子供の成績が伸びない場合、どう接すればいいのか

子育てをしているとお子様の成長の中で様々な悩みがあります。
そしてお子様が小学生になると成績の悩みも出てきます。
特に中学受験をお考えの場合、その悩みは深刻なものになります。
では、お子様の成績が思うように伸びない場合、親御さんはどのようにお子様に接すればよいのでしょう。

今回はお子様の成績が伸びない場合の接し方について解説します。

成績の伸びない原因を探る

お子様の成績が思うように伸びていない場合、まずは伸びない原因を考えてみましょう。
成績が伸びない原因にはいくつかありますが、代表的なものをいくつかご紹介します。

1.そもそも、まだ成績が伸びる時期ではない

塾に通わせたり家庭教師をつけたりすると、その効果がすぐに成績に表れると思っていらっしゃる親御さんも少なくありません。
しかし、勉強した成果が成績に表れるまでには時間がかかります
特に、塾に通わせたり家庭教師をつけたりする前の段階から、普段の学習で躓きが大きい場合、まずその躓きを克服させることが最優先となります

ところが、学校での勉強は待ってはくれません。
今までの弱点を克服している間にも新しいカリキュラムはどんどん進んで行きます。
また、一言で弱点の克服といっても、お子様にとっては簡単なことではありません。
特に、弱点が多かったり、お子様自身の苦手意識が大きかったりする場合は、その弱点を克服するまでには時間がかかってしまうのです。

弱点を克服しながら、今の学習が弱点にならないようにしっかりついていくというのは、私たち大人が想像する以上にとても大変なことです。
そんな大変な時に、親から成績が伸びないことを指摘されると、せっかく頑張ろうと思っている気持ちまで無くなってしまいます。

塾に通わせたり家庭教師をつけたりしてから、まだそれほど時間がたっていないのであれば、今は成績が伸びないことは気にしてはいけません。
時間がかかってもその頑張りは必ず成績に表れます。

また、頑張りが成績に表れるまでの期間には個人差があります。
頑張っているお子様を信じて、成績が伸びる日を待ちましょう。

2.お子様に勉強する気がない

塾に通わせたり家庭教師をつけたりしてから長い時間がたっているのに成績が伸びない、または最近成績が急激に伸びなくなった場合、お子様の気持ちが勉強に向かっていないことが考えられます。

いくら有名な進学塾に通わせたとしても、勉強するお子様自身に勉強する気持ちがなければ、成績が伸びることはなかなかありません。
しかし、多くの親御さんは有名な進学塾などに通わせていることに安心してしまい、勉強に対するお子様の気持ちを汲み取ることが疎かになりがちです。
どんな進学塾の先生も、家庭教師の先生も、決して魔法使いではありません。
お子様自身に勉強に向かう気持ちがなければ、どんな授業を受けてもその効果は半減されてしまいます。

本当は勉強以外のことに時間を使いたいと思っているのに無理やり塾に通わされている、家庭教師をつけられている、とお子様本人が思っているのであれば、まずはその気持ちを変えていく必要があります。

塾に通わせたり家庭教師をつけたりしてから時間がたっても成績が伸びないのであれば、一度お子様と勉強について話し合ってみて下さい。
そして、お子様が勉強に対して気持ちが向いていないのであればその理由を聞き、その上で親としての考えを伝えましょう。
1度の話し合いではお子様の気持ちは変わらないかもしれません。
しかし、何度も話し合い、お子さんの考えに耳を傾け、親としての考えを伝えていくに連れ、次第にお子様の気持ちは変化していきます。

一番やってはいけないのは、勉強に対して気持ちが向いていない状態のお子様は頭ごなしに叱ることです。
お子様も、心のどこかでは勉強をしなければいけないことは分かっています。
それでも、勉強以外に心が向いているのでしょう。
それをただ叱られてしまえば、ますます勉強に対して気持ちが向かわなくなってしまいます。
さらに、叱ることでお子様は、自分を理解してくれないことに大きく傷ついてしまいます。
逆に、親が自分のことを理解してくれているとお子様が実感できれば、少しでも考えを聞き入れるようになってきます。
この機会を、今後の親子関係をさらに良好にするための良いチャンスと捉え、ゆっくり時間をかけて話し合ってみて下さい。

