教えて!中学受験でよくある悩み9選
何はなくてもわが子のことは気にかかるものですが、中学受験をするとなると、なおさらではないでしょうか。お子さんのことだけでなく、子どもに関わる時間が確保できないなど、ご自身のあり方に悩んでしまう親御さんも多いようです。そこで、よく聞く9つの悩みをピックアップし、対処法をお伝えしたいと思います。ぜひ参考にしてください。
目次
中学受験の勉強に関する悩み
親御さんだけでなく、お子さんにとっても悩みのタネとなるのは、やはり勉強に関することです。
成績が上がらない
頑張って勉強しているのに成績が上がらない――この理由としては、ふたつのことが考えられます。「基礎が身についていないこと」、そして「勉強の方法が間違っていること」です。
中学受験では、思考力や応用力を問う問題が多く出題されます。その前提条件となるのが、基礎学力です。塾は、基礎学力はあるものとして、思考力や応用力を重視した授業を進めていきます。基礎がないと、成績に結びつけるのは難しいといえるでしょう。
親が一緒に勉強をしたり家庭教師をつけたりして、基礎の充実を図ることが大切です。
基礎はできているのに成績が上がらない場合は、勉強の方法が間違っているのかもしれません。例えば、誤答をしたときにただ正答を書き写すだけでは、理解力は深まりません。手軽な書き取りや計算問題に時間を割いていても、成績向上を望むのは難しいでしょう。
家庭学習の時間配分を見直し、誤答問題については、類題に取り組むなどして理解力を深めることを心がけてください。
集中力が続かない
集中力が続かない場合は、学習環境を見直してみましょう。ゲームや雑誌など勉強に関係ないものはそばに置かず、できれば親の目の届くリビングなどで勉強することをおすすめします。
集中力の持続には、お子さんの個性も大きく関係します。お子さんの集中力が何分くらいなら継続できるのかを見極め、家庭学習の時間割を作ることも有効です。例えば15分は集中できるというお子さんであれば、その時間内で取り組めることを勉強し、次の15分は別のことを勉強するというようにスケジュールを組みます。その際、適宜、休憩時間を取ることも忘れないようにしましょう。
塾や家庭教師との相性が悪い
塾や家庭教師との相性が悪いと感じられたときには、早めの対処が肝心です。
塾に関しては、塾側に伝えて解決できることであれば相談してみましょう。塾自体が合っていないのであれば、塾を変える、家庭教師に依頼するといったことの検討が必要になります。
家庭教師との相性が悪い場合は、講師を変更する方向で考えてみましょう。家庭教師専門の会社であれば、講師交代に対応してくれます。
子どもに関する悩み
お子さんに関する悩みとしてよく聞かれるのが、次のようなことです。
受験をしたくないと言う
お子さんが突然「受験したくない」と言い出すことがあります。そのようなときは、落ち着いて理由を尋ねましょう。すぐに本心を言うかはわかりませんが、「成績が伸びない」「合格できるか不安」など、必ずお子さんなりの理由があります。
大切なことは、「じゃあ、受験はやめよう」と即断せず、お子さんの理由に誠実に向き合う姿勢です。本気で中学受験がしたくないと思っているのかを焦らずに見極めながら、親子で納得できる答えを探していきましょう。
志望校が定まらない
受験生とはいえ、お子さんはまだ小学生。なかなか志望校が定まらないこともあるでしょう。ただ、6年生の段階で志望校が決まっていないと、学校に合わせた対策が取れなくなります。現在の成績と本人の希望から、一緒に学校をピックアップしてみましょう。
もしかしたらお子さんは「本当はここを第一志望にしたいけれど、偏差値が足りない」と悩んでいるかもしれません。その場合、希望を尊重してチャレンジする道もありますし、ランクを下げた第一志望校を見つける道もあります。いずれにしても、よく話し合い、お互いに納得することがカギです。
まだ4年生、5年生の場合は、まずいろいろな学校について調べることから始めてみてはいかがでしょうか。難易度の高い学校でも、今後の頑張り次第で合格できる可能性は十分にありますから、範囲を狭めずに調べることをおすすめします。
モチベーションが上がらない
モチベーションが上がらない原因はいくつかありますが、多くは「自分の将来像が思い描けない」「難しい問題でつまずいている」といったことのようです。
将来像については親子で夢を語り合ったり、学校見学に行ったりして、イメージが具体化できるように働きかけてみましょう。
勉強でつまずきが見られるときは、温かく見守りながら、できたことをほめてあげてください。小さなことでもかまいません。親に認められることは、子どもにとっては嬉しいこと。それが、やる気につながることも多いのです。
生活習慣の乱れ
学習習慣が身についていないなど生活習慣が乱れている場合は、積極的な親の関与が必要かもしれません。学校からの帰宅後や休日の勉強スケジュールを子どもと一緒に立て、管理していきましょう。
その際、スケジュールは子ども自身も納得すること、親が厳しく管理しすぎないことがポイントです。
親自身の悩み
受験するのは子どもですが、親は親で悩んでしまうものです。具体的によく耳にする2点を取り上げてみました。
なにから準備をしたらいいのかわからない
中学受験のスタートは、小学校4年生の春といわれています。塾や家庭教師の資料を集めて、お子さんに合った勉強法を検討することから始めてみましょう。
仕事や家事などで忙しく時間に余裕がない
食事どきの会話で様子を聞く、休日に時間をとって一緒に問題を解くなど、無理のない範囲でサポートしていきましょう。「気にかけてくれている」とわかると、子どもの気持ちは安定するものです。
まとめ
中学受験でよく耳にする9つの悩みについてお答えしました。この回答がすべてではありませんが、解決のヒントになれば幸いです。勉強面で心配なことがあるときには、個別のサポートができる家庭教師を依頼することも対処法のひとつといえます。お子さんの個性に合わせて、検討してみてはいかがでしょうか。
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