中学受験対策~今大問題の、新型コロナウイルスって何?~

中学受験対策~今大問題の、新型コロナウイルスって何?~

連日、新型コロナウイルスについての話題が報道されていますね。
何か大変らしいというのは子供ながらにも分かるでしょうが、新型コロナウイルスがなぜこれほど騒がれているのか、根本的理解は難しいかもしれません。
中学入試でも、新型コロナウイルスに関する問題が出題される可能性が高いですから、今回はコロナウイルスとは何か、ということを解説していきます。

ウイルスと細菌の違いは?

様々な病気の原因になる、ウイルスというものは聞いたことがあると思います。
風邪をひくのもウイルスの仕業です。
ウイルスの中でも特に有名なのが、インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスです。

ウイルスはよく、ばい菌や細菌、バクテリアなどと混同されます。
ばい菌というのは、細菌と同じものを示しています。
細菌の中でも、特に人間の害となるものがよくばい菌と呼ばれているのです。
ちなみに、細菌を英語にしたものがバクテリアです。

細菌は、生物です。
しかし、ウイルスは純粋に生物とはみなされず、無生物との境目にあるものとして、半生物と考えられています。
何故かというと、遺伝子は持っているものの細胞によって構成されておらず、自己増殖ができないため、無生物と生物の両方の特性を持っているからです。

では、ウイルスがどうやって増えるのかというと、実は他者を宿主として増えていくのです。
その際は、宿主からエネルギーを少しずつ奪うだけではなく、宿主の細胞も利用しています。

ウイルスはこうして増えていくので、ウイルスにとって人類というのは実は大切なのです。
人類がいないと、増えることができなくなるので、ウイルスによる直接の死亡率というのはそんなに高くはないのです。

例えば、過去に世界中で大流行して、大量の死者を出したペストという病気があります。
この病気の原因となるのはペスト菌、つまりは細菌です。
この病気の死亡率は、かつて20%を超える頃もあったほどです。
ただし、今では感染者も減り、治療法が確立されていることもあって、10%未満になっています。

一方、現在流行中の新型コロナウイルスの場合、確実な特効薬がないにも関わらず死亡率は7%未満です。
インフルエンザに至っては、0.001%でしかありません。
この数値からも、ウイルスが人間を絶滅させることはないというのが分かるでしょう。

コロナウイルスは何で恐ろしいの?

今回の新型コロナウイルスですが、実はコロナウイルスそのものはありふれたウイルスです。
そもそもは風邪の原因となるウイルスで、毎年人類全体に広まっています。

人間の体には、免疫というものがあります。
これは、一度病気の原因になったウイルスや細菌を覚えておいて、それが再び体内に入ってきた時は体の中の免疫部隊が退治するというもので、免疫を獲得していれば病気にならない、あるいは回復が早くなります。

インフルエンザをはじめとした予防接種では、病気の原因になるウイルスなどをごく少量だけ体内に注入しています。
そうすることで、この免疫をあらかじめ獲得しておくのです。

しかし、ウイルスというのは突然変異を起こします。
今回の新型コロナウイルスも、通常のコロナウイルスが変異したものです。
この場合、コロナウイルスとは別のものと体が判断するので、免疫が働いてくれません。

その結果、感染しても治るまでに時間がかかり、感染者数がどんどん増えていくことになったのです。
しかも、新しいウイルスなので、確実に効果がある薬がすぐには用意できません。

その結果、世界中で240万人以上が感染し、16万人以上の方が亡くなっています。
そのことから、感染力が非常に高いということが分かります。
どのくらい感染力が強いのか、過去の感染症と比較してみましょう。

今回と同じく、コロナウイルスが変異したSARSコロナウイルスが、2002年に流行したことがあります。
その時もかなりの騒ぎになったのですが、実は感染者が出たのは30か国で、合計の感染者数は8,000人ほどでした。

このSARSウイルスは、発生から8カ月ほどで封じ込めに成功し、終息したと発表されました。
しかし、その後2004年になってから、新たに14人が感染したという報告もあります。
最終的な死者は、916人でした。

今回の新型コロナウイルスは、現在でもそのSARSの300倍もの感染者がいるのです。
この規模では封じ込めることも難しく、今後収束するまでにどれほど感染者が増えるか分かりません。

ちなみに、主に人が感染するコロナウイルスは特にヒトコロナウイルスと言われていて、その後に詳しい種類を示す229EやNL63、HKU1、OC43といった英数字が付きます。
過去のSARSの原因となったコロナウイルスは、SARSコロナウイルス、あるいはSARS-CoVといいます。

今回の新型コロナウイルスは、SARSコロナウイルスとの類似点が見られることから、SARS-CoV-2と付けられました。
また、新型コロナウイルス感染症については、COVID-19といいます。

新型かどうかは、見た目だけでは判別が困難です。
そのため、新型と疑われるウイルスが発見された場合は、そのウイルスのDNAやRNAを調べます。
そこに違いがあれば、新型と分かるのです。

DNAやRNAを調べるには、ゲノム配列解析を行います。
約3万個の並び方に違いが無いかを調べるので、非常に時間がかかります。
ですが、厳密に調べるのは最初だけで、後は違いが認められる箇所だけを簡易的に調べる、PCRという方法があるのでそれを使って検査するのです。

人の体は、このわずかな違いを自動的に判別して、免疫効果を発揮するかどうかを判断しているのです。
免疫が何にでも攻撃してしまうと、人間に必要なものも排除してしまうので、この判別はとても重要です。

なぜ、新型肺炎ともいわれるの?

新型コロナウイルスについては、新型肺炎と言われることもあります。
なぜ、そのように言われるのでしょうか?
それは、新型コロナウイルスは肺炎を引き起こすからです。

肺炎は、悪化すると呼吸不全につながる、恐ろしい病気です。
そうなると、人工呼吸器をつける必要があります。
では、なぜ肺炎になるのでしょうか?

それは、新型コロナウイルスが肺、正しくは気管支に侵入しやすい構造をしているからです。
気管支には、繊毛(せんもう)という埃やウイルスを防ぐためのごく小さな毛があるのですが、その細胞へと入ってしまうのです。

ウイルスは、その種類によって侵入しやすい場所があります。
風邪のウイルスは多くの種類があるのですが、その侵入しやすいところが鼻の粘膜なら鼻水が出やすくなり、胃腸なら下痢をしやすくなります。
新型コロナウイルスの場合は、気管支が侵入しやすい場所なのです。

ウイルスに侵入された気管支の細胞は、徐々に弱って死んでしまいます。
その死骸が、気管支へと溜まっていくことで肺炎になるのです。
そのため、新型コロナウイルスは肺炎を引き起こす事から、新型肺炎ともいわれるのです。

まとめ

本記事では、新型コロナウイルスがどのようなものか、簡単にご説明してきました。
こういった病気の感染者は、一度増えると中々歯止めが利かなくなるため、今後も新たな感染者が見つかる可能性は高いでしょう。
しかし、効果が認められる薬品が見つかり、厚生労働省でも特例で認可したため、今後感染が収束に向かう可能性が高くなります。
それまで感染しないように、うがいや手洗い、マスクや外出の自粛など、自分でできる予防策はしっかりと行っておきましょう。

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