教科書には収まらない、社会の入試問題対策は?

教科書には収まらない、社会の入試問題対策は?

中学受験では、社会の問題に苦労する人が少なくありません。
教科書や参考書、過去問題を解くだけでは決して分からない、時事問題が出題される可能性が高いからです。
出される問題の例や、その対策について考えてみましょう。

どんな問題が出題される?

中学校の入試問題を見てみると、単に教科書の延長という訳ではなく、各中学でそれぞれ特色のある問題を出題しています。
その中でも、特に教科書を見るだけでは解けない問題が出題されるのが、社会です。

社会では、その年に起こったニュースになるような大きな事件や出来事など、いわゆる時事問題が出題されています。
それも、ひときわ大きな出来事とは限らず、中学校によって注目する点が異なるのです。

例えば、2019年度の入試ではオリンピックに関する問題が出されたところや、2024年から発行される新紙幣についての問題などが目立ちました。
また、SDGsを取り上げた問題を出題していた中学校もあります。

SDGsは、国連によって2030年までに世界が達成するべきと定められた、持続可能な17の開発目標です。
これと環境問題を組み合わせた問題が、出題されています。

オリンピックが延期になったことで、上記3つのテーマに関しては今年度以降も出題される可能性があります。
また、新たな時事問題もチェックしておくべきでしょう。

特に、今年は新型コロナウイルスの話題が大きなウエイトを占めています。
その分、他のニュースが目立たなくなってしまいがちなのですが、実際には様々なことがあります。
そういったニュースについても、忘れずにチェックしておきましょう。

これまでの大きな出来事

2019年末から、2020年8月の間に起こった大きな出来事について、大まかにチェックしておきましょう。
新型コロナウイルスと、それに関連する出来事も色々とあるので、チェックするところは多いでしょう。

2019年11月には、日本と韓国の間で結ばれている軍事情報包括保護協定、GSOMIAの失効が回避されました。
韓国との間には未だ様々な問題があるものの、とりあえずは重大な決裂をせずに済んだ、ということです。

また、ベルリンの壁が崩壊してから30年が経過しました。
このことで、ベルリンの壁に関する問題が改めて出される可能性もあります。
12月には、北大西洋条約機構(NATO)も創設から70年を迎えました。

12月といえば、流行語大賞もあります。
2019年は「ワンチーム」が流行語大賞に選ばれました。
ラグビーワールドカップから始まった言葉ですが、今ではビジネスシーンなどでも使われるようになりました。

オーストラリアの森林火災は、2019年9月から始まったものが2020年になっても続いていたのが大きな話題となっていました。
過去に類を見ないほどの被害を出し、収束したのが2020年3月と、半年も続くスケールの大きな火災になったのです。

2020年1月には、イランとアメリカの間で軍事的な対立が深刻になりました。
イランの司令官が米軍によって殺害されたため、イラン政府から報復の声明が出されたのです。
一時期、第三次世界大戦になるかも…と、世界中が恐れていましたが、これは今も解決したわけではありません。

イギリスがEUを正式に離脱したのも、この頃です。
2020年末までは移行期間として、離脱前と変わらない状態になっているのですが、正式に離脱してからの影響に注目が集まっています。

新型コロナウイルスが世界中に流行が広まったのも、1月のことでした。
発生から半年以上が過ぎたものの、まだ感染者は増え続けています。
10月には、とうとうアメリカのトランプ大統領も感染してしまいました。

国内では、地質時代の区分のひとつとしてチバニアンという名称が使われることが話題となりました。
千葉県にある千葉セクションの地層が、その時代を示す代表的なものとして認められたのです。

2月には、インドで移民が市民権を得やすくなる法案の中で、イスラム教徒が対象から除外されていたため、抗議運動が激しくなり賛成派と反対派の衝突から暴動が起きました。
この暴動で、53人が死亡しています。

また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、イベント自粛要請が始まったのもこのころです。
今は自粛も解かれていますが、イベント開催時は感染予防に力を入れています。

3月は、間近に迫っていた東京オリンピックの開催が延期されました。
過去、オリンピックが戦争を理由に中止となった例は5回ほどありましたが、延期というのは初めてのことです。

山手線の駅としては49年ぶりの新駅となる高輪ゲートウェイが開業しました。
東京オリンピック開催に合わせて開業する予定でしたが、オリンピックが延期となったことで先に開業を迎えることになりました。

4月は、北朝鮮の最高指導者である金正恩氏の死亡説が流れました。
心臓手術を受けたという報道から広まったのですが、20日ほど経過してから無事な姿が確認されて、沈静化しました。

日本では、マスク不足を考慮して、政府から布マスクが配布されたことが「アベノマスク」と呼ばれました。
また、全国民に特別定額給付金として10万円を配布することが決定し、補正予算案が組まれています。

このころになると、新型コロナウイルスの感染者も世界中で合計300万人を超えています。
各国の首脳陣や、著名人にも感染者が目立つようになってきました。

5月には、ミネアポリスで起こった黒人男性の死亡事件が、世界中を騒がせることになりました。
白人の警察官が黒人男性に暴行して死亡させたとして、デモ活動が全米に拡大していきました。

このデモ活動は、以降さらに賛同者が増えて、世界中に拡大していきます。
アメリカでは、歴史的に黒人を差別していたのでいまだにその影響が残っているのですが、それはごく一部だけといえるでしょう。

6月は、新型コロナウイルスの影響で自粛を求められていた他県への異動も、解除されました。
元通りの生活とまではいかないまでも、流通面では自粛要請が解かれたことになります。

プロ野球も、新型コロナウイルスの影響で開幕を延期していたのですが、3か月遅れで開幕を迎えました。
最初は無観客試合と、過去に見ない状況から開始されています。

7月は、アメリカと中国で互いに総領事館を閉鎖するという出来事があり、米中間の対立が高まっていることを知らしめました。
今後、大国2国間の緊張がさらに高まると、世界平和に影響が出ることになるでしょう。

日本では、令和2年7月豪雨といわれる記録的な集中豪雨が起こり、熊本県を中心に大きな被害が生じました。
12日間の雨量が25万mmを超え、全国で82人もの死者が出ています。

8月は、広島と長崎でそれぞれ75回目の原爆忌を迎えています。
同時に、終戦から75年が経過しました。
節目の年として、戦争を思い返す人も多かったでしょう。

阿部首相が辞任を表明したのも、この月です。
体調不良が原因ということで、99代総理には菅義偉氏が選ばれました。
官房長官として新元号の令和を発表したため、令和おじさんともいわれた人物です。

国内外の大きなニュースだけでも、これほど様々な出来事がありました。
これがそのまま出されるのではなく、別の問題との組み合わせで出題されることが多いので、まずは重大なニュースだけでもチェックして、自分なりの考えを持つようにしておきましょう。

まとめ

社会における時事問題は、問題集ばかりに目が行っていると見落としがちな分野です。
ニュースを普段からチェックしている人にとってはわかりやすいこともありますが、それでも率直にそのニュースが問題となることは少ないので、自分なりに考察などをしておかなくてはいけないでしょう。
中学受験に合格するためにも、時事問題を見落とさないようにしておくことが大切です。
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