中学受験で時事問題は必須!テーマを徹底予想!
中学受験も追い込みの時期となりました。
頑張っているお子様の姿を応援しながらも不安を感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、お子様の受験に保護者の方が不安を感じていると、その不安はお子様にも伝わってしまいます。
不安な気持ちを解消し、お子様にとって本当に頼もしい存在であるためにも、受験に対する正しい情報は欠かすことができません。
今回は時事問題についての情報をお届け致します。
正しい情報を得て、お子様をバックアップしていきましょう。
時事問題とは
時事問題とは、政治や経済など近年起こった国内外の社会情勢に関する問題のことです。
近年の受験では、中学受験だけではなく高校、大学までのすべての受験で出題されており、受験対策として欠かせない分野となっています。
特に大学受験が変化の時を迎え、学んだ知識を身近な事象に当てはめて考えさせるような内容の問題が増えてきていることを考えると、中学受験においても、身の回りに直結している時事問題は今後増えていくと思われます。
また、時事問題は時事問題だけで出題される場合よりも、社会や理科の問題と関連付けて出題される場合が圧倒的に多くなっています。
日々の学習を自分の生活の中に関連させる習慣を、ご家庭で意識していくことが、中学受験だけではなく今後の受験に影響を与えるようになっていきます。
時事問題のメリット
中学受験で出題される問題は、教科に関わらず既習事項が幅広く関連付けて出題されます。
つまり、受験の直前にやったことだけで得点できる問題は少ないのです。
それに対して時事問題は、受験の朝に耳にした内容が出題されて得点できた、という場合も少なくありません。
中学受験では、合否のボーダーライン上に多くの受験生が存在します。
苦しい受験勉強を乗り越えてきた受験生たちは、解ける問題や間違ってしまう問題に似たような傾向が現れますから、教科の問題ではなかなか差が付きません。
このように考えると、時事問題は合否のボーダーラインより1点でも上に行くために非常に重要な役割を果たしていることがわかります。
また、机に向かってテキストで勉強するだけでなく、食事の時にニュースを見ながら家族で話をするだけでも十分に対策ができるのが時事問題です。
算数や国語などの教科についてはなかなか家族みんなで対策をすることはできませんし、状況によってはお子様とけんかになってしまう場合もあります。
その点、時事問題であれば、普段の会話の延長としてみんなで取り組むことができますし、テキストで覚えた知識より、家族で話した内容のほうが頭に残るお子様も多く見られます。
ご家族で取り組める時事問題対策を是非、今から始めてみましょう。
2019年度受験の出題傾向
家族で時事問題対策をすると言っても、どのような問題が出題されているのかわからなければ対策のしようがありません。
そこで、昨年度の入試で多く出題された時事問題についていくつかご紹介します。
潜伏キリシタン関連遺産の世界遺産登録
2018年6月に長崎・天草地方の潜伏キリシタン関連遺跡がユネスコ世界遺産に登録されたことを受け、多くの中学校で世界遺産に関する問題が出されました。
ただ、一口に世界遺産といっても、九州、沖縄地方にある世界遺産の登録件数を答えさせる問題や、東京都に属する自然遺産を答えさせる問題など、今回登録された潜伏キリシタン関連遺産だけに限らず幅広い出題が見られました。
首脳会談
アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が行った、初めての米朝首脳会談に関連する問題も数多く出題されていました。
その内容は、初めての米朝首脳会談が行われた国名や場所を答えさせる問題や、議題となった非核化に関連する問題などとなっていました。
台風、はやぶさ2
理科の時事問題では、2018年に相次いで起こった豪雨や台風、さらに宇宙航空研究開発機構が打ち上げた「はやぶさ2」について扱った問題が目立ちました。
具体的には、台風の特徴や台風が最も多く発生する場所、発生しやすい理由など、また「はやぶさ2」が探査する小惑星の名称についてなどが出題されていました。
2020年度受験の出題予想
それでは、2020年度入試で出題が予想される時事問題のテーマについて解説しておきましょう。
新天皇即位と改元
日本国内における今年一番のニュースは天皇の退位と即位、新元号についてでした。
このことに関連した問題に対応するため、日本国憲法第一章「天皇」についての条文、200年以上の長い年月を経て復活した「上皇」に関する知識を復習しておきましょう。
また、即位に関してゴールデンウイークが10連休になったことや、昨年と変更になった祝日など、祝日に関する知識が問われる可能性もあります。
さらに、新元号の「令和」の典拠が万葉集であったことを踏まえ、万葉集や太宰府についての知識も確認しておく必要があるでしょう。
世界遺産
今年も新たに「百舌鳥・古市古墳群」がユネスコ世界遺産に登録されたことから、世界遺産に関する問題にも引き続き注意が必要です。
世界遺産に関する問題は、登録された世界遺産だけではなく、その世界遺産がある都市や地域に関する問題や、その世界遺産に関する歴史的な問題も含んだ出題が多くなっていますから、今回新たに登録された「百舌鳥・古市古墳群」の代表的な所在地の堺市や、古墳・埴輪などについて総合的に確認をしておく必要があります。
国際情勢
国際情勢においては、米中問題や北朝鮮問題、イギリスのEU離脱、環境問題などを中心に復習しておくことが大切です。
特に、米中問題やイギリスのEU離脱問題、環境問題については2019年12月現在でもニュースで様々に取り上げられていますから、日々のニュースをしっかり確認して、その背景にある出来事も確認しておきましょう。
時事問題対策
それでは最後に、時事問題への対策についてご紹介します。
日々のニュースが大切だとは言え、時事問題対策には時事問題のポイントがまとまったテキストが必要です。
時事問題のテキストはいくつか種類がありますが、ほとんどのテキストで取り上げられている内容はほとんど変わりがありませんから、自分の使いやすいテキストを選びましょう。
そしてテキストに載っている内容に場所(地名)がでてきたら、必ず地図で調べておくことが大切です。
また、歴史的な出来事や理科での学習に関連する事柄は、教科書やテキストでしっかり復習し、関連付けた知識を身につけておくことが時事問題攻略の近道となります。
また、今まで受けた模試で出題された時事問題も時事問題対策においてはよいテキストになります。
この機会にまとめて復習しておくと良いでしょう。
さらに、時事問題の扱いは中学校ごとに傾向が変わりますから、自分の志望校の過去問複数年分で、時事問題がどのくらい出題されているのか、またどのように出題されているのかをしっかりと傾向を確認しておきましょう。
代々木進学会では、中学受験対策の経験豊富な家庭教師が、時事問題を含めた受験に向けた学習内容をより充実させ、目指す中学受験の合格に向けてバックアップしていきます。
中学受験のラストスパートに家庭教師をお考えの場合は、是非、代々木進学会をご検討ください。
東京都で中学受験対策の家庭教師をご希望の方は、是非一度、代々木進学会にご連絡下さい。
お電話・メールどちらでもお問い合わせ頂けます。
講師一同、お待ちしております。