子どもも、ストレスによってうつ病になることがある?

子どもも、ストレスによってうつ病になることがある?

ストレスの多いビジネスマンの中には、うつ病になる人も少なくありません。
最悪の場合、自殺の原因にもなるうつ病ですが、大人しか罹らないと思っている人もいるでしょう。
実は、子どももうつ病になることがあるのです。
今回は、うつ病になる子どもを見逃さないための注意点などを解説します。

子どものうつ病は見逃されやすい

子どもは、ストレスと無縁だと思っている人も多いでしょう。
そのため、ストレスからうつ病になることなどありえないと考えていませんか?
実際には、そうでもないのです。

子どもといっても、10歳を超える頃になると様々な悩みが生じます。
人間関係も複雑になり、勉強にも悩むことがあるでしょう。
他の人と自分との成長具合を比べて、悩むこともあります。

そもそも、思春期というのは成長過程で、精神が不安定になりやすい時期です。
その結果、マイナスに傾いてしまうと、憂鬱な気分になることもあるでしょう。
それが一過性の場合もありますが、長く続くこともあるのです。

ただ、同じうつ病であっても大人と子どもでは子どもの方が気づかれにくいのです。
なぜかというと、子どもは精神的に未熟なため、何かおかしいと思われても反抗期など、一過性の変化だと思われやすいからです。

例えば、大人が体調不良でもないのに仕事を休みたいというと、色々と心配されます。
それは、普通ならそんなことを言うはずがないからです。
自分を律することができる大人だから、面倒くさいなどの理由で休みたいと言い出すとは思われないので、精神的な不調が心配されます。

しかし、子どもが同じように学校を休みたいといったときは、どう思うでしょうか?
体調不良でないのなら、ずる休みだと思われるでしょう。
あるいは、いじめられていないかを心配するかもしれませんが、精神的な不調とは考えないことが多いでしょう。

子どもも、なぜ自分がそのような気持ちになっているのか、うまく表現できません。
理由を聞いても、なんとなくとしか答えようがないことも多いのです。
そのせいで、うつ病とまでは思われず、気づきにくくなってしまいます。

症状の特徴

子どもがうつ病になったときは、どのような特徴が出るのでしょうか?
自分では気づきにくいからこそ、周囲の人間が気づいてあげなくてはいけません。
そのために、特徴について知っておきましょう。

よくある症状として、自己否定の言葉が増えます。
ほんのちょっとした失敗でも、自分はダメだといって落ち込みやすくなるのです。
親の気を引くために言う子どももいますが、それとは違って自分の殻に閉じこもるような様子であれば要注意です。

集中力が落ちて気力を失うような状態も、要注意です。
その場合、成績がいきなり落ち込むなどの結果になりやすいでしょう。
それで、勉強に取り組むのではなく自分がだめだというようなら、うつ病の可能性があります。

これまで仲の良かったお友達と、遊ばなくなることもあります。
他の子どもと遊ぶのではなく、みんなと距離を置くようになるのです。
学校での話を聞いて、友達のことが話題にならなくなったら注意してみましょう。

学校に行くのを嫌がり、何事にも興味が薄くなるような状態も注意してください。
何もしたくなくなって、すぐに疲れたと言い出すことも増えるでしょう。
無気力な様子も、うつ病の特徴です。

精神的に不安定になり、家でもイライラして家族に対して当たり散らすのも、反抗期ではなくうつ病のせいかもしれません。
ストレスが溜まって、些細なことも我慢できなくなっているのです。

このような状況が見られた場合は、もしかしたらうつ病かも?と疑ってみましょう。
様子を注意深く観察して、会話ができるなら悩みを聞いてあげましょう。
何も話してくれず、その状態が続くときは早めの受診も考えてください。

子どもがうつ病になっても、実際に不登校になることは少ないといわれています。
しかし、学校に行くことができれば問題ない、というわけではありません。
学校で孤立してしまい、余計にストレスをためることもあり得るのです。

自分の気持ちが落ち込んでいることを自覚している子どもの中には、普段と違ったことで刺激を求めることもあります。
その場合、うつ病とは気づきにくいので注意しましょう。

刺激の例としては、大きな音量でお音楽を聴いたり、普段以上にゲームにのめりこんだり、あるいは普段とは違ったファッションをすることもあります。
趣味が変わったり、非行に走ったりしたように見えても、実はうつ病の可能性があるのです。

こうした行動の変化に、気づいてあげることが早期治療のきっかけになるのです。
しかし、単に成長した証かもしれないので、まずは悩みがないか聞くところから始めてください。

どう接するべきか?

子どもに、うつ病の疑いがあるときは、どう接するべきでしょうか?
もしその疑いがあるなら、まずはするべきことがあります。
普段からそれを行うことで、うつ病の予防にもつながるため、覚えておいてください。

まず、うつ病を悪化させる原因となるのが、叱りつけるということです。
子どものうつ病の症状には、ともすれば甘えとみられることも多々あります。
そのため、普段より厳しく叱ってしまう人も少なくないのです。

しかし、子どものつらい様子に気付かず叱ってしまうと、子どもはますます自分の殻にこもってしまいます。
そのせいで、うつ病が悪化する可能性もあるでしょう。

例えば、学校に行くのは当たり前のことです。
しかし、行きたくないと言い出した場合は、頭ごなしに叱るのではなく、なぜ行きたくないのかをきちんと聞いてあげましょう。

そうすることで、悩みがあるときは話してくれるかもしれません。
理由がはっきりとしない要望は、子どもからのSOSだと思いましょう。
なぜか、ということをきちんと聞いてあげることが、悩みを解決するために必要なのです。

うつ病にならないように、普段から心がけたいのが、子どもの不安を助長するマイナスのことを、あまり言わないようにすることです。
特に、中学受験の失敗をにおわすことなどは、避けましょう。

「きちんと勉強しなければ、受験に失敗する」といったことや、失敗したらどうなるなどのマイナスなことは、子どもを追い詰めることになり、ストレスの原因にもなります。
それよりも、ちゃんと勉強すれば受験は合格できる、合格したらこうなるなど、将来への希望を持たせるようなことを言って応援してあげましょう。

たまにしか言わないとしても、一度根付いた不安は常に心の中にくすぶり続けます。
それがうつ病の原因となることもあるので、前向きな言葉をかけてコミュニケーションをこまめにとることが大切になるのです。

うつ病にも、原因は必ずあります。
その原因を特定するためには、普段から話し合っておくことが大切です。
子どもがうつ病にならないように、一方的に言うのではなくきちんと話を聞いてあげるように心がけましょう。

まとめ

精神的に未熟な子どものうちは、自分の中に不安などを貯めこんでしまうことが多く、それがストレスとなってうつ病となることもあるのです。
現代の子どもは悩みも多いので、過度のストレスをため込まないように保護者が注意してみておく必要があります。
不安などを感じているようなら、きちんと話し合ってその不安を取り除いてあげるようにしてください。
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