志望校決定のポイントは?中学男子校の御三家について詳しく解説します

志望校決定のポイントは?中学男子校の御三家について詳しく解説します

中学受験を考え、志望校を決める時に必ず目にする「御三家」という言葉。
他にも「新御三家」や「準御三家」などの呼び名もあるほど、中学受験で進学先を決める際の大きな判断基準となっています。
今回は、中学男子校御三家について詳しく解説していきます。

中学男子校の御三家

中学男子校御三家とは、難関大学への進学率が高い男子校私立の中高一貫校の中でも、受験において最難関である開成中学麻布中学武蔵中学の3校を指します。
もともとは、東京大学への合格者数を基準として数ある私立男子中学の中から選ばれました。
現在でも御三家の中で偏差値が一番高い開成は、2019年現役東京大学合格者数が140人となっていて、東京大学進学者日本一と言っても良いでしょう。
偏差値では2番目にあたる麻布も、2019年現役東京大学合格者数70人で、70年以上連続で東京大学合格者トップ10入りを果たしています。
偏差値で3番目となる武蔵は東京大学への合格者数ではやや劣りますが、中学受験の偏差値を考えるとやはり簡単に合格できる中学校ではありません。
ただ、近年は渋谷幕張、栄光学園、聖光学院など新しく東京大学への合格者を伸ばしてきている学校もあり、東京大学合格者トップ3とは言えなくなってきています。

また、この3つの中学校は、中学受験の受験日が3校とも2月1日と同じ日に設定されています。
ですから、当り前ですが、御三家の中の1校しか受験すことができませんので、御三家を志望する場合は、その中のどの中学校を受験するのが自分にとって一番良いのか、じっくりと考える必要があります。

中学男子校御三家と大学受験

御三家という名前に惹かれて受験を考えるお子様や保護者の方が少なくありませんが、中学受験で御三家の受験を考える時には、将来についてまで深く考える必要があります。
誰もが優秀な中学校だと認識している御三家に合格できれば、その後の進路は安泰だという誤解をしている親御さんがいらっしゃるかも知れません。
しかし、中学御三家に入学したからといってその後の進路が安泰になるわけでは決してありません。
むしろ、安泰な進路を考えるのであれば、有名私立大学の附属中学校を受験するのが一番です。
中高一貫校で、大学の附属ではない御三家で学ぶということは、大学のある武蔵中学以外は、6年後に必ず大学受験があることを意味します。
受験の大変さは中学受験であっても大学受験であっても変わりはありません。
ただ、中学受験と大学受験では受験者の層の厚さに大きな違いがあります。
御三家に入学するということは、全国から優秀な子供たちが集まっての受験が、6年後に必ずやってくることをしっかり認識しておく必要があります。
そして、御三家3校ともに、大学受験だけを意識した授業カリキュラムではありません。
中高一貫校だけに授業進度は早く、学校だけに頼っていては大学受験が難しいので、塾に通うのはほぼ当たり前と言えます。
こうした御三家の特性を親子共に理解した上で、御三家を受験するのかどうかを決定しましょう。

御三家の特色

ここからは、御三家と呼ばれる3校についてそれぞれ詳しく解説していきます。

開成中学校

御三家の中でも偏差値や歴史で最初にあげられるのが、明治4年に創立され、140年以上の歴史がある開成中学校です。
全国的にも知名度が非常に高く、私立中学校の中でもトップと言ってよいでしょう。
多くの中高一貫校では高校からの募集がありませんが、開成だけは、少数ながら高校受験での募集があり、高校から入学した生徒に対しては1年間別のクラスでの集中授業などが行われています。
また開成中学校には、初代校長高橋是清の理念を元にした「開物成務」「ペンは剣よりも強し」「質実剛健」「自由」という4つの教育理念があります。
クラブ活動も非常に盛んで、剣道やサッカーなど運動部が22部、管弦楽団や鉄道研究などユニークなものも多い学芸部が29部、さらにスキーやボードゲームなどの同好会が19存在しています。
その中でもクイズ研究会や囲碁部、俳句部は全国大会の常連で、運動部、学芸部ともにOBを含めた先輩後輩の結びつきが強いのが特徴です。
さらに、知性・自由・質実剛健を重んじて基礎学力を養成することを掲げ、生徒たちの自主性や思考力、創造性を重んじ、独自のプリント教材を使用した日々の授業を重視し、習熟度などによってクラスを分けることを行っていないのも特徴です。
また、週34時間、学校6日制を採っていて、英数国理社以外に総合的な学習の時間を設け、基礎学力を含む総合的な学力の充実を図っています。

麻布中学校

明治28年創立で、平成27年に創立120周年を迎えたのが、中学男子校御三家の2番目に挙げられることが多い麻布中学校です。
戦後、東京大学への合格者数トップ10から一度も漏れたことがないただ1つの学校でもあり、政財界、芸能界など幅広く多くの優秀な人材を輩出しています。
自由闊達・自主自立の校風で、校則がほとんどなく、生徒会も存在していないのが大きな特徴です。
進学校でありながらクラブ活動が盛んで、野球やサッカーはもちろん、山岳、ワンダーフォーゲル、オリエンテーリングなど45ものクラブや同好会が存在し、高校の将棋、囲碁は全国大会で優勝した実績があります。
多くの中高一貫校と同様に、高校からの受験はありません。
難関大学への合格率が高い麻布ですが、授業は受験勉強だけに偏らないハイレベルなもので、高校1年生終了時に高校2年生で学ぶ単元は終了しています。
また、国語の卒業共同論文があるなど、書くことを重視したカリキュラムもあります。

武蔵中学校

大正11年に日本最初の7年生の高等学校として創立された武蔵中学校は、現在は中学・高校・大学で構成された一貫校となっています。
他の進学校ではあまり見られない課外授業が盛んで、天文実習や地学巡検などを行いながら自然と触れ合う機会が多いのが特徴です。
また、自由な校風で、伝統的な少数での授業を行い、教科書以外にもオリジナル教材を用いられていて、1人1人の才能を伸ばすことに主眼が置かれています。
80年以上の伝統がある太陽観測部をはじめとして運動部、文化部、同好会合わせて28のクラブ活動があり、その多くが中高合同での活動をしており、年齢を超えた交友関係を築くことができます。
東京大学への合格者数が減少している現実もありますが、自由で独特な校風と伝統を兼ね備えた学校だと言えます。

まとめ

このように、難関大学への合格者数だけではなく、自由な校風と伝統を兼ね備えた中学男子校御三家には、当り前ではありますが超優秀な子供たちが集まっています。
学校の授業だけでは大学受験が難しいという現実はありますが、優秀な生徒が集まる学校で、伝統に裏付けられた独特なカリキュラムの授業を受けるということは、計り知れない価値があります。
御三家という名前だけではなく、それぞれの校風などを理解した上で、将来を見据えて目指してほしいと思います。

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