3.勉強方法が間違っている

塾に通わせてから時間が経っていて、お子様本人もしっかり頑張っているのに成績が伸びない場合には、そもそも勉強方法がわからない、または勉強方法が間違っていることが考えられます。

勉強方法が分からないなんてことはない、とお考えの親御さんも多いかもしれませんが、実際、明確に勉強方法が分かっているお子様はほとんどいません。
特に、学校や塾の宿題をしっかりやっているお子様であればあるほど、指示されたことを指示された通りに勉強しているだけで、自分のできないところを自分で勉強しようとすると、途端に何をすればいいのか分からなくなることが多いのです。
そのようなお子様の場合、まずは勉強方法を身に付ける必要があります。
与えられたことを単純にこなす勉強ではなく、自発的な勉強に切り替えていく必要があるのです。
自発的な勉強の第一歩として、まずは、分からないことを調べる・聞くことから始めてみましょう。

また、勉強方法が間違っていて成績が伸びないお子様も非常に多くいます。
代表的な間違った勉強方法は、弱点を克服しようとするあまり、弱い分野すべてをやろうとして、そこに注力するあまり時間が足りなくなり、本来やらなければいけない分野の問題に時間をかけていないというものです。
こうなると、本来、得点源となる得意分野の勉強に費やす時間も足りなくなってしまい、点数が伸びなくなってしまうのです。
これでは、本末転倒ですよね。

また、解けない問題をひたすら考え、1つの問題に時間をかけすぎて効率が悪くなっているお子様も良く見かけます。
解けない問題を自分1人で考えることは決して悪いことではありませんが、どうすれば解けるのかを教わって、類似した問題を多く解いて解き方を身に付ける方がずっと効率的です。

お子様が勉強に時間をかけて一生懸命頑張っているのに成績が伸びない場合には、まずは勉強方法を根本的に見なおしてみましょう。

成績が伸びない時に一番悩んでいるのはお子様本人

お子様の成績が伸びないことを悩んでいる親御さんは想像以上に多いのですが、成績が伸びなくて一番悩んでいるのは、勉強しているお子様本人です。
私たち大人は、代わりに勉強して、テストを受けたり受験したりしてあげることはできません。
だからこそ、成績が伸びない場合には、お子様と一緒にただ悩んだり叱ったりするのではなく、お子様の成績が伸びない悩みを別の方法で解消してあげることを考えてみましょう。
特に、お子様自身は、自分の成績が伸びない原因を自己分析することはなかなかできません。
まずは、成績が伸びない原因をお子様と一緒に探ってみましょう。

また、頑張って勉強しているのに成績が伸びないお子様は、自分の頑張りが認められないことに苦しんでいます。
成績に表れなくても頑張っていることを、一番近くでお子様を見ている親御さんが誉めてあげて下さい。
頑張っていることが成果として表れなくても、親に誉められることが、お子様の勉強に対するモチベーションに繋がります。

褒められて嫌な思いをする人はいませんよね。
それは、お子さんも例外なく一緒なのです。

勉強方法に悩んだら、家庭教師という選択肢も視野に入れる

勉強方法がわからない、勉強方法が間違っているお子様の場合、どんなに有名な進学塾に通ってもその効果は限定的になりがちです。
逆に、早い段階で効果的な勉強方法を身に付けておくと、今後の学習も安心です。
とはいえ、効果的な勉強方法をお子様と親御さんだけで習得していくのは、そんなに簡単なことではありません。
そんな時には、家庭教師を検討してみてはいかがでしょうか?
勉強に対するプロである家庭教師は、お子様1人1人をよく見て、そのお子様に最適な勉強方法を身に付くまでしっかりとサポートします。

また家庭教師は、お子様の悩みだけでなく親御さんの悩みについてもしっかり対応することができます。
お子様の成績でお悩みの場合、家庭教師を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

東京都で中学受験対策の家庭教師をご希望の方は、是非一度、代々木進学会にご連絡下さい。
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講師一同、お待ちしております。

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