中学受験に向けて、塾はどう選べばいい?

中高一貫校の特徴について

中学受験を意識したとき、多くの人が塾に通うか、あるいは家庭教師をつけるでしょう。
しかし、塾といってもたくさんあるので、どう選んでいいのかわからない、という人は少なくないと思います。
中学受験に向けた、塾の選び方について考えてみましょう。

塾のタイプは?

最初に考えることは、塾のタイプについてです。
塾には、大きく分けて集団指導の塾と、個別指導の塾の2種類があります。
まずは、その特徴について考えてみましょう。

集団指導の塾では、1つの教室に10人前後の生徒を集め、まとめて指導します。
学校の授業に近い形で、質問なども時折交えつつ用意された教材に従って進められていくことが多いでしょう。

このタイプは、他の人と授業を受けられるという点がメリットになります。
一人で勉強していても、なかなか集中できないという子どもは、少なくありません。
自分がどれだけ努力しても、比較対象がいないのでどのくらい成長したのかがわかりにくいのです。

しかし、他にも同じ授業を受けている生徒がいると、わかりやすくなります。
比較対象がいることで、自分が努力してきたことに自信を持つことができ、今後の励みにもなるでしょう。

また、一緒に競い合って成長していくという意識も芽生えてくるので、お互いをライバル視して力をつけていくこともできます。
競い合うのが得意な子には、うってつけのタイプだといえるでしょう。

個別指導の塾は、講師と生徒が1対1で授業を行います。
自分の学力に合わせて、必要な授業をしてもらうことができるので、特に苦手な点がある場合や、難しい問題などの解き方を教えてもらいたい場合などに向いているでしょう。

このタイプは、学校の先生と1対1で授業をすることを想像して、嫌がる子どもも少なくありません。
しかし、塾の講師は学校の先生と全く違います。

お互いの距離が近いこともあって、仲良くなりやすいのも特徴です。
相談なども親身になって聞いてくれて、わかりやすく解説してくれます。
すぐに質問できるのも、このタイプの利点でしょう。

どちらの塾がいいのか、というと一概には言えません。
子どもの性格によっても異なるので、それを考慮して選ぶ必要があるでしょう。
中には、集団指導で学びながら苦手な分野だけを個別指導にする、という方法もあります。。

途中で塾を変えることはできる?

塾に通い始めてから、その塾が合わないと感じることがあります。
また、どうしても講師と相性が悪いこともあり得るでしょう。
そんな時、塾を途中から変えることはできるのでしょうか?

塾は、基本的に月謝を毎月支払って通います。
そのため、もし塾を変えたいのであれば、いつでも変更することはできます。
ただし、それは本当に必要かどうか、慎重に考えてみましょう。

まず、本当に塾を変える必要があるのか、ということを考えてみましょう。
そう思うのであれば、いったいどんな理由があるのでしょうか?
理由をはっきりさせることで、解決できることもあります。

塾が合うか合わないかというのは、フィーリングの問題です。
しかし、実はかなり重要な問題でもあるのです。
なぜなら、合わないと感じたまま授業を受けていると理解がしにくいので、徐々に苦手意識が芽生えてしまいます。
その結果、その教科は苦手教科になることがあるからです。

例えば、講師と合わないと感じたときは、どんなところが合わないのかを考えてみましょう。
教え方や性格、態度、口調など、様々な点が考えられます。
原因がはっきりしたら、塾にそのことを相談してみましょう。

相談して、可能なら講師は別の人に変えてもらうことができるでしょう。
そうすれば問題は解決するので、わざわざ塾を変える必要はありません。
ただし、小さな塾だと講師の人数も少ないので、違う講師に変えてもらうことはできないかもしれません。

では、塾の方針そのものと合わない場合はどうしたらいいでしょうか?
その場合は、塾を変えるしか方法がないかもしれません。
ただし、場合によっては同じく講師を変えてもらうだけで大丈夫なこともあります。

その方針の詳しい内容にもよりますが、すべての講師がその方針を100%体現しているとは限りません。
中には、あまり重視しないで授業をしている講師もいるでしょう。

そういった講師がいる場合は、その人に変えてもらうことができれば塾はそのままでも問題ないことがあります。
その場合も、やはり相談してみることが大切でしょう。

一番よくないのが、何が原因なのかはっきりわからないまま漠然と合わないと感じて、塾を変えてしまうことです。
なぜかというと、どんな塾ならいいのかがわからないまま違う塾に行ってしまうと、またそこでも合わないと感じてしまうことが多いからです。

そうやって塾を変えると、塾を繰り返し変えることになってしまい、結局満足が行く塾は見つからないまま受験を迎えることになりかねません。
また、何度も塾を変えていると勉強にも身が入りにくいでしょう。

塾を変える前に、まずはきちんと子どもと話し合って問題点を明確にしましょう。
そうしたら、そのことを塾と話し合って、解決策がないかを確認してみてください。
その結果、どうにもならなければ違う塾を探すといいでしょう。

どんな塾がおすすめ?

では、中学受験に向けて塾に通うなら、どんな塾がおすすめでしょうか?
一概には言えませんが、主におすすめなのが個別指導の塾です。
その中でも、実績などが十分にある塾を選ぶといいでしょう。

なぜ、個別指導の塾がおすすめかというと、個々の勉強に細かく対応できるからです。
小学校の勉強では、わからないところが人によってかなり異なります。
それを、集団指導で解決するのは難しいからです。

また、受験する中学によっても、重視する点はかなり異なります。
有名中学なら受験する人向けのコースがあるかもしれませんが、わざわざコースがない中学のほうが多いでしょう。
その対策をするなら、やはり個別指導のほうが向いています。

ただし、塾に通うとなると帰りはかなり遅くなってしまいます。
それでは子どもに負担が生じてしまうでしょうし、送り迎えをする場合は保護者にもかなりの負担となります。
1度や2度ならともかく、受験までそれが続くのは困るという人もいるでしょう。

そういう人には、家庭教師がおすすめです。
自宅で授業を受けることができるので、送り迎えの手間はかかりませんし、子どもが暗くなってから帰ってくる心配もありません。

また、家庭教師なら子どもがどのような授業を受けているのか、いつでも知ることができます。
塾なら、きちんと教えてくれているのかと心配することもあるでしょうが、家庭教師ならその点も安心できます。

何より、保護者が頻繁に講師と顔を合わせることになるので、その人柄を見ることができます。
どんな人に子どもを任せているのか、しっかりと見極めることができるのです。

中学受験に向けて、塾や家庭教師選びはとても重要です。
妥協して選んだ結果、失敗するようなことがないように、しっかりと子どもに合ったところを選ぶようにしましょう。

まとめ

中学受験には、個別指導の塾や家庭教師など、子どもひとりひとりに合った指導を受けられるところがおすすめです。
苦手なところをきちんと克服し、弱点を無くした状態で受験できるように取り組みましょう。
また、本当に必要なら塾や家庭教師を変えることも考えてみてください。
首都圏で中学受験対策の家庭教師をご希望の方は、是非一度、代々木進学会にご連絡下さい。
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講師一同、お待ちしております。

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