中学受験に受かる子・受からない子の違いとは?
中学受験をしたすべての子が志望校に合格できればよいのですが、残念ながら現実はそうはいきません。受かる子もいれば受からない子もいます。同じように勉強をしてきたはずなのに、どこで差がついてしまうのでしょうか。親としてサポートできることがあれば、できるかぎりのことはしてあげたいところです。この記事で、どんな子が中学受験に受かるのかについて解説します。
中学受験に受かる子の特徴とは
中学受験に受かる子を分析すると、それ相応の特徴を持っていることがわかります。これを逆説的にとらえると、そのような特徴のない子は受かりにくいということです。
お子さんは、いかがでしょうか? 以下に受かる子の特徴を上げますので、照らし合わせてみてください。もし「当てはまらない」という項目があるときには、ぜひ対策を考えてみましょう。
生活習慣が整っている
中学受験に受かる子は、起床や睡眠、食事時間などが規則正しく、生活習慣が整っています。整った生活習慣には、時間通りに行動することだけではありません。栄養バランスのとれた食事をとることも含まれています。
生活に規則的なリズムがあり、バランスのよい栄養がとれていると、心身ともに安定します。心身が安定していれば勉強にも集中して取り組めるため、学習効率が上がり、成績も上がるでしょう。
一方、不規則な生活をしていると、心身の状態が安定しません。体調を崩しやすくなりますし、勉強にも身が入らないということに……。睡眠不足が続くと、学校や塾の授業にも影響が出ますし、記憶力も低下するので注意が必要です。
根気強さがある
受験勉強に限りませんが、いやなこと、うまくいかないことがあったときでも、すぐに放り出したり諦めたりするのではなく、根気強く取り組める子は、中学受験でも合格を手にできるタイプです。
例えば難しい問題にぶつかったとき、すぐに「これは、できない」と手放してしまったのでは、そこから先の進歩も学びもありません。もしかしたら、もう少し頑張れば解けたかもしれないのに……と考えると、とても残念なことではないでしょうか。
できないものにいつまでも時間をかけていればよいというものではありませんが、「もう少し頑張ってみれば?」など親が目を配り、適切に声をかけることで、根気強さは育まれていきます。
柔軟な思考力がある
中学受験、特に難関校や御三家クラスの問題を解くには、柔軟な思考力が必要不可欠です。柔軟な思考力とは、発想の転換をはかる力ともいうことができます。「押してもだめなら引いてみろ」ではありませんが、問題に取り組むときに、ひとつの方法論にとらわれずにほかの方法を試したり、複数の方法を組み合わせたりすることが、解答への近道になることも多いのです。
日常生活においても、外出先で電車が止まるなど、思わぬ事態に遭遇することがあります。そのようなときでも、柔軟な思考力があれば乗り切っていくことができるはずです。
実行力がある
合格する子は、「やってみよう」「試してみよう」と思ったことは、迷わずに行動に移す実行力があります。
どんなことでもそうですが、頭の中で考えているだけでは、成果を得ることはできません。例えば勉強においても、新しい分野の学習や勉強法をまずは実行してみて、その結果を自分にフィードバックしていける子は学力が伸びます。学力が伸びるということは、合格に近づくということです。
目標がある
自分で決めた目標があるのとないのとでは、勉強に対する身の入れ方が変わってきます。「頑張って勉強しよう」という気持ちは、目標があるからこそわいてくるもの。「模試で偏差値60以上をとる」「一週間で過去問を終わらせる」など、小さな目標を設定して積み上げていける子は、合格を手にすることができる子です。
中学受験に受かりやすい子に育てるためのポイント
中学受験に受かりやすい子の特徴がわかったところで、そのような子どもに育てるためにはどうしたらよいかのポイントを押さえておきましょう。
まず勉強面です。できれば目の届くところで勉強させ、一通りの問題を解き終えたところで「どうして、そう考えたの?」「ほかの解き方はない?」などと、適宜声をかけていきましょう。機械的に問題を解くだけでは身につかない思考力を養うことができます。
生活面では、起床時間や勉強の時間を決め、規則正しい生活ができるように促していきます。生活習慣も学習習慣も、早いうちに身につけさせることが大切です。
また、難関校に合格する子は、遊びや習い事、友だちとのコミュニケーションなども犠牲にせず楽しんでいます。勉強への意欲は、オフタイムがあってこそ出てくるものです。遊んでばかりでは困ってしまいますが、勉強一筋でも疲れてしまいます。メリハリのある生活を目指しましょう。
まとめ
中学受験に受かる子の特徴、親のサポートのしかたについて解説しました。なかなか思うようにいかないこともあるかもしれませんが、できることから取り組んでみてはいかがでしょうか。その際、全てを親がお膳立てをしてしまうと、お子さんの中に「やらされている」という気持ちが芽生えてしまいます。できるだけお子さんの自主性を大切にしながらリード、サポートすることが大切です。
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