして、トレーニングしていきましょう。

そして、これは保護者に頼むべきことですが、子どもの弱点が何かをしっかりと把握しましょう。
サピックスのテストでは、毎回正答率表などの詳細なデータが送られてきます。
そのデータを見て、何が弱点なのかを把握していくのです。

このとき、正答率が低いもの、具体的には50%以下の問題より、正答率が高い問題を優先しましょう。
難しい問題の解き方よりも、簡単な問題を取りこぼさないようにミスを減らすことを優先するべきです。

こうすることで、基礎的な内容の漏れているところを知ることができます。
そうやって、まずは基礎を固めてから応用にとりかかりましょう。

まとめ

サピックスに入るのも大変ですが、アルファクラスに入ってそれをキープするのは非常に大変です。
しかし、それができれば自信を持つことに繋がり、またそれを目標として親子で頑張ることもできるでしょう。
優れたライバルがいることは、モチベーションを保つ理由にもなります。
中学受験対策のためにも、サピックスのアルファクラスを目指しましょう。
首都圏で中学受験対策の家庭教師をご希望の方は、是非一度、代々木進学会にご連絡下さい。
お電話・メールどちらでもお問い合わせ頂けます。
講師一同、お待ちしております。

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